トラネキサム酸の効果3つと副作用!授乳中・妊娠中OK?

トラネキサム酸の効果3つと副作用!授乳中・妊娠中OK?
成分

ここは「トラネキサム酸とは何か」の紹介コラムです。シミ取り治療にも活用されている薬ですので、美白を求めている方はぜひご参考下さい。

「トラネキサム酸」について
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トラネキサム酸とは

トラネキサム酸は必須アミノ酸のリシンを元に、人工的に生成されたアミノ酸の一種です。

医療機関では医療用医薬品として配合された薬が処方されており、市販ではOTC医薬品(※市販薬のこと)として含有量を少なくした薬が販売されています。

美容クリニック等ではシミや肝斑などの黒ずみを改善する効果が注目を浴びていますが、抗炎症作用や止血作用もあり、医療の世界で幅広く活用されている成分です。

トラネキサム酸の効果3つ


トラネキサム酸はプラスミンの働きを阻害する「抗プラスミン作用」があります。

プラスミンは炎症やアレルギー反応に影響するタンパク質です。トラネキサム酸はこの「抗プラスミン作用」によって、これから紹介する主な効果を引き起こします。

  • シミ、肝斑の予防と改善(美白)
  • 炎症やアレルギーを抑える(のど、口内炎)
  • 血液の溶解を抑える(止血)

・シミ、肝斑の予防と改善(美白)

プラスミンは、黒い色素(メラニン)を生み出すメラノサイトを活性化させます。

つまりトラネキサム酸でこのプラスミンの働きを抑制していれば、黒い色素が発生しにくくなるのです。

また、トラネキサム酸は1979年に肝斑治療にも有効性が高いと報告されており、肝斑に悩む患者様にもよく処方されています。

▶メラニンとは?

肝斑とは?
肝斑は紫外線やホルモンバランスの乱れなどで皮膚が炎症して、シミのような見た目になる症状です。

通常のシミと違って厄介なのは、肝斑自体に不用意に刺激を与えると余計に濃くなる性質を持つこと。

そのためシミの中でも治療が困難とされている肝斑ですが、トラネキサム酸は肝斑を生み出すメラノサイトへ直接作用するので、余計な刺激を与えずに改善ができます。

※勘違いされることもありますが、トラネキサム酸に肝斑の原因の一つと言われる「ホルモン」へ直接影響を与えるような効果はありません。

▶肝斑とは?

・炎症やアレルギーを抑える(のど、口内炎、ニキビ)

プラスミンは炎症を引き起こす物質を誘発します。そんなプラスミンの働きを、トラネキサム酸は抑制します。

この効果により、トラネキサム酸は湿疹や蕁麻疹の治療に処方されたり、のどの治療薬や歯磨き粉にもよく配合されたりしています。

また、ニキビも炎症が引き起こす症状なので、抗炎症作用によってニキビ予防にもなります。

・血液の溶解を抑える(止血)

プラスミンには、固まった血液を溶かす働きがあります。これは、血管内で血液をスムーズに流すための作用です。

しかし流れやすくなった血液は体外へ向かうときも同様なので、怪我や生理中だと出血が増えてしまいます。

トラネキサム酸を服用してプラスミンの働きを抑えれば、血液が早く固まって止血しやすくなるのです。

トラネキサム酸の処方は
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トラネキサム酸の副作用

  • 食欲不振
  • 悪心
  • 嘔吐
  • 胸やけ
  • 眠気
  • 痒み
  • 発疹

トラネキサム酸は安全性が高く、副作用が起こる可能性はほとんどないと言われています。しかし、リスクが全く0というわけではありません。

トラネキサム酸の副作用としては、上記の症状などが報告されています。服用中、体の状態に違和感を覚えたら速やかに医師に相談してください。

トラネキサム酸は白髪が増える?
トラネキサム酸を服用すると、副作用で白髪が増えるという噂が出ています。しかし、実際はトラネキサム酸が白髪を増やすという医学的根拠はありません。

トラネキサム酸の注意点

トラネキサム酸は、持病のある方や他の医薬品を服用している方、過去にアレルギー症状の出たことのある方は医師に相談した上で服用しましょう。

特に心筋梗塞、脳血栓、血栓性静脈炎など血栓による病を持つ方は注意してください。これは「トラネキサム酸の効果」でもお話したように、血栓の溶けに影響が出るためです。

また、トラネキサム酸は妊娠中・授乳中でも内服できますが、このような血栓症のリスクから、場合によっては処方をお断りする場合もあります。処方の可否はクリニックでよく相談しておきましょう。

トロンビンとの併用はNG
トロンビンは止血剤の1種です。血栓ができやすくなるため、トラネキサム酸との併用は禁忌とされています。

トラネキサム酸はどこで買う?


