ヒアルロン酸の種類(製剤)を7つ紹介!違いの比較、おすすめはどれ?【Juvederm Vistaなど】

ヒアルロン酸の種類(製剤)を7つ紹介!違いの比較、おすすめはどれ?【Juvederm Vistaなど】
ヒアルロン酸注入

今回のコラムは、ヒアルロン酸注射で使用する「ヒアルロン酸製剤」の種類を解説します。紹介する製剤は7種類です。ぜひご参考下さい。

ヒアルロン酸注射を知らない方はこちら↓
【初心者向け】ヒアルロン酸注射とは?(リンク)

▶「ヒアルロン酸」について
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ヒアルロン酸とはそもそも何?

ヒアルロン酸は元々体の中にあるもの。

保水性が高く、ヒアルロン酸量の600倍の水分を蓄えられます。

だから、ヒアルロン酸を注入した肌には水分が集まり、うるおいが保たれるのです。

弾力もあるのでクッションになって関節付近に注入して、痛みを和らげる使い方もされています。

ヒアルロン酸注射の歴史
ヒアルロン酸が医療分野で使われ始めたのは、1950年代の眼科手術が始まりです。

ただ美容治療の分野で顔のシワ治療に使われ始めたのは1990年代前半からになります。

そのときのヒアルロン酸は”鶏のトサカ”や”牛”などから作られていました。しかし動物性のヒアルロン酸は、体に合わないとアレルギー反応が出やすいです。

1990年代後半くらいから、動物性でもアレルギー反応が起こりにくいものや微生物で作ったものなどの非動物性のヒアルロン酸が主流になります。

今でこそヒアルロン酸治療でアレルギーが起こるのはレアケースです。

身体の中のヒアルロン酸は減る?

ヒアルロン酸は元々身体の中にあるものですが、加齢につれて減少していきます。その減少量の目安がこちらです。

20歳のヒアルロン酸量を100%とした場合
  • 30歳のヒアルロン酸量=70%
  • 50歳のヒアルロン酸量=40%
  • 60歳のヒアルロン酸量=25%

ヒアルロン酸は一つじゃない

美容治療で注入するヒアルロン酸は、全て同じ「ヒアルロン酸」ではありません。ヒアルロン酸は細かく種類が分かれており、その種類ごとに特徴が違います。また、注入に使用するヒアルロン酸は「製剤」とも呼ばれています。

それぞれ製剤の効果を知っていれば、ヒアルロン酸注射で綺麗にできる箇所はたくさんあります。世の中にある製剤の数だけ、ヒアルロン酸注射はさまざまなお客様の目的に合わせて適切な効果を発揮できるのです。

ヒアルロン酸注射ができる主な美容改善
●リフトアップ
(たるみを引き上げて輪郭を美しく、小さく見せる)
●ボリュームアップ
(しわ、ほうれい線やクマにいれて凹みを治していく)
●審美目的など
(ぷっくり可愛い唇、涙袋をつくったり、シュッとした鼻を作る)

▶ヒアルロン酸注射の効果を詳しく解説

ヒアルロン酸製剤の種類7つ

  • ボリューマXC
  • ボリフトXC
  • ボルベラXC
  • ボラックスXC
  • クレヴィエル コントア
  • ラインフィール コントア
  • リデンシティⅡ

上記が表参道メディカルクリニックで使用しているヒアルロン酸製剤です。

一番最近に発売されたのが「ジュビダームビスタ®ボラックスXC」。ボラックスは2021年2月に厚生労働省に承認されました。

ヒアルロン酸製剤は今も数々の機関が新製品の開発を進めています。

リフトアップならこれ、硬さがほしいならこれ、といったように今後もヒアルロン酸は部位や用途に合わせて最適な製剤が、より細分化・進化をしていくでしょう。

ヒアルロン酸注射は、同じ部位・用途でも患者様の状態や希望次第で使用する製剤の量や種類が異なる場合もあります。
⇩それぞれの解説はこちら⇩

・ボリューマ

ボリューマは、アラガン社からでているJuvederm VistaシリーズのVOLUMA XCという製剤のこと。Juvederm Vistaシリーズは日本で初めて厚生労働省が認可した製材であり、安全性が高いです。

