角栓とは?できる原因・正しい取り方・角栓除去でやってはいけないことを解説

毛穴の角栓が気になっているものの、正しい取り方やケア方法がわからず悩んでいませんか?角栓は皮脂と古い角質が毛穴に詰まってできるもので、間違った方法で除去すると肌へ負担をかけることがあります。
この記事では、角栓ができる原因や白い角栓・黒い角栓の違いをはじめ、正しい取り方について解説し、角栓除去でやってはいけないことや予防方法、セルフケアで改善しにくい場合の対処法も紹介します。
目次
角栓とは?皮脂と古い角質が混ざってできたもの

角栓とは毛穴の中で皮脂と古い角質が混ざり合い、毛穴をふさぐように固まってできたものです。
【角栓の主な成分】
- 古い角質(たんぱく質):約50~70%
- 皮脂(脂質):約30~50%
角栓は古い角質(たんぱく質)が主な成分のため、通常の洗顔だけでは落としにくいのが特徴です。鼻やあごなど皮脂分泌の多い部位にできやすく、放置すると毛穴詰まりやニキビなどの肌トラブルにつながることもあります。
角栓の種類|白い角栓・黒い角栓の違い

角栓には白い角栓と黒く見える角栓があります。どちらも皮脂や古い角質が毛穴に詰まってできる点は同じですが、見た目や状態には違いがあります。それぞれ特徴が異なるため、まずは違いを知っておきましょう。
【白い角栓・黒い角栓の比較】
| 白い角栓 | 黒い角栓 | |
|---|---|---|
| 状態 | 毛穴に詰まった状態 | 酸化して黒くなった状態 |
| 見た目 | 白色~薄い黄色 | 黒色・茶色 |
| 特徴 | 比較的やわらかい状態 | 硬くなりやすく取りにくい |
白い角栓は皮脂や古い角質が詰まった状態
白い角栓は、皮脂や古い角質が毛穴に詰まった初期の状態です。まだ毛穴の中にとどまっている、または毛穴の表面に出始めた段階で白色から薄い黄色に見えます。比較的やわらかく、適切なクレンジングや洗顔、酵素洗顔などのケアで落としやすい状態ですが、放置すると酸化して黒い角栓へ変化することがあります。
黒い角栓は酸化によって黒く見える状態
黒い角栓は、毛穴から出ている角栓の表面が空気に触れて酸化し、黒く見えている状態です。時間の経過とともに硬くなり、通常の洗顔では落ちにくくなるため、毛穴の黒ずみやいちご鼻のように目立つことがあります。また、長期間毛穴にとどまることでさらに大きくなり、開き毛穴などの肌トラブルにつながることもあります。
産毛が原因で黒く見えることもある
毛穴が黒く見える原因は、酸化した黒い角栓だけとは限りません。自然に抜け落ちるはずの産毛が角栓に巻き込まれ、毛穴にとどまることで黒く見える場合もあります。原因によって適したケアが異なるため、角栓ケアだけでなく産毛の処理が必要になることもあります。
角栓ができる原因

角栓は皮脂や古い角質が毛穴にたまることでできますが、原因はひとつではありません。皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れ、メイクや汚れの落とし残しなど、さまざまな要因が重なることで毛穴が詰まりやすくなります。
以下では、角栓ができる主な原因について紹介します。
皮脂が過剰に分泌している
皮脂が過剰に分泌されると毛穴の中で古い角質と混ざり合い、角栓ができやすくなります。ホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れに加え、肌が乾燥すると不足したうるおいを補おうとして皮脂分泌が増えることもあります。とくに鼻やあごは皮脂分泌が多いため、角栓ができやすい代表的な部位です。
ターンオーバーが乱れている
通常、古い角質はターンオーバーによって自然に剥がれ落ちます。しかし、ターンオーバーが乱れると古い角質が毛穴に残りやすくなり、皮脂と混ざって角栓の原因になります。睡眠不足や紫外線、乾燥などもターンオーバーの乱れにつながる要因です。
メイクや汚れが十分に落ちていない
クレンジングで落としきれなかったメイクや日焼け止めが毛穴に残ると、皮脂や古い角質と混ざり合い、角栓ができやすくなります。汚れが蓄積すると毛穴詰まりが進み、角栓が落ちにくい状態になることがあります。
角栓を取らないとどうなる?放置するリスク

