高濃度ビタミンC点滴の効果とは!デメリットや危険性はある?

高濃度ビタミンC点滴の効果とは!デメリットや危険性はある?
高濃度ビタミンC点滴

ここは「高濃度ビタミンC点滴とは何か」の紹介コラムです。ぜひご参考ください。

高濃度ビタミンC点滴とは?

高濃度ビタミンC点滴とは、名前の通りビタミンCを点滴で静脈に流し込む施術。美容目的では15〜25g程度の量を投与する場合が多いです。

ちなみにレモン1個に含まれるビタミンCの量が20mgなので、12.5gのビタミンCはレモン625個分に匹敵。

美容だけでなく抗癌治療に用いられる場合もあり、その際の投与量は50~100gと美容目的よりも多い傾向にあります。

▶ビタミンCの効果

・ビタミンCを経口摂取した場合との違い

経口摂取の場合、厚生労働省からも「ビタミンCはおよそ400mg/日で血中濃度は飽和する」と言われています。

これは簡単に言うと、経口で一気に大量摂取しても多くのビタミンCは尿と一緒に排出されてしまうということ。

しかしビタミンCを点滴で摂取した場合は、飽和する前に直接ビタミンCが血管内に行き渡ります

点滴の方が、経口摂取よりも大量のビタミンCの効果を何十倍も効率良く取り込めるのです。

高濃度ビタミンC点滴の主な効果

高濃度ビタミンC点滴は、単純にビタミンCを多く摂取できるという治療です。

ビタミンCは抗酸化作用が強く、健康・美容において協力なサポートをしてくれます。

本記事ではビタミンCの抗酸化作用によるメリットを含めて、さまざまな美容効果を紹介します。

抗酸化作用とは
抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑え、細胞の酸化を防ぐ効果です。

私達の身体は、老化・ストレス・摩擦・紫外線などなど、さまざまな要因で活性酸素を増やし、細胞が酸化することで衰えています。

▶抗酸化作用(活性酸素)とは

高濃度ビタミンC点滴の美容効果6つ

  • シミ、くすみの改善
  • シワ、たるみの改善
  • 保湿、肌触りの改善
  • ニキビの改善
  • 毛穴の改善

・シミ、くすみの改善

シミの主な原因は、皮膚内にメラニンという黒い色素が残ってしまうことです。

メラニンは活性酸素を撃退する作用を持ち、活性酸素が増えるとより多く生産されます。

ですので、活性酸素の増加をビタミンCの抗酸化作用で抑えていれば、メラニンは増えにくいです。

▶メラニンとは?

・シワ、たるみの改善

ビタミンCの抗酸化作用によって、皮膚の少し奥にある真皮が健康になります。

真皮が活発に働けば、皮膚内のクッション・バネ的な役割を持つ成分(コラーゲンやエラスチンなど)を大量に増加。

真皮が生み出す多くの美容成分がたるんだ皮膚を内側から持ち上げ、肌にハリを与えてくれます。

▶真皮とは? ▶真皮が生み出す美容成分

・保湿、肌触りの改善

ビタミンCは肌の潤いを保つのに必要なセラミドの生成を促します。

水分をたっぷり含んだ肌は、ぷるぷるで弾力のある触り心地に。

水分があれば乾燥も防げるので、肌の負担、カサつきなどを軽減してくれます。

・ニキビの改善

ビタミンCの抗酸化作用は、肌荒れを起こす酸化ダメージを防ぎます。

炎症が起きにくくなると、皮脂の過剰分泌も抑えられ、毛穴の中が綺麗に。

皮脂をエサにしているニキビ菌が住みにくくなって、ニキビ肌を改善します。

▶皮脂とは?

