【完全解説】ダーマペン4とは – 効果・ダウンタイム・デメリット・失敗・値段、その他多数

ダーマペンは美容クリニックで人気のメニューです。
毛穴をキュっと小さくして美しい肌を作ってくれますよ。
このページでは、本サイトで紹介したダーマペンについてある大量の説明をまとめました。
効果・デメリット・ダウンタイム・痛みなど、たくさんの情報をお伝えします。
目次
ダーマペンとは
ダーマペンとは、先端に16本の髪の毛よりも細い針がついている、ペン型の美容機器です。
ボタンを押すと振動して、そのまま肌へ当てると1秒間に1920個の目に見えない小さな穴を開けます。
穴を開けると聞くと、肌にとっては良くないように聞こえるかもしれません。
しかしダーマペンは、逆に穴が開いて傷ついた肌の回復力を利用して、より良い肌質改善効果を生み出します。
- ダーマペン4とは
- ダーマペン4は、オーストラリアのEquipmed社が開発したダーマペンの機器です。米国FDA(米国食品医薬品局)の承認を得ており、効果・安全性ともに高く評価されています。
従来のダーマペン3よりも効果が高く、肌に余計なダメージを与えません。さらに針の本数が増えて振動も高速化したので、施術時間も短縮しました。
また、ダーマペン3が刺せる針の深さは2.5mmまででしたが、ダーマペン4は3.0mmまで深さを調整可能になり、美容成分をより深くへ浸透させられます。
ダーマペンを受けるメリット
ダーマペンは刺す針の深さを変えて美容効果とダメージ(痛み・ダウンタイム)を調整できます。
効果の強さとダウンタイムの短さ、どちらを重視するか融通が利くので、一人ひとりの悩みの症状やスケジュールに合わせた治療が可能です。
【↓針を深く刺す】
美容効果が高く
痛みが強めな
ダウンタイムの長い治療
【↓針を浅く刺す】
美容効果が低く
痛みの少ない
ダウンタイムの短い治療
ダーマペンを施術できる部位
ダーマペンは顔だけでなく二の腕や首、背中など、基本的にどこでも施術ができます。
ペン型の機械なので微調整がしやすく、目元に当ててちりめんじわを改善するのもOKです。
レーザー系の美容治療では当てられないのような、細かな部位の施術ができます。
ダーマペンの主な美容効果
・創傷治癒を促進させる
ダーマペンは肌に無数の穴を開けながら創傷治療を強く促します。穴は極小なので治るのは簡単です。
施術が成功してアフターケアをきちんとすれば傷跡にはなりません。それどころか元よりも多い美容成分が生み出されて、肌は生まれ変わります。
- 創傷治癒について
- 創傷治癒は傷ついた肌が元の状態に戻ろうとする作用です。傷を治すには失われた細胞を補うために新たな細胞を生産しなければいけません。
私達の肌が傷ついても元に戻るのは、この創傷治癒が自然と作用して、新たに健康な細胞を生み出しているからです。
傷跡ができる仕組み
ダーマペンで付けた傷とは別に、通常だと傷ついた肌は綺麗に元に戻るとは限りません。
特に大きな傷が付いたときは、傷が治りきらないまま創傷治癒が終了することがあります。
すると、傷は跡になって残り続けてしまいます。
・美容薬剤を浸透させる
ダーマペンを施術すると肌にたくさんの穴が開きます。
そこに美容薬剤を塗布すれば、薬剤は穴を通り皮膚深くへ浸透します。
つまり、創傷治癒による肌質改善効果にプラスして、
薬剤次第で好きな効果も組み合わせて得られるのです。
患者個人の悩みを解決する薬剤の効果を得られるので、ダーマペンは誰にでもおすすめしやすい美容治療です。
ダーマペンと組み合わせる薬剤
- PRX-T33
- ハイラクティブ
- RPCR
- PCLソサム
- ブライトライト
- ベネブ
- ASCE+
- ボトックス
上記は、当院でダーマペンと組み合わせて使用している8つの薬剤です
1.PRX-T33(マッサージピール)
PRX-T33は主にマッサージをしながら塗布するピーリング剤です。
肌質を改善するコラーゲンやエラスチンを増やし、色素沈着の元となるメラニン生成の抑制もできます。
