高濃度ビタミンC点滴の効果とは!デメリットや危険性はある?
◆このコラムで分かること
高濃度ビタミンC点滴とは
高濃度ビタミンC点滴とは、多くのビタミンCを点滴で投与する施術です。
癌治療の代替治療としても研究されており、医療分野において活躍しています。
肌を綺麗にする効果、アンチエイジング効果もあることから今では美容業界でもよく目にするようになりました。
ビタミンCを点滴で摂取するメリット
人はビタミンCを体内で合成できません。そのため基本的には食事からの摂取が必要です。
しかしビタミンCは口から大量に摂っても水分に溶けてしまうため、ほとんどが体中に行き渡る前に尿で排泄されます。
それに対してビタミンCを点滴で直接血管に注入すればビタミンCの血中濃度は一気に高まり、効果がしっかり体中を巡ります。
高濃度ビタミンC点滴の効果
- 活性酸素の働きを抑制
- メラニン生成の抑制
- コラーゲン生成の促進
- 白血球の機能を強化
- コレステロール値の低下
- コルチゾール生成の促進 など
ビタミンCは体内で上記のような働きを起こします。この働きが人体にどのような効果を与えるのか、下記にて「美容面」と「健康面」に分けて解説していきます。
・高濃度ビタミンC点滴の美容効果
1.老化防止(アンチエイジング)
人体は細胞の酸化によって老いていきます。細胞の酸化を進めているのは体内で発生する活性酸素です。ビタミンCはこの活性酸素の働きを抑えて、老化を防いでくれます。
2.美肌効果(張り、しわ、たるみ)
ビタミンCは線維芽細胞の働きを高めてコラーゲンの生成を促します。コラーゲンは肌の弾力、張りを上げるのに重要です。また、皮膚や筋肉、骨、血管を健康な状態で作るのにもかかせません。
3.美白効果(シミ、くすみ、そばかす)
シミやくすみなど、肌の黒ずみの正体はメラニン(黒い色素)です。メラニンは、細胞を傷つける活性酸素から守るために”チロシナーゼ”と呼ばれる酵素から生み出されます。
肌は紫外線などの刺激を受けると活性酸素が発生しますが、同時に活性酸素から細胞を守るためのメラニンも作られるのです。
ビタミンCの活性酸素の働きを抑制する効果、そして”チロシナーゼ”に作用してメラニン増加を阻止する効果が、美白を守ります。
4.毛穴改善効果(ニキビ、毛穴の開き)
ビタミンCは過剰な皮脂の分泌を抑制して、皮脂を餌にしているニキビ菌が減らします。皮脂に毛穴を押し広げられなくなるので、キュっと引き締まった毛穴を保ちやすくなるのです。
5.保湿効果(乾燥、手触り)
ビタミンCは、肌の潤いを保つのに有効なセラミドを生成します。水分は肌のバリア機能を高めて、ぷるぷるモチモチな艶肌を作るのに必要です。
・高濃度ビタミンC点滴の健康効果
1.疲労回復
ビタミンCが活性酸素を抑制することで、身体は健康な状態を維持できるようになります。健康な体は弱った細胞を修復する力も強いです。
2.免疫促進
ビタミンCは体内のウィルスや病原菌を排除する白血球の機能を強化。特に白血球の1種であるリンパ球を活性化させて、抗ウィルス作用のある「インターフェロン」を増やします。
ビタミンCは風邪や感染症などの病気から身を守り、癌細胞の増殖を抑制。コラーゲンや水分量も保って、ウィルスの侵入を防ぐ丈夫な皮膚や粘膜を作れるようになります。
3.生活習慣病の予防
脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの生活習慣病は、人体の血管が固くなること(動脈硬化)で起こりやすくなります。
ビタミンCは、この動脈硬化の原因である悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、糖尿病の原因である異常な血糖値も改善。血の流れがスムーズになり、身体に栄養が行き渡りやすくなります。
4.ストレス改善
ビタミンCは”コルチゾール”を作っています。コルチゾールはストレスが引き起こす不調から身体を守ってくれるホルモンです。
コルチゾールが足りないとストレスによる悪影響を受けやすくなるので、ビタミンCをしっかり摂りましょう。
5.アレルギー改善
ビタミンCが作る”コルチゾール”は抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用、抗炎症作用もあるため、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状を抑えてくれます。
6.デンタルケア
ビタミンCは歯周病予防にも効果的です。歯周病は歯茎を作る”コラーゲン繊維”が分解されて生じます。
ビタミンCはコラーゲン繊維が分解されるのを防ぎ、分解されたコラーゲン繊維を再生する働きがあります。
高濃度ビタミンC点滴の料金は安い?
