プロペシアの効果がない理由|知っておきたい原因とその対策

プロペシアの効果がない理由|知っておきたい原因とその対策
AGA治療薬

プロペシアは多くのAGA患者に効果が認められていますが、その中には期待した効果が実感できない人もいます。
薬との相性に個人差はあるものの、原因が服用環境や薬に対する誤った認識によることも珍しくありません。
このページでは、プロペシアが効かないと感じる理由と、その具体的な対策について詳しく解説していきます。

プロペシアの効果がない原因について

プロペシアの効果がない原因
プロペシアは、AGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる薬であり、ほとんどの人が1年間の服用で「薄毛の改善」または「脱毛の進行抑制効果」を実感しています。
ほとんど効果を感じられないケースは稀であるため、効かない原因としては以下のようなことが考えられます。

プロペシアの効果がないと感じる原因
・AGA以外の脱毛症の可能性
・「発毛しない=効かない」と誤解している
・プロペシアの服用をはじめたばかり
・治療用量が足りていない
・AGAの進行が著しい
・プロペシアに頼りすぎている
・正しく服用できていない
・初期脱毛

AGAに必ず効く薬ではありませんが、効かないと感じるのはプロペシアが原因ではない可能性が高いです。
それぞれの効かない原因について詳しく解説していきます。

プロペシアの効果|髪の変化・改善率・治療期間・併用治療の効果

AGA以外の脱毛症の可能性

AGAは、成人男性の3人の1人が発症すると考えられている一般的な脱毛症です。
このため薄毛がAGAである可能性は高いものの、プロペシアの効果がない場合には他の原因で脱毛が起きていることが疑われます。

AGA以外に脱毛の原因となる病気
・自己免疫疾患
・皮膚疾患
・ホルモン異常
・栄養障害 など

プロペシアは、上記のような病気による脱毛に対しては効果が認められていません。
症状の1つとしてAGAと似た脱毛を起こすこともあり、何かしらの身体の異常を知らせるサインとして脱毛が起きている可能性があります。

「発毛しない=効果ない」と誤解している

プロペシアの効果は、AGAによる脱毛の進行抑制です。
つまり、AGAの影響から髪や頭皮を守ることを目的に用いるので、発毛を主な効果とした薬ではありません。

髪が生えないからといってプロペシアの効果がないとは言い切れず、抜け毛量が減少して脱毛の進行が治まっていれば効果ありと判断されます。
誤って過度な期待を持ってプロペシアを服用すると、効かないと感じる原因になってしまうので注意です。

プロペシアの服用をはじめたばかり

プロペシアには即効性がなく、時間をかけて作用を持続させることで髪に変化をもたらします。
早い人で服用から3ヵ月、一般的には服用から6ヵ月が治療効果を判断する目安の期間です。
治療に必要な時間が決まっているので、服用後すぐに効果がないからといって服用を中断すれば、効果を得られないままになってしまいます。

治療用量が足りていない

プロペシアは、0.2mgから服用を開始して1mgを上限として増量することができます。
AGAの進行レベルや健康状態に応じて用量を調整するため、使用している用量が効果を得るには十分な用量ではない可能性が考えられます。

なお、必ずしも用量は多い方が効果を得やすいというわけではありません。
効果と副作用のバランスを考慮する必要があるので、治療の経過をみつつ適切な用量を見つけることが大切です。

AGAの進行が著しい

AGAによる脱毛の進行スピードは比較的遅いものの、進行性のため長期間にわたって放置してしまうと毛根が死滅する可能性があります。
毛根が死滅した毛穴から髪が生えることはないため、プロペシアによる治療のタイミングが先延ばしになるほど効果を期待するのは難しいです。

プロペシアに頼りすぎている

プロペシアはAGAによる脱毛進行抑制に効果的な薬ではあるものの、髪の成長を促すのは食生活をはじめとする生活習慣です。
いくら薬を服用しているからといっても、髪や頭皮にとって悪影響となる生活習慣を続けていれば、効果が現れるまでに時間がかかることや十分な効果が得られない可能性があります。

正しく服用できていない

プロペシアの効果を得るためには、1日1回1錠の服用を毎日続ける薬です。
その日の気分で飲んだり飲まなかったり、飲み忘れが続いてくると、AGAの原因であるDHTの発生をブロックする作用は途切れてしまいます。
薬の作用が安定しないと、髪の変化を期待するのは難しくなるので、プロペシアの不規則な服用は効果が得られない原因となってきます。

初期脱毛

プロペシアの開始から間もなく、初期脱毛と呼ばれる現象が起こることがあります。
この現象は、プロペシアにより乱れたヘアサイクルが正常に戻りはじめ、AGAの影響を受けた髪が健康な髪に生え変わる過程で発生します。
抜け毛が一時的に増えるため悪化と捉えられてしまいがちで、不安による服用中止が効かない原因につながりやすいです。

プロペシアが効かない場合の対処

プロペシアが効かない場合の対処
プロペシアの効果がない原因に思い当たる節がない場合、対処として以下の方法があげられます。

・医療機関に相談する
・他の予防薬に変更する
・発毛薬を併用する

むやみに自己判断してしまうと、継続すれば効果を得られる可能性をみすみす捨ててしまったり、誤った治療にもつながりやすくなりがちです。
治療の経過を診てもらうためにも、効果がないと感じた時は医師に相談するようにしてください。
以下では、それぞれの対処について詳しく解説していきます。