ダーマペンとPRX-T33を合わせた施術を「ヴェルベットスキン」と呼び、ダーマペンで使用する薬剤の中でも人気のメニューです。
2.ハイラクティブ
ダーマペン用に作られており、高濃度ヒアルロン酸が含まれた、さまざまなお肌と相性が良い美容液です。
肌の修復作用や保湿作用に優れており、ダーマペンによって起こる肌のダメージ、乾燥、発赤を軽減してくれます。
美容効果を高める、例えば肌質改善・アンチエイジングなどを求める方は、他の薬剤と併用するのがおすすめです。
3.RPCR(NCTF135HA)
ヒアルロン酸、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが多くの美容成分が高濃度で配合されている薬剤です。
ダーマペンではなく注射でこの薬剤を浸透させる治療を「シャネル注射」とも呼びます。
アンチエイジング目的に良く活用されており、今の肌を維持したい、潤い・艶・ハリのあるプルプル肌になりたい方におすすめです。
美肌・保湿などをメインにやりたい方に効果的ですが、クレーターやニキビ跡などには別の薬剤の方が軍配が上がります。
4.PCLソサム(コラーゲンブースター)
FDA(アメリカ食品医薬局)に認められた安全性の高い薬剤です。真皮層の中でコラーゲンを増やしてくれます。
コラーゲンは増えると、毛穴を縮めてくれたり、肌の張りを良くしてくれたり、嬉しい美容効果がいっぱい♪
クレーターやニキビ跡にも有効で、じわじわと効果が長続きしますので当院のナースにも人気の薬剤です。
5.ブライトライト
肌の黒ずみは、メラニンという黒い色素が皮膚内にいることで起こります。
ブライトライトは、そのメラニンの生成を抑える働きがある薬剤です。
シミやくすみ、肝斑といった色素沈着を改善するので、特に美白効果を求める方におすすめしています。
6.ベネブ
成長因子・高濃度ヒアルロン酸が配合されている、韓国製の薬剤です。
肌の代謝を良くして、毛穴の開きや肌の凹凸、色素沈着などを改善します。クレーターやニキビ跡などで少し肌のざらつきがある、なんて方にもおすすめです。
上記のソサムと少し効果が被るのですが、ソサムと比べると効力・値段がともに控えめとなります。
7.ASCE+(エクソソーム)
ヒト脂肪幹細胞という大きな細胞を成長・増殖させて、肌質を根本から改善します。
肌のバリア機能や修復再生能力を高めるため、ニキビ跡やクレーター、くすみなど、お肌の悩み全般に有効。
他の施術だと美容治療を受けられないことのある肌の弱い方(アトピー性皮膚炎の方など)にも、おすすめの薬剤です。
8.ボトックス
ダーマペンで開けた穴にはボトックスを浸透させて、皮膚の浅い層に効かせることもできます。
ボトックスは小じわや肌の張りのアップなどに有効です。
毛穴内で起こる皮脂の分泌も抑えるので、毛穴の中が清潔になり、開きも小さくなります。
ダーマペンが改善させる症状
- 毛穴の開き改善
- ニキビ改善
- 傷跡改善(ニキビ跡、クレーター)
- たるみ改善(たるみジワ)
- 黒ずみ改善(シミ・くすみ)
1.毛穴の開き改善
ダーマペンで与えた刺激が肌のターンオーバーを促進。緩んでいた細胞も健康な状態で新しく生まれ変わり、しっかり毛穴を引き締めます。
ターンオーバーが正常になった肌は、皮脂の排出がスムーズになって毛穴内に皮脂が溜まりにくいです。皮脂で毛穴が押し広げられることもなく、衛生的な毛穴環境を作ります。
2.ニキビ改善
ニキビは毛穴内にいるアクネ菌が肌を攻撃して起こる炎症です。アクネ菌は皮脂を餌にして成長します。
ダーマペンで皮脂の溜め込まないようにしていれば、餌がなくなったアクネ菌は成長しません。
毛穴内で悪さをするアクネ菌がいなくなり、ニキビが出来にくい肌になっていきます。
3.傷跡改善(ニキビ跡、クレーター)
ダーマペンを受けると、肌が再生されていく過程でクレーターやニキビ跡など、傷跡が目立たなります。
