ピコレーザーとQスイッチレーザー(ナノレーザー)の違いは?効果やダウンタイムを比較します

ピコレーザー

本コラムは「ピコレーザーとQスイッチレーザーの違い」についてお話します。

そもそもピコレーザーとQスイッチレーザーがどのような治療・機器を表しているのか。

その説明の上、効果やダウンタイムの違いなどを解説していきます。

「レーザー治療」について
お問い合わせはこちら

Qスイッチレーザーとピコレーザーの意味の違い

まず端的に違いを説明すると、ピコレーザーとQスイッチレーザーは、照射するレーザーの「パルス幅」が違います。

パルス幅とは、1度の照射で肌にレーザーを当てている時間の長さです。

パルス幅の数値が大きいほどレーザーが長い時間当たり、少ないほどレーザーが短い時間当たります。

・ピコレーザーのパルス幅

ピコレーザーはピコ秒単位のパルス幅で照射が可能なレーザー機器です。

ピコレーザーの「ピコ」とはピコ秒=1兆分の1秒のことを指します。

つまり、1兆分の1秒刻みで照射時間を調整できるレーザー機器ということ。

・Qスイッチレーザーのパルス幅

Qスイッチレーザーの「Qスイッチ」とは、レーザーの威力を強くする技術のこと。

Qスイッチレーザーは、厳密には”ナノレーザー”にQスイッチ性能を搭載したレーザー機器です。

「ナノ」はナノ秒=10臆分の1秒のことを指します。つまり、Qスイッチレーザーは10臆分の1秒単位(ピコレーザーの1000倍)のパルス幅で照射時間を調整できるレーザー機器です。

厳密に言うと
Qスイッチレーザーはナノレーザー機器の内のひとつなので、本コラムの内容は「ピコレーザーとナノレーザーの違い」と言った方が正しいかもしれません。

ピコレーザーとQスイッチレーザーの波長の違い

・波長とは

人はさまざまな色を、その色が放つ光の波長によって識別しています。

今回お話している二つのレーザー機器は、色ごとの波長や存在している位置(深さ)に合わせたレーザーを照射するものです。

波長を合わせることで、レーザー治療で改善する症状、当てる位置をコントロールします。

肌の表層部分を照射する波長

肌の表層にあるシミを取り除きたいのであれば、波長が532nmのモードで浅めのターゲットを治療します。

肌の表層よりも深くを照射する波長

表層よりも深いところにまでエネルギーを届かせたい場合は、755nm、もしくは1064nmのモードがあります。

長めの波長であればエネルギーが真皮層にまで届いて、張りや肝斑の改善などにも効果的です。

・対応できる波長の違い

ピコレーザーもQスイッチレーザーも、治療の目的によってレーザーを照射する波長を切り替えられます。

切り替えられる波長(モード)はどちらも一緒です。シミを強く消す「スポット照射」や広い範囲を全体的に少しずつ明るくする「トーニング照射」があります。

トーニング照射の場合は、どちらも大きな違いはほとんど生まれません。今回お話する違いが大きく影響しているのは、主にスポット照射と呼ばれるシミ取り効果の高いモードのときです。

▶「スポット照射」と「トーニング照射」の違い

ピコレーザーとQスイッチレーザーの効果の違い

肌に「長い時間でレーザーを当てたとき」と「短い時間でレーザーを当てたとき」は、どちらが肌に大きな衝撃を与えるでしょうか?

答えは「長くレーザーを当てたとき」です。当然、たくさんレーザーを当てれば当てるほど、肌は衝撃を受けます。

この話を前提にして、それぞれのレーザーの効果やダウンタイムを考えてみましょう。

・シミ消し効果

レーザーを長い時間当てるQスイッチレーザーの方が、ピコレーザーよりもシミ取り効果が強いです。

ピコレーザー

ピコレーザーの効果は比較的マイルドで、2,3回施術して目的のシミを取るイメージです。

Qスイッチレーザー

Qスイッチレーザーの方が、1回の施術でしっかりとシミを取り除いてくれます。

・アザ消し効果

アザの治療はQスイッチレーザーの方が1回あたりの効果が高い感じる方もいます。

ピコレーザーはまだQスイッチレーザーよりも誕生して日が浅いため、知見が浅く、アザに関しては治療方針が確立されていません。

ダウンタイムはありますが、Qスイッチレーザーの方がしっかり確証を持って効果を出せるでしょう。

とはいえ、これはあくまでQスイッチレーザーと比べたときの場合であり、ピコレーザーでもアザの治療は可能です。

・刺青やアートメイクを消す効果

アートメイク、タトゥーの除去はピコレーザーの方が得意と言われています。

それは、ピコレーザーの方がナノレーザーよりも幅広い色味に対応できるからです。

黒色ではなく黄色やピンク色など派手なカラーを消したいときにはピコレーザーをおすすめします。

・ダウンタイム

レーザーを短い時間で当てられるピコレーザーの方が、Qスイッチレーザーよりもダウンタイムが短いです。

ピコレーザー

ピコレーザーを受けた患者様にはダウンタイムを説明する際は、より安全に経過を過ごして頂くため「1~2週間くらいを想定してください」とまず話す場合が多いです。

しかし、実際に受けた患者様の多くを見ると赤黒くなるのは2~3日程度。カサブタもなく、1週間経てばほとんど気になりません。

施術の翌日からでも、擦るのではなくパウダーを付けるくらいのメイクはできるので、ほとんど生活に支障がないくらいです。

Qスイッチレーザー

長くレーザーを当てる分、Qスイッチレーザーの方が肌にダメージが大きく、ダウンタイムも長いです。

顔の場合だと施術後に正常な皮膚が戻るまで1ヵ月、首から下、ボディへ照射した場合は2~3ヶ月ほどかかります。

メイクは施術から1週間程度が経過してから可能です。しかし照射した部位は1ヵ月弱の間、赤黒くなり、しっかりとカサブタができます。

受けたいレーザーが決まったら
▶無料のカウンセリング・予約へ

Qスイッチレーザーとピコレーザーの誕生の違い

Qスイッチレーザーは、ピコレーザーよりも1世代前のレーザー機器です。

そもそも2015年あたりまでは、ほとんどナノレーザーしかありませんでした。ピコレーザーは大体2018年あたりから普及されたイメージが大きいです。

昔はシミ取りレーザー=ナノレーザーで、治療後は傷を保護するためのテープを張っている人を見かけることが何度かありました。

しかし、ピコレーザーが浸透してからはテープも必要ないので、ハッキリと「シミ消しをした」と分かる人が減ったような印象を受けます。

ピコレーザーとQスイッチレーザーを使い分けよう!

ピコレーザーとQスイッチレーザーはどちらもシミ治療などに使用されるレーザー機器です。

しかし得意とする改善目的が違うので、どんな症状を治療したいかによって選び分けできるといいでしょう。

当院は院の場所によってピコレーザーを置いているか、Qスイッチレーザーを置いているかが決まっています。

どちらか受けたいレーザー治療がありましたら、ぜひご希望の治療ができるクリニックがどこなのかお問い合わせ下さい。

無料カウンセリングもございますので、どちらが良いか迷っている方も遠慮なくご予約・ご来院頂ければ幸いです。ご連絡お待ちしております。

関連タグ:

PAGETOP