角栓を放置すると表面が酸化して黒ずむだけでなく、毛穴の中で徐々に大きくなり、毛穴詰まりが悪化することがあります。開き毛穴やニキビなどの肌トラブルにつながる場合もあるため、角栓をため込まないことが大切です。
開き毛穴につながる
角栓を放置すると、毛穴の中で皮脂や古い角質を巻き込みながら徐々に大きくなります。大きくなった角栓が毛穴を内側から押し広げることで、開き毛穴につながることがあります。また、毛穴が詰まった状態が続くとスキンケアがなじみにくくなり、肌のコンディションにも影響を与える場合があります。
ニキビや炎症を引き起こす
角栓によって毛穴がふさがれると皮脂がさらにたまりやすくなり、アクネ菌が増殖しやすい環境になります。その結果、ニキビや炎症につながることがあります。角栓自体が炎症を起こすわけではありませんが、炎症が起こりやすい状態をつくる原因のひとつです。
角栓除去は必要?無理に取らないほうがよいケース
角栓は皮脂や古い角質が毛穴の中で混ざってできるもので、誰にでもみられるものです。肌のターンオーバーが整っていれば自然に排出されることもあるため、見つけたらすぐに取り除く必要はありません。
【無理に取らないほうがよいケース】
- 白い角栓が少量で炎症がない場合
- 赤みやニキビなど肌に炎症がある場合
- 肌が乾燥し、カサつきや皮むけがある場合
- 日焼け直後など肌が敏感な状態の場合
無理に押し出したり抜いたりせず、まずは肌の状態を整えることを優先しましょう。角栓が気になる場合は、肌への負担を抑えながら適切にケアすることが大切です。
角栓の正しい取り方・除去方法

角栓を無理に押し出したり抜いたりすると、毛穴や肌に負担をかけることがあります。角栓が気になる場合は、毛穴をやわらかくしてからやさしく汚れを落とし、保湿まで丁寧に行いましょう。
STEP1:蒸しタオルで角栓をやわらかくする
洗顔前に蒸しタオルを1~2分ほど当てると毛穴に詰まった角栓や皮脂汚れがやわらかくなり、その後のクレンジングや洗顔で落としやすくなります。熱すぎるタオルは肌への刺激になるため、人肌より少し温かい程度を目安にしましょう。角栓を無理に取るのではなく、やさしく落としやすい状態をつくることがポイントです。
STEP2:クレンジング・洗顔でやさしく落とす
角栓は皮脂と古い角質(たんぱく質)が混ざってできているため、皮脂と古い角質の両方にアプローチすることが大切です。皮脂やメイク汚れはクレンジングオイルなどで浮かせて落とし、酵素洗顔を取り入れることで古い角質も落としやすくなります。ただし、酵素洗顔は使いすぎると必要な角質まで取り除き、乾燥につながることがあるため、商品の使用方法に従って適切な頻度で使いましょう。
STEP3:保湿で毛穴環境を整える
クレンジングや洗顔の後は、化粧水や乳液などで十分に保湿を行いましょう。角栓を除去した後の肌は乾燥しやすく、刺激を受けやすい状態になっています。保湿によって必要なうるおいを補い、肌のバリア機能を保つことで毛穴周りの肌を健やかな状態に整えやすくなります。
角栓除去でやってはいけないこと|注意点

角栓は無理に取り除こうとすると毛穴や肌に大きな負担をかけることがあります。間違った方法でケアを続けると、乾燥や炎症、角栓の再発などにつながる可能性もあります。角栓をケアするときは、肌への負担を抑えた方法で行うことが大切です。
ピンセットや指で無理に抜く・押し出す
ピンセットや指で無理に角栓を抜いたり押し出したりすると、毛穴や周囲の皮膚にダメージを与えることがあります。肌が傷つくと炎症や色素沈着、毛穴が目立つ原因になるほか、雑菌が入り込むことでニキビを引き起こす可能性もあります。無理に取り除こうとせず、クレンジングや洗顔などでやさしくケアしましょう。
毛穴パックを頻繁に使う
毛穴パックは角栓を取り除きやすい一方で、必要な角質まで一緒にはがしてしまうことがあります。頻繁に使用すると肌の乾燥や皮脂の過剰分泌につながる可能性があります。使用する場合は商品の使用方法や推奨頻度を守り、使いすぎないようにしましょう。
毛穴パックの効果や使い方については、毛穴パックはすっきりする?よくないと言われる理由・効果・使い方のコツで紹介しています。
摩擦を与える洗顔やマッサージを行う
スクラブや洗顔ブラシで強くこすったり、洗顔やクレンジングで長時間マッサージしたりすると、肌に摩擦が加わり負担が大きくなります。摩擦によってターンオーバーが乱れると古い角質がたまりやすくなり、かえって角栓ができやすくなることがあります。洗顔料は十分に泡立て、肌をこすらずやさしく洗いましょう。
角栓除去後に保湿をせず放置する
角栓を除去した後の肌は乾燥しやすく、刺激を受けやすい状態です。保湿を怠ると肌が乾燥し、それを補おうとして皮脂分泌が増え、角栓ができやすくなることがあります。ケア後はできるだけ早めに化粧水や乳液などでしっかりとうるおいを補いましょう。
角栓をできにくくする予防方法