自然治癒が終わった後にも残っている跡は、放っても自然とは治りにくいです。ダーマペンはその跡になった皮膚をまた傷つけて、再び治癒を促すもの。
跡がなくなると肌の凹凸や硬さが落ち着いて、滑らかで触り心地の良い肌を作れます。
4.たるみ改善(たるみジワ)
ダーマペンで生まれ変わった肌は、張りが強く丈夫です。
肌の内部で働く美容成分(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸など)が増幅して、重力に負けない健康的な肌へ。
輪郭がスッキリと整い、たるんでできてシワも目立ちにくくなります。
5.黒ずみ改善(シミ・くすみ)
シミやくすみといった肌の黒ずみの原因はメラニンという色素細胞です。メラニンは肌のターンオーバーによって排出できます。
ダーマペンは肌のターンオーバーを促すので、メラニンの排出が進めて、シミやくすみといった黒ずみを改善できます。
ダーマペンの効果を実感できる期間
・いつから効果を実感できるのか
ダーマペンの施術直後は針で傷ついた状態になっています。
赤みや出血が起きている場合もあるので、ダーマペンで綺麗になるのは、少なくともこの傷が治った後のことです。
針を刺す深さや使用する薬剤次第ではありますが、ダーマペンが効果を発揮するのは施術から1.2週間ほど経ってから。
しかし、ダーマペンは複数回の施術で効果を実感できるとよく言われており、初めの1回,2回では効果を感じられない方もいます。
・効果が出るまで何回施術するのか
ダーマペンを受ける回数とその効果は個人差がありますが、大体5回以上の施術を受けて効果をしっかり実感する方が多いです。
ダーマペンが施術できる頻度は大体1月に1回。つまり5回施術を受けるには早くて半年ほどの期間が必要です。
それより施術頻度の間隔を早めてしまうと、肌に余計な負担をかけてしまうかもしれないので注意しましょう。
・施術1回では効果ないのか
ダーマペンは1回の施術で効果を実感できるかは、個人差があります。しかし、1回の施術では意味がない、というわけではありません。
1回の施術でも肌の生まれ変わりや美容成分の増幅は起こっているため、施術前よりも強く健康な肌になっています。
ダーマペンのダウンタイム
ダーマペンを受けた後のダウンタイム(傷が治るまでの状態)の症状や期間には個人差があるので一概には言えません。
多くの場合は赤み、皮剥け、ヒリヒリ感などがありますが、1週間もすれば傷も塞がり、治まることが多いです。
しかしこういった肌のダメージは、刺す針の長さ(穴の深さ)を調整して、ある程度の加減ができます。
求める効力や施術後のスケジュールを患者様に聞いて調整できるので、気軽に受けやすいです。また、使用する薬剤によって針を刺せる深さが変わることもあります。
ダーマペンのデメリット
- 痛みがある
- ダウンタイムがある
- 肌のバリア機能が低下する
- 赤みや腫れが生じる
- シミが生じる可能性がある
- ニキビが悪化する場合がある
- 傷跡が残る場合がある
- 傷が化膿して悪化する可能性がある
- 何度もクリニックへ通う必要がある
- 施術当日の禁止事項がある
- 金属アレルギーだと受けられない
1.痛みがある
ダーマペンは針で肌に穴を開けるため、少なからずそのダメージによる痛みが伴います。
特に針を深くまで刺す場合や、神経や骨の近くを施術する場合は、痛みを感じやすいです。
ほとんどのクリニックでは麻酔を使用して痛みを抑えられるので、痛みが苦手な方はお願いしましょう。
2.ダウンタイムがある
ダーマペンを施術した後は、針で傷ついた肌が治るまでのダウンタイムが生じます。
ダウンタイムは1週間程度で治まりますが、その間、化粧ノリが悪くなったり、痒みやひりつきを感じることも。
ダウンタイム中はまだ肌が美しくなる前の状態なので、施術直後に綺麗になるわけではないと知っておきましょう。
3.肌のバリア機能が低下する
ダウンタイム中は肌が弱っているためバリア機能が低下します。
刺激に対して敏感になり、紫外線やウィルスの侵入も簡単になっているので注意が必要です。