高濃度ビタミンC点滴の料金は、数多く美容治療の中で言うと、比較的リーズナブルな施術です。
クリニックによってビタミンCの注入量が違う場合があるので、受ける際はどれだけの量をどんな値段で施術しているのか、よく確認しておきましょう。
当院のメニューで摂取できるビタミンの量は12.5~50gです。ビタミンCの量によって料金が変動します。
高濃度ビタミンC点滴は効果ない?
高濃度ビタミンC点滴は、継続的に行っていくことで体調は良くなっていき、効果を実感しやすくなります。
治療を始めて受けた人の中には、あまり効果が分からなかった、という方もいらっしゃいます。
そんな時は、施術したクリニックへ投与する量やビタミンC点滴が必要な状態であるかを話し合ってみましょう。
高濃度ビタミンC点滴は危険?
G6PD欠損症の方が高濃度ビタミンC点滴を受けるのは危険です。重傷の急性溶血性貧血発作を起こす可能性があります。
そのリスクはビタミン15gの投与による溶血発作はほとんどありません。
しかし、それ以上の投与は必ずG6PDを測定するべきと言われるほどです。
当院は高濃度ビタミンC点滴を20g以上投与するお客様へは、G6PDスクリーニング検査をお願いしています。
高濃度ビタミンC点滴の副作用は?
- 点滴痛(血管痛)
- 喉の渇き
- 低カルシウム血症
- 低血糖 めまい、冷や汗、疲労感
・点滴痛(血管痛)
針を刺した箇所に局所的な痛みを感じるのが点滴通です。注射や点滴において、点滴通が起こるリスクは避けて通れません。
点滴速度の早さや、投与する量(浸透圧)によって、点滴通の起こりやすさに影響があります。
・喉の渇き
高濃度ビタミンC点滴を施術した後は、喉の渇きを覚える方も多くいます。ビタミンCを吸収するのに水分が必要になり、さらに利尿作用もあって身体の水分が抜けやすくなるからです。
減ってしまう水分を補うために、ミネラルフォーターなどでこまめに水分補給しましょう。
・低カルシウム血症
ビタミンCはカルシウムを尿として外に出す働きがあります。カルシウムは減ると、筋肉の痙攣や痺れ、痛み、抑うつ状態になりやすいです。
カルシウムのサプリや製剤を投与すれば、早く改善できます。
・低血糖 めまい、冷や汗、疲労感
ビタミンCはブドウ糖と構造がよく似ています。そのため体はビタミンC点滴によってブドウ糖が入ったと勘違いをして、血糖を下げるインスリンを分泌することがあるのです。
低血糖になりやすい人は事前に食事をできるだけ取ったり、点滴中に飴などで糖分を摂取したりしながら受けるのもいいでしょう。
初めての美容クリニックが不安な方へ
高濃度ビタミンC点滴は、他の美容治療と比べて手軽に始めやすい施術です。
当院は高濃度ビタミンC点滴についてはもちろん、その他さまざまな美容の悩みに寄り添います。
無料のカウンセリングもありますので、お時間の都合が宜しければぜひ一度ご予約ください。
メールや電話でのご質問も受け付けております。いつでもお気軽にご相談ください♪
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