・毛穴の改善

毛穴が大きくなる原因の一つが、増えすぎた皮脂によって毛穴を押し拡げられることです。

ビタミンCによって皮脂量がコントロールできるようになれば、皮脂は増えすぎません。

衛生的ですっきりとした毛穴環境になり、毛穴が広がらず、キメの細かい肌を守ります。

高濃度ビタミンC点滴の健康効果4つ

  • 疲労、免疫の改善
  • ストレスの改善
  • 血行の改善
  • 病、癌の改善

・疲労、免疫の改善

活性酸素が多いと身体のさまざまな細胞が弱るので疲れやすいです。

つまり、逆に言えばビタミンCを摂取して活性酸素を抑えておけば、疲労は減ります。

丈夫になった皮膚や粘膜がウィルスの侵入を防御。白血球も活発になるので、侵入したウィルスの撃退も早くなり、免疫力の高い身体になります。

・ストレスの改善

ビタミンCを摂取すると、ストレスを和らげてくれる効果があります。

それはビタミンCがストレスに抵抗するための「副腎皮質ホルモン」を増やすから。

ビタミンCはストレスを感じると大量に消費されるので、ストレス過多な人は意識的に摂取しましょう。

・血行の改善

ビタミンCを摂取すると、鉄分やカルシウムなどのミネラルの吸収力が上がります。

鉄分は、取り込んだ酸素や栄養を全身に届ける「血液」の材料になる栄養素です。

全身に酸素が行き渡ることで脳を含めた全身が元気になり、思考力・運動能力が向上します。

・病、癌の改善

高濃度ビタミンC点滴は抗酸化作用によって免疫力の高い身体を作ります。

その効果は、アメリカでは数多くの癌治療の代替として研究されているほど。

動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病も含め、さまざまな病から身体を救います。

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高濃度ビタミンC点滴のデメリット5つ

  • 痛みがある
  • 喉が渇く
  • 眠気が生じる
  • 血糖値が下がる
  • 血液中のカルシウム濃度が下がる

高濃度ビタミンC点滴には重篤な副作用はないとされています。しかしデメリットが全くないわけなく、上記が主に言われるデメリットです。

治療に100%安全なものはありません。万が一を考えて治療は必ず医師の診断のもと、許可を貰ってから受けましょう。

・痛みがある

高濃度ビタミンC点滴は、点滴のために針を刺すので、その際に痛みが生じます。

針を刺した後も点滴薬を導入するスピードが早すぎると、局所的な血管通が生じる場合も。

これは点滴治療全般に起こり得る痛みですが、高濃度ビタミンC点滴は特に浸透圧差の関係で血管通が生じやすいです。

仮に痛みを感じた場合には、クリニックのナースを呼んで点滴の速度を落としてもらいましょう。

・喉が渇く

ビタミンCには利尿作用があります。

そのため、ビタミンCを急激に吸収する高濃度ビタミンC点滴受けた後は、水分の排出が多くなることも。

水分不足にならないために、水分をしっかり補給しておきましょう。

・眠気が生じる

高濃度ビタミンC点滴を受けた後は、一時的に眠気を感じやすくなります。

これは花粉症などのアレルギー薬を飲んだ後と同じようなメカニズム(抗ヒスタミン作用)によるものです。

頭がぼーっとすることもあり、治療後すぐは車の運転などを控えておきましょう。

・血糖値が下がる

ビタミンCは糖分と似た構造をしているため、高濃度ビタミンC点滴を受けると身体は糖分が入った(血糖値が上昇した)と勘違いすることがあります。

身体は血糖値を下げるインスリンを大量に分泌しはじめ、本当は上がっていない血糖値をさらに下げることに。

その結果、血糖値は通常よりも低くなり、めまいや冷や汗、疲労を感じることがあります。

低血糖になりやすい方は、糖分をあらかじめ蓄えておくために食事をしっかり摂り、不安な場合は飴などを舐めておくのも良いでしょう。

血糖検査も騙されやすい
簡易の血糖値測定機器でも、ビタミンCと糖分を間違えることがあります。

そのまま高血糖と勘違いしてインスリン注射などを受けると、上記の説明同様に低血糖へ。

高濃度ビタミンC点滴の後は長い時間、血糖の測定を控えておきましょう。

・血液中のカルシウム濃度が下がる

ビタミンCはカルシウムを尿として外に出す働きがあります。

そのため高濃度ビタミンC点滴は、血中のカルシウム濃度が低下させます。

必要以上にカルシウム濃度が低下すると、筋肉のけいれんや痺れなどの症状が出ることも。

水分、糖質などと同じように、カルシウムも多く摂取しておきましょう。

高濃度ビタミンC点滴の受け方

  • 施術にかかる時間
  • 施術を受ける回数
  • 施術後の注意

・施術にかかる時間

高濃度ビタミンC点滴の施術にかかる時間は、投与量や点滴のスピードによります。

美容目的の場合、高濃度ビタミンC点滴にかかる時間は、投与量12.5~25gの想定で30~60分ほどが目安です。

※癌治療となると美容目的よりも投与量が多くなり、かかる時間も増えます。

・施術を受ける回数

1週間に1回の点滴治療を何度か行えば、身体が元気になって肌も綺麗に。

必要な回数は改善したい症状や目的次第なので、クリニックと相談して決めましょう。

・施術後の注意

高濃度ビタミンC点滴を受けた後、特に食事や運動の制限はありません。

しかし、なるべく大量の飲酒、長時間の入浴、激しい運動など、身体に負担をかける行いは避けましょう。

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高濃度ビタミンC点滴の値段、保険の適用

【投与量】 【料金】
12.5g(単品) 16,500円
5回コース 66,000円
10回コース 115,500円

高濃度ビタミンC点滴は保険が適用できないため、自由診療になります。

上記は、当院で12.5gの投与をする場合の料金です。当院では投与量や回数が増えるほど、1g辺り、もしくは1回辺りの費用が安くなります。

受けたい目的に合うよう、クリニックと相談して受け方を考えましょう。

高濃度ビタミン点滴の禁忌、受けられない人

  • G6PD欠損症
  • 胸水
  • 腹水
  • リンパ浮腫
  • 頭蓋骨内腫瘍
  • 腎不全
  • 心不全

上記のような症状を持つ方は、高濃度ビタミンC点滴を受けられないクリニックが多いです。

また、使用している抗がん剤、薬物(インスリン投与薬など)によっては、一緒に受けられないものも。

安全のために自分の身体のことは必ずしっかりと医師に話して、施術の可否を判断してもらいましょう。

採血検査
G6PD欠損症の方は、50g以上の高濃度ビタミンC点滴で溶血発作を起こす危険性があると言われています。

当院で高濃度ビタミンC点滴を受けられる場合、お選びできる投与量は「12.5g」「20g」「25g」「50g」です。

当院では、20g以上の投与をご希望の患者様には必ず採血検査を受けて頂き、G6PD欠損症のチェックをしています。

高濃度ビタミンC点滴で綺麗な肌へ!

高濃度ビタミンC点滴には、美肌効果はもちろん、病気に負けない身体を作る効果もあります。

簡単に受けられる施術なので、当院では他の美容治療で麻酔を浸透させている間に受けるという患者様も。

多くの患者様におすすめな、身体を元気にする施術ですので、ご興味があればぜひ当院へご相談ください。

来院のご予約はもちろん、電話・メールでのお問い合わせもお待ちしております。

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記事の作成者表参道メディカルクリニック編集部
表参道メディカルクリニックの美容情報をお知らせ!メニューやお肌の知識のご参考にお読み下さい。まだ敷居が高いイメージのある美容クリニックをもっと身近に感じて貰うため、美容に馴染みのない方にも分かりやすく発信します。

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