アフターケアをしっかりしなければ、余計に肌が傷ついて逆効果になる可能性があります。
4.赤みや腫れが生じる
ダウンタイム中は、内出血によって赤み、腫れ、皮剥けなどが生じるケースが多いです。
施術後すぐに大事な用事があると、赤みが出ている状態でその時を過ごすかもしれません。
アフターケア次第でダウンタイムが酷くなったり長引いたりする可能性があるので注意しましょう。
5.シミが生じる可能性がある
ダーマペンが適さない肌に余計な刺激を与えると、シミが増えることがあります。
例えば肝斑がある方は注意が必要です。肝斑は非常にデリケートな黒ずみでダーマペンによる小さな刺激にも反応して濃くなる性質あります。
また、ダーマペン施術直後は紫外線によるダメージも受けやすいです。施術当日に日光を浴びすぎてシミができたという方もいますので注意しましょう。
6.ニキビが悪化する場合がある
ダーマペンでニキビを潰してしまうと、他の箇所にも細菌が感染してしまう可能性があります。
施術当日にニキビが出来ていた場合は慎重に施術してもらうか、施術日を変えるか相談しましょう。
赤い炎症、しこりや膿のあるニキビ跡が残っている方も、施術前にクリニックへ伝えておくのがおすすめです。
7.傷跡が残る場合がある
ダーマペンは傷跡やクレータ-の治療にも活用されていますが、施術工程には針で肌を傷つける作業が必要です。
適切に施術が終わればその針による傷は数日で完治し、それから徐々に美肌効果が生まれます。
しかし肌の弱い部位に針を深く刺したり、不必要に何度も刺すなどをしていると、ダーマペンの傷によって跡が残ることも。
技術が未熟な方からの施術は美容改善とは真逆の結果になることがあるので、どこで受けるかは注意して選びましょう。
8.傷が化膿して悪化する可能性がある
ダーマペンは施術後、針を刺したところが傷になって出血することがあります。
細い針のため出血はすぐに止まりますが、もしもその後、不衛生な環境でアフターケアを疎かにすると傷口から菌が侵入するかもしれません。
小さな傷口とはいえ菌が入ると化膿して、症状が酷くなるケースが考えられるので注意しましょう。
9.何度もクリニックへ通う必要がある
ダーマペンは1回でも効果があります。しかし、しっかりとその効果を”実感できる”までには5回以上受けたという方が多いです。
また、ダーマペンを受けられる施術頻度は肌への負担を考えると、早くても3~4週間に一度のペース。連日で5回受けるということはできません。
ダーマペンは施術を重ねて少しずつ綺麗な肌を作る受け方が好ましいため、大きな変化を求める場合はある程度の施術回数・期間が必要です。
10.施術当日の禁止事項がある
ダーマペンの施術当日は、入浴・洗顔・メイク・飲酒などができません。
それはダーマペンの針によってたくさんの穴が開き、傷ついている状態だから。
傷ついた肌はダメージを負いやすいため、余計な刺激をなるべく減らすための禁止事項です。
大抵は翌日から傷がある程度回復して、普段の生活が可能になります。
11.金属アレルギーだと受けられない
ダーマペンの先端部分は細い金属の針でできています。そのため金属アレルギーの方は施術を受けることができません。
アレルギーでかぶれた経験がある方は、前もってアレルギー検査をしておくと安心です。
併用する薬剤によっては金属以外にもアレルギー反応が起こるかもしれないので、他にもアレルギーを持っていれば前もって相談しておきましょう。
ダーマペンの痛み
ダーマペンの痛みは、施術者の腕前や患者の肌質・痛みへの耐性などで変わるので個人差があります。
一概に言えるものではありませんが、ダーマペンの痛みの目安としてよく言われているものをお話します。
・痛みの感じ方
ダーマペンで開ける穴は、言わば傷です。
極細のマイクロニードルとはいえ、穴を開けるには多少の痛みを伴います。
痛みの感じ方は人それぞれですが、チリチリ、ヒリヒリと言った表現をする方が多いです。
・痛みはどれくらい続く?
