老人性色素斑とは?消えないの?【5種類の治す方法】

ここは「老人性色素斑とは何か」の紹介コラムです。原因、消す方法、予防方法も解説するので、ぜひご参考下さい。
老人性色素斑とは
老人性色素斑は加齢の代表とも言える現象で、シミの中でも一番多くの人に生じている種類。色は茶色で形や大きさは不定形です。
紫外線(日光)が当たりやすい部位に生じやすいため、”日光性黒子”とも呼ばれています。
20代で生じる方もいますが、多くは40代以降に現れ、50代以降だと8割の方に出現していると言われています。
老人性色素斑の原因
老人性色素斑が生じるのは、紫外線によるメラニンの異常生産が原因です。
【通常の肌】
肌は紫外線を浴びると紫外線によるダメージから身を守るためにメラニンを生産します。
生産されたメラニンはやがてターンオーバーによって排出されて、肌は普段の色に戻ります。
【老人性色素斑が生じる肌】
肌は紫外線を浴びすぎるとエラーを起こして、いつまでもメラニンを生産するようになります。
その結果、ターンオーバーで排出しきれないほどのメラニンが皮膚内に溜まって老人性色素斑が生じるのです。
- ※メラニンとは
- メラニンは体内にある黒い色素です。
私たち日本人の髪や瞳も、肌のシミやくすみもメラニン色素があるから黒い見た目になっています。
また、メラニンは色を黒くするだけではなく、紫外線による攻撃から肌を守るという大事な役割があります。
老人性色素斑は消えない?
老人性色素斑は、老いたらずっと残りそうな名称をしているので、不安に思う方も多いでしょう。
でも安心してください。老人性色素斑にも消す方法はあります。
それが下記です。
- メラニンの生産を抑える
- メラニンの排出を促す
老人性色素斑を改善するためには、紫外線によって増加したメラニンを排出しましょう。
しかしせっかくメラニンを排出しても、再び肌がメラニンの生産を始めると再発が起きてイタチごっこです。
そのため老人性色素斑を根本的に改善させるなら、
メラニン生産の指令を出し続けている細胞を排除するべきとも言われています。
そこで効果的なのが美容クリニックで扱える美容治療機器です。
老人性色素斑を消す治療例
- レーザー治療
- 光治療
- マイクロニードルRF治療
- ピーリング治療
- 治療薬
●レーザー治療(ピコレーザー等)
美容治療で活躍しているレーザー治療「ピコレーザー」や「スペクトラレーザー」などは、メラニンを直接粉砕します。
1回の施術で狙った部分のメラニンをしっかり破壊する”スポット”という照射方法は、メラニン生産の指令を出し続ける異常細胞をも一緒に排除できるおすすめの治療方法です。
ただしレーザー治療で強い刺激を与えると、老人性色素斑とは別のシミ”炎症後色素沈着”を起こすこともあるので、しっかりとクリニックの診察を受けて、話し合ってから実行してください。
また、レーザー治療には”スポット照射”の他、広範囲を弱い出力で照射する”トーニング”というモードもあります。
●光治療(フォトフェイシャル等)
美容クリニックで受ける代表的なシミ治療と言えば、IPLという特殊な光を肌へ照射する「フォトフェイシャル」です。
照射した光はメラニン色素を破壊するだけでなく、皮膚内のコラーゲン増幅や、ターンオーバーを促進する効果もあります。
1回の施術で劇的に変化が起こる施術ではありませんが、フォトフェイシャルの光はレーザー治療と比べて優しく、肌への負担が軽いです。
1度でメラニン生産の指令を出し続ける異常細胞まで完全に破壊することは難しく、しっかり治療するには定期的な照射が必要となります。
●マイクロニードルRF治療(ポテンツァ等)
無数の細かな針を肌に刺して、皮膚の深いところへ高周波を照射する治療です。シミに効果のある施術でいうと「ポテンツァ」などが挙げられます。
照射した高周波が皮膚の奥にまで届いて、メラニンの生成を抑制。針で刺した穴は目に見えないほど小さく、そこから美容成分を導入して肌へよく浸透させることもできます。
●ピーリング治療(ミラノリピール等)
ピーリングとは、肌にターンオーバーを促すケアのこと。
ターンオーバー周期が整うと、シミ治療だけでなく肌の張りや艶、毛穴の開きなど全体的な肌質の改善が見込めます。
当院であれば例えば「マッサージピール」や「サリチル酸ピーリング」などがあり、これらは施術時間も10分ほどで終わるので、美容治療が初めての方も受けやすいです。また、顔以外で身体にできた黒ずみを治したい方は「ミラノリピール」もおすすめ。
ただし、ピーリングはメラニンの排出を促す効果はありますが、メラニンの生産を止める効果はあまり期待できません。
●治療薬
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、シミ治療の際に美容クリニックでよく処方される薬です。
ハイドロキノンには、メラノサイトの働きを抑制してメラニンの増加を抑える効果があります。
市販の美容液に含まれていることもある成分ですが、日本だとまだ配合濃度の規制がまだされていません。
よく分からないまま濃度の高いものを使用すると炎症や白斑ができる副作用があるため、医療機関で説明を受けながら処方してもらうのがオススメです。
・トレチノイン
トレチノインには肌のターンオーバーを促進する働きがあり、これがメラニンの排出にも影響を与えます。
メラニンの生産を抑えるハイドロキノンと併用してシミを治療することも多いです。
トレチノインは皮剥けによる赤み・痒み・乾燥などの副作用が強いため、医療機関でのみ処方が許されています。
・トラネキサム酸
トラネキサム酸も、シミにお悩みの患者様が治療のためによく処方されるお薬です。
メラニンの生産を促すプラスミンという成分の働きを阻害します。副作用が少なく、抗炎症作用もあります。
・ビタミンC
ビタミンCは抗酸化作用を持っており、メラニンの生成を抑制する働きもあります。
ビタミンCは水に溶けやすく、経口摂取した場合はほとんどが尿に溶けて、身体が吸収する前に排出されてしまいます。
そこでオススメなのは「高濃度ビタミンC点滴」。点滴なら薄まることなくビタミンCを体内へ効率的を届けられます。
老人性色素斑の予防方法
老人性色素斑を予防に大事なのは「紫外線を浴びないこと」です。
特に夏場や外出する頻度の多いときは、日焼け止め、日傘、帽子など、UVカットできるアイテムを用いりましょう。
顔や背中はもちろんですが、手なども手洗いの際に日焼け止めが落ちて紫外線ダメージを受けやすい部位。
老人性色素斑はどこにでも生じる可能性があるので、UVケアが疎かになっているところはないか注意しましょう。
老人性色素斑でお悩みなら美容クリニックへ
今回、肌の黒ずみの1種である「老人性色素斑」についてお話しました。
当院では老人性色素斑はもちろん、他にも多種多様なシミの治療を行っています。
シミのこと、美容のことでお悩みであれば、ぜひ一度お気軽にご相談ください。来院のご予約はもちろん、電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。
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