【皮膚科医】紫外線の対策方法!おすすめの日焼け止めや塗り方、SPFとPAとは何かも解説!

スキンケア

本コラムでは夏に大切な紫外線対策、そして日焼け止めについてお話します。

紫外線を上手に対策するためには、そもそも日焼け止めがどういう効果をもたらすのか、知っておきましょう。

PAとSPFの意味や塗り方、美容クリニックだからこそ言えるUVケアにおすすめの美容治療もご紹介します。

動画でも解説
YouTubeにも紫外線対策についてお話しています。
ぜひご視聴ください。

(動画時間:約13分半)

日焼け止めの選び方・塗り方


日焼け止めの効果を示す指標に「SPF」と「PA」があります。

夏は、この数値がどれくらいの日焼け止めを選べばいいのか質問されることが多いです。

この数値の意味をよく分からず、なんとなくで使っている方もいることでしょう。それぞれ解説していきます。

SPFとは

SPFとは、Sun Protection Factor の略です。

シミ・そばかすの原因である、UVB(紫外線B派)を防ぐ成分が入っています。

普通の日本人の場合、何もしないでいると15分~20分ほどで日焼け症状が起こります。

その日焼け症状が起こる時間をどれだけ延長されるか示しているのがSPFの数値です。

基本的に夏のデイリー使用ではSPF20~30くらいで充分でしょう。ただし日焼け止めを肌に塗っている状態を保つため、1日の間でもしっかり塗り直さないと、数値通りの日焼け止めの恩恵を受けることはできません。

SPFの数値が守れる時間を計算

例えばSPF30の場合、15分で日焼けする人に塗ったとすると『15×30=450分の間』日焼け症状が起こらない、といった効果を表します。

ただし、この効果は1c㎡に2mgの量が乗ったときの場合です。

大抵の日焼け止めは、この量を実際に載せると肌の上は真っ白になるので、正直、現実的ではありません。

SPFの効果を正しく使うための注意

上記の説明からも分かる通り、SPFの数値がどんなに高くても、1回塗っただけで安心してはいけません。

人間は皮膚から汗も皮脂も分泌されるので、ずっと1c㎡に2mg乗っている状態でいることはほぼありえないからです。

夏は特に汗や皮脂の分泌も多いので、日焼け止めもメイク崩れのようにすぐに皮膚から取れてしまいます。

基本的にはどれもしっかり塗り直してあげること。これが日焼け止めの効果を持続させるために大切です。

PAとは

PAは、Protection Grade of UVAの略です。

UVBよりも皮膚の深くに入り込んで、たるみの原因になるUVA(紫外線A派)を防ぐ成分が入っています。

+が多いほど効果、UVAを防ぐ効果が高いです。

しかし、その効果はSPFと同じでしっかり皮膚の上に塗れているときに限るので、きちんと塗り直すことが大事です。

飲む日焼け止めの効果


最近ではジェル、スプレー、パウダー、内服用などいろいろな日焼け止めが増えました。

その中でも使い勝手の良いのが、内服する飲む日焼け止め。

飲む日焼け止めは、紫外線による肌の老化現象、その他さまざまなダメージを食い止められます。

飲む日焼け止めを服用するタイミング

飲む日焼け止めは、夏よりも前、紫外線が強くなる時期の最初の方からしっかり飲んでいくのがおすすめです。

そうすれば、日焼けに強い体作りをした状態で夏を迎えられます。

日焼けをするときだけ飲むのでは、耐性のある体になる前に紫外線に当たってしまうので、少しもったいないです。

髪の日焼け止め(紫外線)対策

実は肌だけではなく、髪も日焼けすることを知っていますか?

髪も紫外線に当たり過ぎると、ごわついたり、枝毛っぽくなったり、乾燥したり、さまざまなダメージを負います。

髪の紫外線対策としては、ずっと外にいる方ならスプレータイプの日焼け止めが便利です。

目の日焼け止め(紫外線)対策

目に紫外線を多く浴びると、角膜がダメージを負ってしまいます。

痛みや充血に繋がり、白内障と呼ばれる症状に陥ることも。

また、直射日光を見てはいけないのは当然ですが、目が太陽による明かりを見ることで脳が紫外線を感知し、日焼けをするという説もあります。

日本も夏は紫外線がかなり強くなるので、UV機能付きのサングラスを使用するのもいいでしょう。

首・デコルテの日焼け止め(紫外線)対策

顔のケアは一生懸命やっていても、首やデコルテのUVケアを怠る方は多いです。

顔以外も同じ皮膚なので、紫外線が強く当たりそうな部位は全てしっかりケアしましょう。

美容治療の中には、顔以外にも施術できるものがたくさんあります。

例えばハイドラフェイシャルで角質をとり、フォトフェイシャルでシミになる前のメラニンを壊せば、紫外線によるシミをかなり予防できます。

紫外線から体を守るには


紫外線は普段何をしていても入ってくると思っておいた方が良いです。そのためか、今はUVカットのカーテン、UVカットの入っているガラスなどもあります。

家でも気を付けている方の中には、洗濯物を取り込むだけでも日焼け止めを塗ってから行うという方も。

また、勘違いしている人も多いのですが、通常のマスクに紫外線をカットする効果はありません。

多少の散乱はするかもしれませんが、マスクをしているからと紫外線対策ができるとは思わない方がいいでしょう。
(あくまで普通のマスクの場合です。UVカット機能を付けている特殊なマスクはあるかもしれません。)

おすすめの日焼け止め

U・Vlock
表参道メディカルクリニックに置いてある”飲む日焼け止め”。1箱30粒入り(30日分)税込7,020円です。当院でも海好きなスタッフは毎年4月からこれを服用して、日焼けに強くてシミを作らない体を作って夏を乗り越えています。
ゼオスキンヘルス パウダーサンスクリーン
多くの方が効果を実感しているメディカルコスメ「ゼオスキンシリーズ」。そのパウダータイプの日焼け止めです。こちらもクリニックに置いてあります。一塗りでケアできるのでベタベタ塗る必要がなく、テカリの防止にもなりますよ。
ラロッシュポゼ
下地にも使える人気の日焼け止め。この上にファンデーションやBBクリームで日焼け止め成分が入っているものを使うとより効果的です。通勤する程度の予定であればこれで大丈夫でしょう。

紫外線対策におすすめの美容治療

メソナJ
夏は紫外線で皮膚が疲れてきたり、冷房で乾燥したりすることも多いです。そうして疲れた肌には、メソナJで栄養を入れてあげるのがピッタリ。
保湿効果のある成分やビタミンCもいいですし、紫外線で肝斑が悪化する場合はトラネキサム酸も効果的です。
ピーリング治療
ピーリングができる治療は、例えばハイドラフェイシャルやサリチル酸ピーリングなど。これら一つでも定期的にやるだけでも肌の状態が安定します。

紫外線対策は先手必勝!日焼け止めを早めに準備しましょう!

日焼けをしてから慌てるのではなく、日焼けすること前提で事前に対策しておくことが重要です。

そのために非常に簡単なのは飲む日焼け止め。紫外線に強い体作りをするなら、夏の前から飲む日焼け止めを服用するのがオススメです。

そして紫外線に当たることが多くなった際は、塗る日焼け止めを駆使して、肌をしっかり守りましょう。

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