ダーマペンの痛みは施術後も数日続く場合が多いです。
穴が開いた肌は内出血を起こして赤みや腫れ、そして僅かなヒリつき、痒みが生じます。
早ければ1~2、長くて3~7日ほどで完治して、そこから美容効果がプラスに働き始めることが多いです。
・痛みが強くなる受け方
- 針を長くして当てる
- 骨に近いところに当てる
- 麻酔の効きが甘いところに当てる
- 染みやすい薬剤を塗布する
1.針を長くして当てる
ダーマペンは針を深く刺すほど、たくさん穴を開けるほど美容効果が上がります。
しかし、針が長く穴も多いということは、たくさんの深い傷ができるということ。
美容効果が大きくなりますが、そのぶん痛みも強くなりやすいです。
目的や肌質によっては必要以上のダメージを負う可能性もあるので、施術者と話し合って加減を決めましょう。
2.骨に近いところに当てる
皮膚や肉の厚さは身体の部位次第で変わります。
骨が近く、肉の少ない部位(額や鼻頭など)は神経にも近づきやすいため、痛みを感じやすいです。
痛みを感じるところが美容効果をあまり求めていない部位であれば、そこだけ針の長さや施術範囲などを控えめにして頂くと良いでしょう。
3.痛み止めの効きが甘いところに当てる
ダーマペンは施術前に麻酔クリームを塗って痛みを抑えることができます。
髪の生え際など、麻酔の塗りが甘くなりがちなところは注意しましょう。
痛みが苦手な方は麻酔を効かせる時間を長めにとってもらえないか聞いてみましょう。
4.染みやすい薬剤を塗布する
ダーマペンの施術では開けた穴に美容薬剤を塗布して、皮膚深くに成分を浸透させる組み合わせ治療を行うことが多いです。
組み合わせる薬剤によっては開ける穴の深さが制限される場合もあります。薬剤が傷に染みやすい成分を塗布したときには感じる痛みが増えるかもしれません。
・痛みを抑える方法
・施術中
ダーマペンを施術するほとんどのクリニックでは麻酔を使用できます。
麻酔なしでも平気な患者もいますが、不安な方は麻酔を強く効かせるようお願いすると良いでしょう。
施術中に痛みを強く感じたらすぐに施術者に伝えて、休憩を挟む、施術する範囲を変えるなど対応してもらえないか相談してください。
・施術後
施術中の痛みは麻酔で抑えることができますが、注意が必要なのは施術後に麻酔が切れた後です。
施術後の傷は僅かな痛み、痒みが残るので気になって擦ってしまいがちになりますが、我慢してください。
傷を負って弱っている肌へ刺激を与えると、ダメージがより強くなってしまいます。
施術を受けたクリニックにアフターケア方法を聞いて、傷の治りを早めてしっかり美容効果を得られるように過ごしましょう。
・施術施設
ダーマペンは、今やセルフで行う用の機器も通販などで売られています。
しかし、肌に穴を開けるのは本体だと医療機関で医療資格を持つ施術者から受けるべき行為です。
知識や技術の乏しい施術者が行うダーマペンは、肌を余計に傷つけるだけになりやすいので注意しましょう。
・施術機器
「ダーマペン4」はオーストラリアのEquipmed社が開発したダーマペン機器です。
旧式の機器よりも針の長さを細かく変えられます。求める美容効果と耐えられる痛みに合わせて、施術レベルを調整できるのが強みです。
さらに振動機能により施術のスピードも高速なので、施術を早く終えられます。
機器だけが重要なわけではありませんが、ダーマペンを受けようと考えている方は行き先のクリニックがどの機器を使用しているかもチェックして見ましょう。
効果ない・意味ないと言われる理由
ダーマペンはこれまでたくさんの患者様に美しさと喜びを与えてきた美容メニューです。美容効果を得られる仕組みもハッキリとしています。
しかし、誰がどんな目的でどのように施術しても効果があるのか、と聞かれると難しいです。ダーマペンにも改善できる症状もあれば、改善が難しい症状もあります。
また、体質によってもダーマペンの効き目は左右されるため、一概に誰でも同じような美容効果を得られるとは言えません。
- 即時的な効果を求めていた
- 施術直後の赤みが激しい
- 改善したい症状が合っていない
1.即時的な効果を求めていた
受けた方の中にはあまりにも効果を期待し過ぎて、ギャップを感じてしまった方もいます。
ダーマペンは肌の内部から美容作用を活性化させて徐々に美しくなっていくものです。即時的な変化を求めると厳しい評価になるかもしれません。
2.施術直後の赤みが激しい
ダーマペンを受けた多くの方は、穴を開けた刺激によって内出血が起こります。
内出血による赤みや腫れなどが引くまでは、美容効果をその目に見るのが難しいです。
施術後の赤みの印象が強く残り、効果がなかったと感じてしまう人もいます。
3.改善したい症状が合っていない
ダーマペンは、肌細胞の生まれ変わり、美容成分の増生を促す治療です。
