【分かりやすく解説】活性酸素とは?増える原因と除去方法(抗酸化作用)

ここは「活性酸素(抗酸化作用)とは何か」の紹介コラムです。活性酸素が肌にどんな影響を与えるのか、ご参考下さい。
◆このコラムで分かること
活性酸素とは
活性酸素とは、体内に取り込んだ酸素が活発になった状態のこと。
人それぞれの過ごし方にも寄りますが、身体に取り込んだ酸素の0.1~3%は体内で活性酸素に変わると言われています。
活性酸素は通常であれば、有害なウイルスや細菌など倒すための免疫機能として身体に必要な存在です。
活性酸素が増えるデメリット
活性酸素は免疫機能として働く一方で、増えすぎると体に必要な細胞にもダメージを与えてしまうのが難点です。
また、人の老化による肌の衰えは活性酸素が大きな原因の一つと言われています。
活性酸素は日常生活のさまざまな要因で増えるため、日頃からケアをしていかなければなりません。
活性酸素が増える原因(例)
- 老化
- ストレス
- 飲酒
- 喫煙
- 激しい運動
- 紫外線 などなど
活性酸素は日常生活にある些細な行動でも増えるので、肌の美しさを保つためには常日頃から注意しなければなりません。
抗酸化作用とは
抗酸化作用とは、活性酸素の発生やその動きを抑制して、活性酵素を取り除く働きです。
美容系の商品や施術にも、抗酸化作用を謳っているメニューは多いです。
そして世の中には抗酸化作用のある食べ物や成分もたくさんあります。
酸化量は日々の行動によっても変わるので、美容のためにはなるべく体に抗酸化を促す生活を心がけてみましょう。
抗酸化作用で肌は綺麗になる
抗酸化作用のある成分を身体に取り入れると、下記のようなさまざまな美容効果が期待でき、アンチエイジングが可能です。
張り・しわ・たるみ改善
活性酸素は皮膚の中にある美容成分を減少させて、肌を支えるための土台を弱体化させてしまいます。
逆に抗酸化作用を促して美容成分を守れば、肌の張りは保たれ、シワやたるみの生まれにくい肌が作られるのです。
- 美容成分って例えば?
- 肌の張りは、コラーゲンやエラスチンといった美容成分の量が大きく関係しています。
皮膚の中にあるこれら美容成分が、肌を外側へ押し上げてくれるからこそ、皮膚の重さに負けないふっくらとした肌が作れます。
黒ずみ・しみ・くすみ改善
活性酸素は皮膚を攻撃して、さらにメラニンという黒い色素も増やしてしまいます。
逆に言うと抗酸化作用を摂り入れれば、メラニンを増やす要因を一つ減らせるので、黒ずみの予防が可能です。
- メラニンってなに?
- メラニンは、肌の黒ずみの元となる黒い色素です。メラニンが多いほど肌は黒くなります。
活性酸素が肌を攻撃しているとき、皮膚細胞はその活性酸素を撃退するためにメラニンを大量に生産します。
その結果、肌のダメージが抑えられるのと引き換えに、皮膚は黒ずんでいくのです。
健康効果
抗酸化作用によって活性酸素を減らし細胞が傷つかないようにすれば、美容だけでなく健康面にも良い影響を与えます。
なぜなら過剰に増えた活性酵素は身体の老化を早めてシワやシミなどの美容的なマイナスのほか、癌・糖尿病・脂質異常症・動脈硬化などの生活習慣病の原因にもなるからです。
美容のために抗酸化作用を摂り入れていけば、同時に免疫機能も強化されて若々しく元気な身体作りに繋がっていきます。
活性酸素を除去する成分(抗酸化物質)
抗酸化作用のある物質のことを、抗酸化物質と呼びます。
積極的に摂取すれば肌が活性酸素に傷つけられるのを抑えます。
下記は抗酸化物質としてよく挙げられる成分の例です。
- 抗酸化ビタミン
- ポリフェノール
- コエンザイムQ10
・抗酸化ビタミン
抗酸化ビタミンとは、その名の通り抗酸化作用のあるビタミンのことです。主にビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどが挙げられます。
・ビタミンA
ビタミンAに含まれている成分の中では、特にβカロテンの抗酸化作用が強いとされています。
βカロテンは油と一緒に摂ると吸収が良いので、油炒めや揚げ物にして食べるのもおすすめです。
- ビタミンAが豊富な食品(例)
-
- にんじん
- ほうれん草
- ピーマン
- ブロッコリー
・ビタミンC
ビタミンCも抗酸化作用が非常に強く、さまざまな美容系商品に配合されています。
ビタミンCは体内で貯蓄できないため、一度に大量摂取するのではなく、毎日のこまめな摂取が重要です。
短期間で大量に摂取しても体内で使いきれず余ったビタミンCは、尿として排出されてしまいます。
- ビタミンCが豊富な食品(例)
-
- レモン
- ピーマン
- ブロッコリー
- ほうれん草
・ビタミンE
ビタミンEは活性酸素だけでなく、老化や病気を引き起こす過酸化脂質の抑制も行います。
ビタミンEは脂溶性で、水溶性のビタミンCと一緒に摂取すると相乗効果が生まれます。
- ビタミンEが豊富な食品(例)
-
- アーモンド
- ヘーゼルナッツ
- ツナ缶
- モロヘイヤ
・ポリフェノール
ポリフェノールはほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分です。
水に溶けやすく、摂取後は数時間で効果が消えてしまうため、こまめに摂りましょう。
- ポリフェノールが豊富な食品(例)
-
- カカオ
- ブルーベリー
- お茶
- 大豆
・コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、もともと体の中にあるものですが、加齢と共に減っていきます。
コエンザイムQ10自身が抗酸化作用を起こしたり、弱ったビタミンEを回復させたりする働きもあります。
- コエンザイムQ10が豊富な食品(例)
-
- 魚
- 肉
- 大豆
抗酸化作用を取り入れてスキンケアしよう!
エイジングケアに効果的な抗酸化対策は、カラダの内側からのアプローチも重要です。食生活を見直したり、睡眠や紫外線対策なども考えて、美しい肌を守りましょう。
表参道メディカルクリニックには、抗酸化ビタミンを体内に注入する「高濃度ビタミンC点滴」などの他、肌を綺麗にする美容施術をたくさん用意しています。
美容についてお悩みがあるなら、ぜひ一度ご相談ください。来院のご予約はもちろん、電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。
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