トラネキサム酸は「OTC医薬品」として、薬局やネット通販でも購入ができます。

しかしトラネキサム酸の含有量は、医療用医薬品は2000mgまで、OTC医薬品は750mgまでと決められています。

より高い効果を求めるなら、医師の診察を受けて含有量の多い医療用医薬品を処方してもらうのがおすすめです。

OTC医薬品とは?
OTC医薬品とは市販薬のことです。また、トラネキサム酸はOTC医薬品としては初めて肝斑の改善効果が認められた成分です。

シミ治療で失敗しないために
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トラネキサム酸を配合した医療用医薬品

錠剤
・トランサミン錠250mg
・トランサミン錠500mg
カプセル剤
・トランサミンカプセル250mg
散剤
・トランサミン散50%

トランサミンの用法用量

トラネキサム酸が配合された処方薬「トランサミン」は250mgであれば1日3~8錠、500mgであれば1日2~4錠。

合計750~1500mgを1日に2~3回で分けて服用するのが目安と言われています。

しかし実際の用法用量は年齢や症状、目的にもよるので、医師の指示をしっかり聞いて守りましょう。

トランサミンはいつ効果を実感できる?

トランサミンの効果を実感し始めるのは服用後1ヵ月後からと言われています。

服用を初めて即日効果が発揮するものではないためご注意下ください。数か月単位で継続して服用をしていくことで、より改善効果は高くなっていきます。

トランサミンは長期服用してもいい?

トランサミンは、長期間服用しても問題ないとされています。しかし血栓ができるリスクを考えて、クリニックによって服用期間の指示はさまざまです。

もちろん、服用の量・頻度や患者の状態・目的によっても適切な期間は変わるでしょう。

トランサミンの服用を止めたら効果は戻る?

トランサミンの服用を止めると、抑制されていたメラノサイトの働きが再開するかもしれません。

そうなると、服用中よりも再びシミや肝斑が発生する可能性は高まると考えられます。

トラネキサム酸を配合した市販化粧品の効果


美白効果を出すために市販で売られている、トラネキサム酸が配合された化粧品。

これらはシミの予防効果が期待できますが、今あるシミの改善は難しいと言われています。その理由として主に、トラネキサム酸の含有量の少なさが挙げられます。

肝斑やシミをしっかり直したい方は、クリニックで効き目の高い薬を処方してもらうのがオススメです。

早くトラネキサム酸を試したい、クリニックに行く時間がない方と言う方は、お試しで使用してみてもいいでしょう。

トラネキサム酸は安全性が高いシミの内服治療

トラネキサム酸はシミや肝斑を改善する効果があるので、当院のような美容クリニックでも処方されています。

トランサミンを活用すれば、レーザーで肌に刺激を与えるような施術よりも、安全性が高い内服療法が可能です。

シミや肝斑にお悩みの方、トラネキサム酸に興味や疑問がある方は、ぜひ当院に一度ご相談ください。

クリニックへ行く時間が取れない方は、メールやお電話のお問い合せもお待ちしています。

クリニックにお越し頂ければ多種の美容治療や内服薬から、あなたの目的に合う改善方法をご提案致します。

一度当院にお越し頂いたことのある患者様であれば、オンライン診療でもトランサミン錠を処方できる可能性があります。そちらもぜひご検討ください。

記事の作成者表参道メディカルクリニック編集部
表参道メディカルクリニックの美容情報をお知らせ!メニューやお肌の知識のご参考にお読み下さい。まだ敷居が高いイメージのある美容クリニックをもっと身近に感じて貰うため、美容に馴染みのない方にも分かりやすく発信します。

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