シミ・張り・保湿などさまざまな美容効果がありますが、特に効果があると言われているのは毛穴ケアです。
総合的な美容効果を求めるならおすすめですが、濃いシミを消したい、輪郭の形を劇的に変えたいなどが目的だと、他のメニューにもっと効果的なものがあるかもしれません。
ダーマペンで後悔する人の特徴
-
- 強い摩擦を与えてしまう人
- 多くの紫外線を受けてしまう人
- すぐに大きな変化を求める人
- 下手な施術者から受けてしまう人
- 施術直後に大事な予定がある人
- セルフでやろうとしている人
1.強い摩擦を与えてしまう
ダーマペンを受けてすぐだと、皮膚は傷ができて弱っています。弱っているからこそ、痛みや痒みが生じるため、注意が必要です。
傷が治っていないまま掻いたり、強い衝撃を与えたりしてはいけません。美容効果よりもダメージの方が大きくなり、肌トラブルの基になってしまいます。
2.多くの紫外線を受けてしまう
ダーマペンによって弱ったバリア機能は、紫外線の侵入も容易くなります。
施術日からダウンタイムが治まるまでは、なるべく日光に当たらないようにしましょう。
夏場に施術を受けてUVケアを怠っていると、紫外線によってシミが生じやすくなります。
3.すぐに大きな変化を求める人
ダーマペンは1回でも美容効果はありますが、何度も施術を重ねるごとに美容効果が上がってくる施術です。
施術者の技術や患者の体質にもよりますが、多くの方が複数回の施術を受けたのちに効果を実感しています。
1回だけで効果がないと決め付けて止めてしまうと、ダーマペンの本来の力を実感できないまま終わってしまう場合があります。
4.下手な施術者から受けてしまう
ダーマペンは施術者が専用の機器を持ち、針を刺す場所や深さを調整して施術を進める治療です。
皮膚に構造や機器の操作に関して施術者の知識や経験、技術が浅いと、失敗してしまうかもしれません。
効果がないだけならまだしも、肌を余計に傷つけてしまう恐れがあるので気を付けましょう。
5.施術直後に大事な予定がある人
ダーマペンを施術して2日~7日くらいは、赤みや腫れが生じるケースがほとんどです。それは針で穴を開けたダメージで、肌が内出血を起こすから。
時間が経過するにつれて腫れや赤みが引いていき、傷が治る過程で徐々に肌が生まれ変わって綺麗になります。
しかし施術後すぐに大事な予定の日がきてしまうと、肌にはまだ傷や赤みが残っているかもしれません。
6.セルフでやろうとしている人
ダーマペンは通販などで自分で自分を施術する用の機器が販売されています。
しかし、ダーマペンのように針で肌を傷つける美容法は、専門的な知識や技術がないと危険です。
不必要な箇所に傷を付けて、効果がないどころか余計な肌トラブルを生んでしまう可能性があります。
ダーマペンはフォロー体制の充実した医療機関で、信頼できる医療資格保持者にお願いした方が無難です。
・こちらを施術後に行いたい人は注意
- 激しい運動
- 多量の飲酒
- 温泉、サウナなどに行く
- 日の当たりが強い場所に行く
- 施術当日の洗顔、メイク
ダーマペンを施術した直後は肌が傷ついているためアフターケアが大事です。
開けた穴以上に刺激を加えないよう、肌を労ってあげないといけません。
施術当日は施術箇所に何も触れないようにします。お風呂でも顔に水分が当たるのを避けましょう。
ダウンタイム中は基本的には汗をかかないよう代謝の上がる行為は控えて、紫外線対策も気を付ける必要があります。
・こちらの状態、体質の人は注意
ダーマペンは、患者様の体質や肌状態によっては施術をお断りさせてもらう場合があります。
上記はダーマペンの禁忌としてよく挙げられる、受けられない人の特徴です。
これらの方はダーマペンを受ける事で余計に肌トラブルが悪化したり、健康被害を受ける恐れがあるからです。
余計な健康被害を受けないよう、しっかりとクリニックの診察で自身の体について説明してから、施術を受けましょう。
ダーマペンの施術の流れ
- (ご来院・受付)
- 1.診察・カウンセリング
- 患者様のお悩みや肌状態・予定・予算を確認して、施術内容を決めます。
- 2.麻酔を塗布
- 施術箇所に麻酔クリームを塗って30分ほど時間を置き、痛みを軽減します
- 3.ダーマペン施術
- 必要な施術箇所へダーマペンを当てて、穴を開けていきます。
- 4.薬剤塗布
- ご希望の美容薬剤を塗布して、成分を浸透させます
- (施術完了)
- 5.ダウンタイム
- 施術箇所を刺激しないように過ごして、傷が治るのを待ちます
ダーマペンを失敗しない方法
- クリニックの選び方
- 施術の受け方
- ダウンタイム中のアフターケア方法
ダーマペンで失敗しないためには上記の3つが重要です。それぞれなぜ重要なのか、どのように考えるといいのかを下記にて説明します。