それなりの硬さがあり、入れた箇所に留まる性質(凝集性)が強いことから、リフトアップ治療によく使用されます。持続性も良く、注入後は1~2年かけてじわじわと吸収されていきます。

また、ボリューマはリフトアップだけでなく肌の凹凸(シワなど)をなくすのにも使用可。リフトアップに使用するつもりが、少しだけ製剤が余ってしまったとき、他の部位に注入するという臨機応変な使い道ができます。

ボリューマによって広がったリフトアップ手法
ボリューマによって、顔の上部に注入して顔の下部を持ちあげるヒアルロン酸リフトというリフトアップ法が一気に広まりました。

これまで多くのヒアルロン酸製剤は、顔上部に注入しても、すぐ下の方へ流れ落ちてしまう心配がありました。しかしボリューマならの上に注入した後、パチっと留まってくれるのです。

・ボリフト

ボリフトもJuvederm Vistaシリーズ。

Juvederm Vistaシリーズの中でも馴染みが良くて柔らかいので、入れた後の違和感が少ないと言われているヒアルロン酸製材です。

自然な高さやふくらみを出すのに向いており、ほうれい線の窪みやマリオネットライン、痩せた頬などを改善するボリュームアップによく使用されます。持続性はボリューマと同じくらい。1~2年かけてじわじわ吸収されていきます。

・ボルベラ

ボルベラもJuvederm Vistaシリーズのヒアルロン酸製剤で、主に唇や涙袋を作るのに使用されます。

Juvederm Vistaシリーズの中でも特に柔らかい製剤で、繊細な箇所でもプルンとした綺麗な形を作れます。持続期間は1年~1年半程度。

柔らかいとはいえ形がしっかり出るので、不自然な形になってしまわないよう経験豊富な人に施術してもらうといいでしょう。

・ボラックス

2021年2月に出たアラガン社Juvederm Vistaシリーズのヒアルロン酸製剤です。

同じ形を保つ力が強く、主にフェイスラインや顎、鼻などを綺麗にするのによく使用されます。持続期間は18ヶ月以上と言われています。

硬めのヒアルロン酸製剤で、以前までのJuvederm Vistaシリーズだと難しかったシャープな形成が、ボラックスはできます。

・クレヴィエル

クレヴィエルは化粧品会社Amore Pacific社の皮膚科部門AESTURA社のヒアルロン酸製剤。

鼻・アゴ・額に専用で使用されています。高さのしっかりある鼻の形成に人気です。持続期間は半年~1年ほど。

強度の高いヒアルロン酸ですが、すごく自然で綺麗な形ができます。また、硬さはありますが、かなりカチカチというわけではありません。

・リデンシティⅡ

リデンシティⅡはスイスのCEマーク認可のあるヒアルロン酸製剤です。

用途はボルベラと似ており、主に涙袋や唇に使います。ボルベラとの違いとしては、昔からあって少し安いところ。

また、ボルベラは形がしっかりでるので、自然な形にしたい場合はリデンシティの方が安心です。

自然なので、他の部位にも応用の聞く便利なヒアルロン酸と言えます。持ちは半年~1年ほど。長い人で1年半以上持ちます。

・ビタールライト

ビタールライトは入れた感が少なく、かなり自然な見た目を作れるヒアルロン酸製剤。

他のヒアルロン酸と組み合わせても効果的で、馴染みも良く、どこの部位にも使いやすいです。例えばボリューマでヒアルロン酸リフトをした後、それでもなかなかクマが消えていない人にビタールライトを注入するなどの対応もできます。

近年は自然さを求める患者様も増えていることから、ビタールライトを喜ぶ患者様は多いです。紹介したものの中では一番持続期間が短く3~6カ月ほどで吸収されます。

馴染みが良いからできること
馴染みの悪いヒアルロン酸は注入後にボコボコとしてしまう可能性があります。特に皮膚の薄い目の下などはそうなる可能性が高いです。

ビタールライトはそんな部位にも安心して注入できる、馴染みの良さが魅力。20代の方で元々の骨格によってクマができている人も、これを少し入れるだけです~と消えます。

ヒアルロン酸製剤の料金

ヒアルロン酸注射にかかる費用は、使用する製剤によっても変わります。また、製剤の料金は効果の持ちによる影響も大きいです。表参道メディカルクリニックでは、各ヒアルロン酸製剤の料金を下記のように設定しています。