医療機関に相談する

プロペシアの効果を感じられない場合、まずは医療機関に相談することが重要です。以下の理由から、医師の診察を受けることをおすすめします。

①他の脱毛症の可能性を確認するため
AGA以外にも、脱毛を起こす原因はさまざまあります。代表的な円形脱毛症や病気に付随して起こる甲状腺疾患などが原因であれば、プロペシアの効果は得られません。髪や頭皮の状態を自己判断するのは難しいので、医師の診察でチェックしてもらうようにしましょう。

②正しく服用できているか確認するため
プロペシアの服用方法や用量が適切でない場合、十分な効果が得られないことがあります。現在の服用状況について医師に相談することで、正しい服用につながるアドバイスが得られます。また、服用スケジュールの見直しや、他の治療法との併用についても相談が可能です。

③プロペシアの効果を評価するため
プロペシアの効果がみられるまでには時間がかかるため、セルフチェックでは細かな変化を確認することは難しいです。マイクロスコープなどを用いて治療箇所の変化を評価してもらうことで、今後の治療方針を決定するための適切なサポートが受けられます。

医師との相談は、プロペシアの効果を最大限に引き出すための重要なステップです。服用中の疑問や不安がある場合には、早めに医療機関に受診して適切なアドバイスを受けるようにしましょう。

他の予防薬に変更する

プロペシアの効果を感じられない場合、他の予防薬への切り替えを検討するのも1つです。

ザガーロ
ザガーロ(デュタステリド)は、プロペシアと同様にDHTが頭皮に発生するのを抑制する薬です。
より強く発生を抑える効果が認められており、頭頂部の毛髪数・毛髪の太さ・硬毛数において、ザガーロはプロペシアの1.6倍上回ることが確認されています。

ザガーロはAGAに対して高い効果を持っており、有力な代替薬として推奨されています。
ジェネリックの選択肢もあるので、医師と相談して適切な処方を受けるようにしてください。

発毛薬を併用する

発毛を期待してプロペシアを服用しているのであれば、発毛薬の併用も検討してみましょう。
プロペシアは主に脱毛の進行を抑える薬であり、発毛効果がみられる人はわずかです。
そのため新しい髪の成長を促進するためには、以下のような発毛薬を組み合わせるのが効果的となります。

ミノキシジル(外用薬)
ミノキシジルはAGAによって滞った頭皮への血流を改善し、毛母細胞(髪になる細胞)を刺激することで発毛を促す薬になります。
外用薬は気になる薄毛部分にピンポイントでアプローチでき、頭頂部・前頭部・生え際のいずれにも有効です。

ミノキシジル(内服薬)
外用薬とは異なり、飲むミノキシジルは強力な血管拡張作用を持つ薬です。
全身に作用するので、副作用が頭皮以外にも現れることがありますが、外用薬よりも発毛を実感しやすくなっています。

同じ発毛薬でも、塗るタイプと飲むタイプとでは効果の強さが異なるため、医師の判断からAGAの進行レベルに応じた適切な処方を受けるようにしてください。

プロペシアの効果がないについてのまとめ

プロペシアが効かない理由には、さまざまな原因が考えられ、場合によっては他の脱毛症を発症している可能性もゼロではありません。
自己判断によって誤った治療やセルフケアを取り入れてしまうと、脱毛が悪化する可能性もあります。
効かないと感じた時は、できるだけ早めに医師に相談し適切な対処を講じるようにしてください。

よくある質問

プロペシアが効かないと感じるのはなぜですか?

プロペシアが効かない理由には、AGA以外の脱毛症の可能性や誤った期待、適切な服用ができていないなどが考えられます。
薬との相性が悪く効かないことも稀にあるので、まずは医師に相談して正しい判断を受けるようにしてください。

プロペシアをどれくらいの期間服用すれば効果がわかりますか?

プロペシアの効果が現れるまでには個人差がありますが、一般的には3ヵ月から6ヵ月の継続した服用が必要です。
なお、治療の効果を正しく判断するためには、少なくとも6ヵ月は続けることが推奨されます。

他の予防薬に変更すれば、すぐに効果が現れますか?

プロペシアと同じ予防薬に位置づけられるザガーロに変更した場合でも、効果が現れるまでには時間がかかります。
髪の成長スピードまでは変わらないので、根気強く服用を続けて気になる箇所の毛髪の変化を確認する必要があります。

発毛薬を併用することで効果は上がりますか?

プロペシアと発毛薬であるミノキシジルは相性が良く、併用することでAGAから髪や頭皮を守りながら、発毛を促す相乗効果が期待できます。
ミノキシジルは剤形(錠剤・リキッド)で効果の強さが変わるので、AGAの進行レベルに応じて適切な剤形を選択してください。

プロペシアが効かない場合、どうすればいいですか?

プロペシアが効かない場合、まずは医師に相談するようにしてください。
他の脱毛症の可能性や治療方法の見直しを行い、適切な診断と治療計画を立てることで効果的なAGA治療が可能になります。

記事の作成者表参道メディカルクリニック編集部
表参道メディカルクリニックの美容情報をお知らせ!メニューやお肌の知識のご参考にお読み下さい。まだ敷居が高いイメージのある美容クリニックをもっと身近に感じて貰うため、美容に馴染みのない方にも分かりやすく発信します。

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