1.クリニックの選び方
・評判の良さをチェック
クリニックを決める際は、さまざまな情報源からクリニックの評判を見ておきましょう。
口コミだけを信用するのは危険ですが、悪い話ばかり聞くクリニックに行くのはリスクが高いです。
公式HP、SNS、口コミサイトなどいろんな情報源を総合的に見て、安心できるクリニックを探しましょう。
・通いやすさをチェック
ダーマペンでしっかり実感できるほどの効果を出すなら、クリニックには定期的に通うようになります。
クリニックが遠方にあったり、込みやすかったりすると、なかなか通うスケジュールも組みづらくなるでしょう。
施術の回数、期間、費用なども見て、無理なく通えるクリニックを選びましょう。
・フォローを受けやすさをチェック
万が一ダーマペンによって痛みや腫れ等の症状が強くなった時に、なにも対処ができないと悪化する可能性があります。
カウンセリングの段階でしっかり悩みや問題に対して話を聞いてもらえるクリニックであれば、今後も相談するときに気が楽になるでしょう。
悩みに対する親身なケア、治療のための医療設備、営業時間など、もしものときに対応してもらえるかも重要です。
2.施術の受け方
・カウンセリングをしっかり受ける
ダーマペンは求める効果の高さや肌の状態によって、針の深さや施術部位などの調整が大事です。
適切な施術を受けるためには、機械を扱う施術者に自分の肌の状態や求める効果を理解して貰わないといけません。
施術の目的がハッキリすれば、自分がどのようにダーマペンを受けてアフターケアをすればいいかも教えて貰いやすいでしょう。
・針を適切な深さに設定してもらう
ダーマペンの施術は、希望する効果や肌の状態に合わせて針を刺す深さを調整します。
美容効果・ダウンタイム・痛みは深いほど大きくなり、浅いほど小さいです。
施術後の予定なども相談しながら、自分にとって都合が良い深さで施術してもらいましょう。
・自分に合う美容液を選ぶ
ダーマペンは併用する美容液次第で、さまざまな美容効果を追加できます。
存分にダーマペンのメリットを感じるためには、美容液の選択も重要なポイントです。
クリニックごとに使用できる美容液とその効果をしっかり聞いておきましょう。
・ダウンタイムを把握しておく
ダーマペンにはダウンタイムがあります。その期間は赤み・出血・腫れ・内出血・熱感などが起こりやすいです。
美容のためには常日頃からスキンケアに気を付けた方がいいのですが、ダウンタイム期間中は特に肌を守る必要があります。
ある程度ダウンタイムについて把握して、期間中は大事な予定を入れず、スキンケアの方法を考えておきましょう。
3.ダウンタイム中のアフターケア方法
・保湿ケアをする
ダーマペンの施術後、傷ついた肌は炎症によって乾燥しやすくなっています。
肌の水分量は美容作用や傷の修復力を高めるために大切です
ワセリンなどを用いて保湿ケアを心がけ、肌の水分量を保ちましょう。
・UVケアをする
ダーマペンの施術後、傷ついた肌は紫外線によるダメージを受けやすいです。
日焼け止め、日傘や帽子などを用いて、なるべく日光に当たらないようにしましょう。
また、紫外線は直射日光の当たる場所以外にもあるため、可能であれば常にUVケアをするのが好ましいです。
・体温を上げ過ぎない
ダウンタイム中、体温が上がり過ぎると腫れや赤みが悪化しやすくなります。
激しい運動や飲酒、他にも温泉やサウナなどは控えておきましょう。
・摩擦を避ける
ダウンタイム中は肌がダメージを受けやすいので、なるべく施術箇所が刺激を受けないように凄しましょう。
ゴシゴシ擦ったり不必要に顔を触ったりすることも、積み重なると肌が傷つきます。
施術のダメージによって痒みがあるかもしれませんが、冷やしたり保湿したりなどで痒みを抑え、できるだけ掻かないように我慢してください。
・皮が剥けても剥がさない
施術後は、赤みが治ってから皮剥けすることがあります。
皮剥けは無理やり剥がし取ると、接着部分が裂けて傷がつくかもしれません。
無理に剥がさずに、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
・低刺激なコスメを使う
肌を綺麗にするための洗顔料や化粧品も、成分によっては刺激となるかもしれません。
施術当日はできるだけメイクを避けて、翌日以降も肌に優しく低刺激なものを選びましょう。
・体調を整える
ダーマペンはあえて肌に傷をつけて、肌の修復力を促進する治療です。
しかし体調が悪いとお肌のコンディション・修復力が落ちてしまい、ダウンタイム中も傷の治りが遅くなるかもしれません。
傷の回復が長引かないように、規則正しい生活・食生活を心がけて体調を整えることも大切です。
セルフダーマペンは失敗しやすい?