・ジュビダームビスタ®ボリューマXC 1cc辺り 99,000円
・ジュビダームビスタ®ボリフトXC 1cc辺り  99,000円
・ジュビダームビスタ®ボルベラXC 1cc辺り  99,000円
・ジュビダームビスタ®ボラックスXC 1cc辺り 99,000円
・クレヴィエル・コントア 1cc辺り      77,000円
・リデンシティⅡ 1㏄辺り          77,000円
・ビタールライト 1㏄辺り          44,000円

1日ごとに料金を計算すると
例えばボリューマの効果の持続期間を2年(730日)と仮定すると、99,000円÷730日=約135円。1日135円で、ボリューマの効果を得られるということです。

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ヒアルロン酸注射のメリット

美容効果があるヒアルロン酸注射ですが、美容効果以外にも他の美容治療と比べて嬉しい点があります。それは、美容治療の中でも非常に受けやすい施術であること。

ヒアルロン酸注射は施術後のダウンタイムがほとんどなく、施術にかかる時間も短いです。スケジュールを圧迫せず、簡単に施術を最後まで終えることができます。

また、ヒアルロン酸は時間が経つと体内に吸収されていくので、仮に失敗したとしても数年で元に戻ります。すぐに元に戻したい場合は、施術クリニックや製剤にもよりますが、ヒアルロン酸を溶かす製剤を注入して、元に戻すことも可能です。

【ヒアルロン酸溶解の料金】
・ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸溶解注射)
当院で入れたヒアルロン 33,000円
他院で入れたヒアルロン11,000円

▶ヒアルロン酸注入の効果を詳しく解説

ヒアルロン酸注射のリスク

ヒアルロン酸製剤はどんどん進化を経て安全性が高まっています。

しかしそれでも、注入方法を誤ると皮膚が壊死したり、失明したりなどの合併症が起こる可能性があるのも事実。

施術者の注射技術が大事になりますので、症例を見たり症例数を聞いたりして、信頼できるクリニックを探しましょう。

▶ヒアルロン酸注射のデメリット・失敗例

ヒアルロン酸注射はどこで受ける?

ヒアルロン酸注射は、美容クリニックで受けられる施術です。

ヒアルロン酸は入れれば入れた分だけ変化が起こりやすいもの。

施術者によってしっかりと入れて形を作るのか、自然な形を最優先にするのか、得て不得手や好みなどあります。

施術者の顔、症例に載っている写真を見ると、その人がどんな顔にしてくれるのかを想像しやすくなるでしょう。

プロと話し合い、ヒアルロン酸の種類を選ぼう

このコラムでは表参道メディカルクリニックで注入できるヒアルロン酸の種類(製剤)についてお話しました。ヒアルロン酸の製剤は、ここで紹介したもの以外にもさまざまあります。自分が望むヒアルロン酸製剤は何か、もし興味があれば調べてみましょう。

実際にヒアルロン酸注射を受ける際は、クリニックの診察・カウンセリングにて、どの製剤なら自分の悩みに合うか、自分の体に危険がないか話を聞きましょう。美容治療のプロと話し合いながら、満足のいく美容治療を受けてくださいね。

表参道メディカルクリニックは無料カウンセリングを実施しています。あなたの美容のためにはどの製剤がいいか、もしくはどの美容治療がいいか、ご提案します。カウンセリングに行く時間を取るのが難しい場合は、電話やメールでお問い合わせ頂いても構いません。お待ちしております。

記事の作成者表参道メディカルクリニック編集部
表参道メディカルクリニックの美容情報をお知らせ!メニューやお肌の知識のご参考にお読み下さい。まだ敷居が高いイメージのある美容クリニックをもっと身近に感じて貰うため、美容に馴染みのない方にも分かりやすく発信します。

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