角栓は一度取り除いても、皮脂や古い角質が毛穴にたまることで繰り返しできることがあります。角栓を予防するためには、毛穴に汚れをため込まないことに加え、肌状態に合ったスキンケアや生活習慣を続けることが重要です。
正しいクレンジング・洗顔を続ける
メイクや皮脂汚れをその日のうちに落とし、毛穴に汚れをため込まないことが大切です。洗浄力が強すぎるものや洗いすぎは乾燥につながることがあるため、自分の肌質に合ったクレンジングや洗顔料を選びましょう。毎日適切な洗顔を続けることが、角栓予防につながります。
スキンケアで毛穴環境を整える
肌の乾燥は皮脂分泌が増える原因のひとつとなり、角栓ができやすい状態につながることがあります。保湿だけでなく、皮脂分泌やターンオーバーにも配慮したスキンケアを取り入れることが、角栓予防につながります。
【目的別|角栓予防におすすめの美容成分】
| 目的 | 美容成分の例 |
|---|---|
| 乾燥を防ぎ、 肌のうるおいを保つ |
セラミド ヒアルロン酸 |
| 皮脂分泌を抑え、 ターンオーバーを整える |
ビタミンC誘導体 レチノール アゼライン酸 |
| 古い角質をやわらかくし、 排出を促す |
サリチル酸 グリコール酸 乳酸 |
睡眠や食生活など生活習慣を整える
睡眠不足や栄養バランスの偏った食生活、ストレスなどは、皮脂分泌やターンオーバーの乱れにつながることがあります。こうした生活習慣の乱れを改善することも、角栓予防につながります。十分な睡眠や栄養バランスの取れた食事を心がけ、規則正しい生活を意識しましょう。
セルフケアで改善しにくい場合は美容皮膚科も選択肢

セルフケアを続けても角栓を繰り返したり、毛穴の黒ずみが改善しなかったりする場合は、美容皮膚科へ相談することも選択肢のひとつです。美容皮膚科では、毛穴の角栓や古い角質を除去する施術のほか、毛穴を引き締めて角栓ができにくい肌環境を目指す施術など、肌の状態に合わせた治療を受けることが可能です。
【角栓・毛穴悩みに用いられる美容施術の例】
毛穴治療の種類や特徴について詳しく知りたい方は、毛穴治療ページをご確認ください。
まとめ
角栓は皮脂と古い角質が毛穴に詰まってできるもので、無理に押し出したり抜いたりすると、かえって肌や毛穴に負担をかけることがあります。角栓を繰り返さないためには、正しいセルフケアを続けながら、角栓ができにくい肌環境を整えることが大切です。
- 角栓は皮脂と古い角質(たんぱく質)が混ざってできる
- 無理に抜いたり押し出したりせず、正しい方法でケアする
- スキンケアや生活習慣を見直し、角栓を予防する
- セルフケアで改善しにくい場合は美容皮膚科への相談も選択肢
角栓は一度取り除いても、皮脂分泌やターンオーバーの影響によって繰り返しできることがあります。毎日のスキンケアや生活習慣を見直しながら、自分の肌状態に合ったケアを続けていきましょう。
よくある質問
角栓は全部取ったほうがいいですか?
角栓は誰にでもできるもので、すべて取り除く必要はありません。肌のターンオーバーが整っていれば自然に排出されることもあります。強く押し出したり抜いたりせず、クレンジングや洗顔、保湿などの適切なケアを続けましょう。
角栓をピンセットで抜くのはよくないですか?
ピンセットで角栓を取り除こうとすると毛穴や周囲の皮膚を傷つけ、炎症や色素沈着などの原因になることがあります。また、雑菌が入り込むことでニキビにつながる可能性もあるため、おすすめできません。市販の角栓取り専用ピンセットも角栓を無理に取り除くと毛穴や肌に負担をかけることがあるため、使用には注意が必要です。
角栓を抜くと毛穴は広がりますか?
角栓を一度取り除いても、それだけで毛穴が広がるわけではありません。ただし、強く押し出したり抜いたりすると毛穴や周囲の皮膚に負担がかかり、毛穴が目立ちやすくなることがあります。毛穴への負担を避けるためにも、自己判断で取り除かないようにしましょう。
角栓は自然になくなることはありますか?
軽度の角栓であれば、肌のターンオーバーによって自然に排出されることがあります。ただし、皮脂分泌が多い状態や毛穴詰まりが続くと角栓が残りやすくなるため、日頃から適切なスキンケアを行いましょう。
白いニョロニョロした角栓は押し出しても大丈夫ですか?
白いニョロニョロは、毛穴に詰まった皮脂や古い角質でできた角栓であることが多いです。一時的に押し出せても毛穴や肌を傷つけたり、角栓を繰り返したりする原因になることがあります。無理に押し出さず、やさしくケアすることが大切です。