通販サイトには、個人で購入できるダーマペン機器があります。クリニックで受けるよりも安価になるため、人によってはそれを用いてセルフで施術する方も。
しかし自分で鏡を見ながら正確な位置へ当てるのはなかなか難しく、医療知識がないまま肌に穴をあけるダーマペンを行うのはリスクが高いです。
セルフで行った話の中には、加減を間違えてただただ肌を傷つけるだけに終わったケースもよく耳にします。
美容クリニックなどの医療機関ならば、たくさんの肌を美しくしてきたプロが施術しますし、もしものときのアフターフォローも受けやすいです。
もしもセルフで一生モノの傷が付く可能性を考えると、安全の為にはクリニックで受けることをオススメします。
ダーマペンの値段
表参道メディカルクリニックは、ダーマペン4の施術をしています。初めて受ける患者様の場合は初回限定料金として、よりお得な値段で施術が可能です。まずはお試しにどうぞ♪
下記には通常の1回分料金のみを載せていますが、3回セット、5回セットなど複数回セットでお受けいただくことでも、1回あたりの費用がさらに安くなります。
ダーマペン ハイラアクティブ | 全顔 27,500円 全顔+首 36,300円 小範囲 13,750円 大範囲 38,500円 |
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ダーマペン PCL | 全顔 66,000円 全顔+首 82,500円 |
ダーマペン ASCE+ | 全顔 71,500円 全顔+首 91,300円 |
ダーマペン BENEV | 全顔 33,000円 全顔+首 41,800円 |
ヴェルベットスキン | 全顔 36,300円 全顔+首 47,300円 |
※施術者を指名する場合は、11,00円の指名料がかかります。
・小範囲・・・鼻+鼻周り・首・手の甲・足の甲
・大範囲・・・デコルテ・背中上部・背中下部・お尻・太ももの前(片足)・太ももの後ろ(片足)・ひざ(両足)・ひざ下の前(両足)・ふくらはぎ(両足)・胸部・腹部・肘下(両腕)・肘上(両腕)
- お得情報♪
- ・初回の方は、下記の料金になります。
ダーマペン ハイラアクティブ
(1回単品)全顔 20,900円
全顔+首 26,400円ダーマペン PCL
(1回単品)全顔 49,500円
全顔+首 61,600円ダーマペン ASCE+
(1回単品)全顔 60,500円
全顔+首 77,000円ダーマペン BENEV
(1回単品)全顔 25,080円
全顔+首 31,680円ヴェルベットスキン
(1回単品)全顔 28,600円
全顔+首 36,300円
※上記の表に書かれていない薬剤もご用意しています。詳細はぜひお問い合わせください。
ダーマペンで肌の悩みを改善しよう!
コスパや痛み、ダウンタイムを考えると、ダーマペンはかなり続けやすい施術です。
さらに肌の悩み、ご予算、可能な施術回数など、ご相談次第でオーダーメイドに効力をカスタイズできるのがダーマペンの良いところ。
当院はお客様の希望をお伺いし、相性の良い美容治療を提案します。ダーマペンに興味がある方、改善したいお肌の悩みを持っている方は、ぜひ一度お問い合わせください!