ヒアルロン酸注入の副作用・失敗・デメリットとは?後悔しない対策方法

本コラムは、ヒアルロン酸注入で起こり得る「副作用・失敗」を紹介します。
多くの人に喜んでもらって人気と知名度の高いヒアルロン酸ですが、デメリットはないのか、どんな後悔があるのか知っていますか?
失敗しないための対策方法も解説するので、ヒアルロン酸注入に興味がある方はぜひご参考下さい。
目次
ヒアルロン酸注入とは
ヒアルロン酸は、元々体内で生成させる美容成分です。高い保水力を持ち、肌触りを良くしてくれます。
美容治療には、このヒアルロン酸の製剤を使用した施術があり、プチ整形として人気が高いです。
ヒアルロン酸を注入は主に輪郭を形成するのに活用されますが、シワや乾燥を改善する効果もあります。
ヒアルロン酸注入にデメリットはある?
ヒアルロン酸注入は、成功ばかりではありません。
受けた人の中には思うような形にならなかったり、副作用が強く出たりなど、失敗した方もいます。
もちろん失敗よりも成功して喜ばれている方が圧倒的に多いのですが、万が一のことを想定してどんな後悔があるのか、対策・心構えを考えておきましょう。
ヒアルロン酸注入の副作用7つ
- 内出血
- 腫れ・むくみ
- 痛み・違和感
- 肌の色味が変わる
- 血管閉塞
- 感染症
- アレルギー反応
上記は、ヒアルロン酸注入によって起こり得る主な副作用の例です。
大抵は軽い症状で、赤みなどはメイクで隠せたり、1週間以上も経過すれば治まることがほとんど。
それでも、場合によっては大きな健康被害となるケースもあるので、用心が必要です。
1.内出血
内出血は皮膚に針を刺す施術全てにおいて起こり得る副作用です。
ヒアルロン酸注入も当然、注射を用いりますので内出血を起こすリスクがあります。
特に皮膚の薄い部位や毛細血管の多い部位を施術する際に起こりやすいです。
2.腫れ・浮腫み
ヒアルロン酸は、注入した箇所が浮腫んでくる可能性があります。
基本的にはすぐに治まりますが、症状が起きた際は注射箇所に刺激を与えないようにしましょう。
アルコールを摂取するとより浮腫みやすくなるので、施術してすぐはお酒を控えておくのが賢明です。
3.痛み・違和感
ヒアルロン酸注入の施術中は皮膚に針を刺す痛みがありますが、その痛みは麻酔である程度抑えられます。
しかし施術後は麻酔が切れるため、後から痛みや違和感を覚える方も。痛みがずっと続くようであれば医療機関に相談しましょう。
4.肌の色味が変わる
ヒアルロン酸注入は、赤み以外でも注射箇所の色味が変わることがあります。
例えば皮膚の薄い箇所にヒアルロン酸を浅く多く注入してしまった場合。肌の上からヒアルロン酸が透けて見えてしまうことがあります。
5.血管閉塞
血管閉塞とは、血管を塞いでしまって血液が流れなくなる症状。
ヒアルロン酸を誤って血管に注入してしまうと起こります。必要な場所に血液が届かなくなり、その場所は壊死するかもしれません。
ヒアルロン酸注入の中でも特に危険視されている副作用です。注意しましょう。
6.感染症
滅多にありませんが、ヒアルロン酸注入によって感染症になることも。
不衛生な環境で施術を行うと、注射中に菌が入り込んでしまうかもしれません。
カウンセリング等で、クリニックの室内や機材の衛生面をチェックしておきましょう。
7.アレルギー反応
ヒアルロン酸注入でアレルギー反応が起こる可能性は0ではありませんが、0.05%というわずかな確率です。
ただしヒアルロン酸注入で使用する製剤は、今も新しいものがどんどん生まれています。
その新製剤によってはアレルギー反応の起こりやすさも変わるかもしれません。油断せずクリニックに相談して製剤を決めましょう。
ヒアルロン酸注入の失敗5つ
-
- 左右非対称になる
- 膨らみすぎる
- 皮膚が突っ張る
- 表情が不自然になる
- 肌触りに異物感が出る
上記は健康被害とは別に、ヒアルロン酸注入で後悔した人に起こった失敗の例です。
