日焼けを早く治すアフターケア方法!美容皮膚科医の紫外線対策を紹介

本コラムは「日焼けしたときのケア方法」を紹介します。
日焼け中の肌がどんな状態なのか、何をすれば治るのかを解説。自分で出来るケアのほか、クリニックで受けられるケアもお話します。
最後には当院の医師の日焼け対策ルーティーンをお見せするので、ぜひご参考下さい。
目次
日焼け症状の改善方法
強い日焼けは火傷と同じような状態。要は炎症を起こしてダメージを受けています。
そして日焼け後に肌が黒くなるのは、炎症後の色素沈着が原因です。紫外線や炎症がメラニンを増やし、体内に留めてしまいます。
日焼けによるダメージや黒ずみは、一般的な「炎症のケア」「色素沈着のケア」を行うことでも改善可能です。
日焼け後のアフターケア7つ
- 患部を冷やす
- ビタミンCを摂取する
- ハイドロキノンを摂取する
- トラネキサム酸を摂取する
- ヒーライトを受ける
- フォトフェイシャルを受ける
- 飲む日焼け止めを服用する
・患部を冷やす
日焼けした直後にできるのは、まず火照りを冷やすこと。
少しでもヒリヒリとした熱感があれば、そこは炎症を起こしています。早めに冷やしておけば、後々の肌ダメージを抑えることが可能です。
冷やしても冷やしてもヒリつきが止まない場合は、炎症止めの塗り薬なども活用しましょう。
- 日焼け肌の冷やし方
- 日焼けした肌は、なるべく長時間使ってじんわりと冷やします。氷水を入れたビニール袋や保冷剤をタオルで覆い、肌に当てましょう。
日焼け中の肌は既に炎症で弱っています。必要以上の冷却は刺激となってダメージに。炎症の度合いにもよりますが、直接氷を肌にあてるのは基本的にNGです。
・ビタミンCを摂取する
ビタミンCにはメラニンの発生を抑える効果があり、日焼け後のシミ対策に期待大。
ビタミンCは食事やサプリ以外にも、市販の美容コスメで摂り入れられます。しかしできればクリニックに行く方が、自宅よりも効率の良くビタミンCの摂取が可能です。
内服薬の他、高濃度ビタミンC点滴やメソナJという導入機などを受ければ、ビタミンCをしっかり肌に浸透させられます。
・ハイドロキノンを摂取する
ハイドロキノンはメラニンの生産を抑制できる成分です。
内服薬の他、塗り薬に配合されていることも。
古くから美白効果に注目を浴びており、日焼けによるシミ対策にも効果を発揮できます。
日焼けをしてもメラニンが生まれなければ、肌は黒くなりません。
・トラネキサム酸を摂取する
トラネキサム酸もメラニンの生産を抑えてくれる成分です。
こちらも内服薬の他、塗り薬に配合されていることがあります。
市販のスキンケア商品にも配合されていますが、クリニックで処方できる薬と比べると含有量が少ないです。
トラネキサム酸には抗炎症作用もあり、シミの発生の他、肌ダメージも抑えられます。
・ヒーライトを受ける
ヒーライトは照射した肌細胞を活性化させる美容治療です。
細胞の再生能力が高まり、日焼けによる痛み・ダメージの治癒ができます。
施術は1回(1箇所)あたり11分。照射箇所がじんわりと温まって心地良い気分になるくらい、痛みや負担はありません。
とても気軽に受けられる美容メニューです。
・フォトフェイシャルを受ける
フォトフェイシャルはシミ治療の定番とも言われている美容機器です。
日焼けから時間が経ち炎症が静まっていれば、フォトフェイシャルを受けるのもオススメ。
メラニンを攻撃してシミの発生を防ぎながら、膨らんだ毛細血管を縮小したり、美容成分を増やしたりもします。
シミはもちろん、毛穴の開きやニキビ肌、顔の赤みなど、肌の状態を幅広く改善してくれるのです。
・飲む日焼け止めを服用する
日焼け対策のために日焼けクリームを塗る方は多いと思いますが、日焼け止めには飲むタイプもあります。
飲む日焼け止めの効果は主に抗酸化作用、つまりは日光によって起こる肌のダメージの抑制・修復です。
紫外線を跳ね返す効果はありませんが、紫外線が当たってもピンピンしていられる肌を作ります。
日焼け予防にも効果的
日焼けによる肌ダメージを恐れるなら、やはりまず日焼けを起こさないことが第一優先。
日焼けが生じてから慌てている時点で、肌は既に炎症を起こし、傷ついています。
上記で紹介したアフターケアの多くは、可能なら日焼けをする前に行っても構いません。
日焼けシーズンよりも前から対策を続けていれば、その間に日光に負けない強い肌を育てられます。
日焼け対策には生活習慣も大事
日焼け対策には、薬や治療だけでなく日々の生活習慣を整えることも大事です。
肌の健康を保ち、代謝を上げておけば、日焼け症状を含めたさまざまなダメージを素早く治癒できます。
身体の代謝機能を高めるためには栄養のある食事、快適な睡眠時間、適度な運動を心がけましょう。
日焼け止めクリームはこまめに塗り直そう
日焼け止めクリームは朝に塗るだけで一日中紫外線を防いでくれるとは限りません。
例えば大量に汗をかくと、クリームもその汗で流れ落ちてしまうからです。
もしも長い時間を外にいて発汗が多い日は、1~2時間おきの塗り直しも必要になります。
(おまけ)当院の美容ドクターの日焼け対策
- 飲む日焼け止め
- 4月頃になったら毎日「U・Vlock」を服用
- 日焼け止めクリーム
- 朝だけでなく、こまめに塗り直し
- 適度に肌を冷やす
- 炎症止めの薬を塗る
- 肌にヒリつきを感じたら冷やす&炎症止め
- 美白剤を塗る
- ヒリつきが取れた時点で塗布
- ビタミンCを摂取
- 高濃度ビタミン点滴とメソナJを活用
- フォトフェイシャル
- 1ヵ月ほど日焼けシーズンが経つと施術
上記は、当院ドクターの一人が毎年実行している日焼け対策です。
毎年のようにビーチリゾートへ行く方ですが、紫外線を多く浴びながらも美白を維持しています。
準備からアフターケアまでしっかり徹底することで、紫外線を浴びながらも肌のダメージ・シミを予防できるということです。ぜひご参考ください。
日焼けをしっかり対策したいなら美容皮膚科へ
生活習慣の改善も含め、日常の中で日焼け対策のためにできることは多くあります。しかし、どうすれば良いか分からないという方、もっと効果的な対策がしたい方、いずれもぜひ当院へご相談ください。
美容皮膚科なら自宅で行うケア方法の他、クリニックでしか受けられない日焼けケアも。あなたの肌状態を見て、相性の良いアイテムや施術をご提案します。
来院のご予約はもちろん、電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。
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