美容治療の目的は美しくなることが目的であるはずが、施術後、理想の形になっていない方もいます。
せっかくお金を払って施術してもらうのに、逆効果にならないよう対策を考えましょう。
1.左右非対称になる
ヒアルロン酸を左右どちらかだけに多く入れてしまう失敗です。
元々、完全に顔が左右均等である人はなかなかいません。だからこそヒアルロン酸で左右均等にしたいという患者はたくさん。
それなのに注入量を間違えると、結局、新しい左右差が生まれてしまうのです。
2.膨らみすぎる
ヒアルロン酸は注入した箇所のボリュームアップが主な目的です。
しかしボリュームアップもやり過ぎれば違和感となり、触るとしこりになっていることもあります。
施術箇所次第でどれくらいボリュームアップさせるか、調整が大事です。
3.皮膚が突っ張る
ヒアルロン酸注入はシワなどによる肌の溝を埋めたり、たるみを引き上げる効果を出せます。
しかし、この効果もやり過ぎると肌が張ってパツパツになることも。見た目が変になるだけでなく、皮膚が引っ張られてダメージを受ける可能性もあります。
4.表情が不自然になる
ヒアルロン酸注入をしたあと、普段は違和感がなくても、表情の動かし方によって不自然になることがあります。
1つ2つの表情だけ確かめて効果を確かめるのは注意です。いろんな表情の筋肉の動きを把握して注入しないと、思わぬときに不自然な見た目になっているかもしれません。
5.肌触りに異物感が出る
ヒアルロン酸によって、肌を触ったときに異物感が生まれることがあります。
見た目が自然だったとしても、油断してはいけません。ヒアルロン酸注入は使用する製剤によって感触が違うので、注入箇所の肌触りに合う製剤を施術者に聞いてみましょう。
ヒアルロン酸注入の注意点
- 効果は永続ではない
- 注入できない場合もある
・効果は永続ではない
注入したヒアルロン酸は、ずっと残るわけではありません。徐々に体内で溶けて吸収されていき、なくなります。
吸収されるスピードは製剤や体質、過ごし方次第。適度なタイミングで再注入をしていくと、効果の持ちが安定するケースもあります。
・注入できない場合もある
ヒアルロン酸は誰でも入れられるわけではありません。
注入箇所の状態や、体質次第では施術ができない方もいます。
持病やケガなど自分の状態をクリニックにしっかり話しておきましょう。
ヒアルロン酸注入の副作用・失敗対策3つ
- 安心できるクリニックを探す
- 施術者と目指す顔を話し合う
- 施術者に自分の体質を伝えておく
1.安心できるクリニックを探す
ヒアルロン酸を患者に注入するのはクリニックにいる施術者です。
ヒアルロン酸注入の完成度は、施術者の技術力とセンスがとても重要になります。
施術者の顔やヒアルロン酸を入れた症例を見て、自分のなりたい顔に近いか考えましょう。
2.施術者と目指す顔を話し合う
施術者が作ろうとしている顔と、患者が目指している顔は、同じとは限りません。
自分にとっては失敗だけど、施術者にとっては美しい形になる、といった結果もあり得ます。
自分の望む形にしてもらうためには、どんな顔になりたいのかをしっかり伝えておきましょう。
3.施術者に自分の体質を伝えておく
ヒアルロン酸注入には副作用のリスクがあります。
副作用は施術者のスキルはもちろん、患者の状態によっても起こる可能性が変わるものです。
自分の体調・体質をあらかじめ施術者にしっかり話すことで防げる副作用もあります。
ヒアルロン酸注入で後悔のしないよう対策しよう
ヒアルロン酸注入の副作用や失敗例を紹介しましたが、このリスクは自分で軽減可能。
しっかり対策しておけば、ヒアルロン酸注入によって理想の顔の形になれる可能性がググっと上がります。
もしヒアルロン酸注入に関して不安なことや悩みがあれば、クリニックにいる美容治療のプロに聞いておきましょう。
表参道メディカルクリニックでは、無料のカウンセリングも実施中です。メールや電話でも、ぜひ気兼ねなくお問い合わせください。