【初心者向け】ハイドロキノンとは?効果や副作用を解説!市販のクリームはどうなの?

成分

本コラムは「ハイドロキノン」とは何かを紹介します。

シミ治療によく用いられるハイドロキノンですが、実際はどんな作用があるのか。

その効果や副作用など、よくある疑問を誰でも分かりやすいように解説します。ぜひご参考下さい。

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンは、イチゴ類、麦芽、コーヒー、紅茶などにも含まれている天然の成分です。

古くから美白効果に注目を浴びており、配合された薬を用いてシミ治療をしている美容クリニックもたくさんあります。

アメリカで美白治療の主流とされているのも、このハイドロキノンを活用したケアです。

意外な活躍
実はハイドロキノンは写真の現像液にも活用されています。ハイドロキノンによって写真上でも人の肌が白く映るのです。

ハイドロキノンの効果

シミは、メラニンと言う黒い色素が皮膚内に溜まることで現れる肌の黒ずみです。そしてそのメラニンは、メラノサイトという細胞から生産されています。

ハイドロキノンはメラノサイトに作用して、メラニンの生産を抑制する効果があります。

そもそもメラニン自体は時間経過によって肌のターンオーバーに伴い自然と排出されます。

つまりハイドロキノンでメラニンが増えるのを止めておけば、基本的にシミは自然と薄くなるというわけです。


他の薬や施術と併用すると効果アップ

ハイドロキノンの効果は新たなメラニンが生まれるのを防ぐもので、今あるシミの排出を促す作用は強くありません。

そのため、ハイドロキノンと一緒にシミの排出(ターンオーバー)を促進する治療法と併用することで、より効果的にシミの治療ができます。

例えば「トレチノイン」との併用が人気
トレチノインは、ターンオーバーを促進する効果があります。成分の浸透性を良くする役割もあり、ハイドロキノンと一緒に処方されることの多い成分です。

美容界で有名なドクターズコスメ「ゼオスキン」にも”ミラミックス”というハイドロキノン配合の、トレチノインとの併用を前提としたコスメがあります。

ハイドロキノンが消す 主なシミの種類3つ

ハイドロキノンはさまざまな種類のシミ治療に処方されています。ここではハイドロキノンによって治療効果が高いとされている主なシミを3種類、紹介します。

  • 老人性色素沈着
  • 炎症後色素沈着
  • 肝斑

・老人性色素沈着

老人性色素沈着は、生じている人が一番多いシミです。長年蓄積した紫外線のダメージによるもので、加齢と共に生じやすくなります。

・炎症後色素沈着

外傷や火傷、虫刺され、ニキビ跡など、あらゆる炎症の後に起こりやすいシミです。レーザー治療などの後に生じることもあります。

・肝斑

妊娠中や更年期の女性に多く現れるシミです。女性ホルモンの乱れが原因で生じると言われています。

ハイドロキノンのメリット

シミには、例えば肝斑のように刺激を与えると逆にシミを増やしてしまう種類もあります。

そんなときは出力の強い医療レーザーなどを当てるよりも、ハイドロキノンのような内服薬・外服薬でアプリーチすると比較的リスクが少ないです。

またレーザー治療でメラニンを破壊した後、その刺激で新たにメラニンが生まれないようにハイドロキノンが処方されることもあります。

とはいえ副作用もありますので、なるべくクリニックで悩みの患部がハイドロキノンで治せるシミなのか見極めて、使用を始めましょう。

ハイドロキノンの主な副作用2つ

  • 炎症
  • 白斑

・炎症

ハイドロキノンの主な副作用は、使用初期に多少の赤みやヒリつきを感じることです。

これは使用を続けることで徐々に耐性ができ、症状は落ち着いていきます。

ただし、いつまでも副作用が治らない場合や症状が強い場合は、使用を中止してください。

アレルギー反応を起こしている可能性もあるため、不安なときはクリニックへ相談して、使用継続してもいいか確認しましょう。

・白斑

配合濃度の高いハイドロキノン製剤を長期間使用した際は、白斑を起こす可能性があります。

白斑は、メラニンを生み出す細胞自体が失われて、肌が白く色抜けする現象です。

現在では、濃度5%までのハイドロキノンなら白斑発症の報告がありません。

そのため効果と副作用のバランスを考えて、濃度4%のハイドロキノンを処方しているクリニックが多いです。

長期的に使用する場合は、半年を目処に使用を止めて休薬期間を設けられることもあります。

ハイドロキノンによく挙がる不安・疑問

  • ハイドロキノンでシミが濃くなる?
  • ハイドロキノンでガンが発症する?

ハイドロキノンでシミが濃くなる?

ハイドロキノンを使用していると、メラニン生産が抑制されます。

そもそもメラニンには紫外線によるダメージから肌を守るためにある色素です。

よって、ハイドロキノンの使用中は普段よりも紫外線対策を念入りに行いましょう。

メラニンによる防御をなくしたまま紫外線を浴び続けていると、ダメージによってメラニンの生産が活発になる可能性があります。

ハイドロキノンでガンが発症する?

濃度5%のハイドロキノンはある動物実験の結果、発がん性を持つ可能性があると言われています。

人に対する発がん作用は、現在はまだ判断されていません。

しかし高濃度のハイドロキノンを使用する際は、その点も踏まえておきましょう。

安全に効果を得るためには、きちんとクリニックから指導された用法用量を守るのがオススメです。

ハイドロキノンは市販されている?

ハイドロキノンは、市販の化粧品にも配合されているものがあります。

市販品のハイドロキノン配合コスメは、現在はまだ濃度の規制がされていません。

よく知らないまま濃度が高いものを使ってしまうと副作用のリスクが高まり、逆に低いと効果が薄い可能性があるので注意しましょう。

ハイドロキノンの効果を効率よく安全に受けるならクリニックの処方を受けるのがオススメです。

市販品に配合されるようになった経緯
元々、日本でハイドロキノンは医師の管理下のもとでのみ扱われていました。

その理由には、ハイドロキノンよりも強力にメラニンを抑制する「ハイドロキノンモノペンジルエーテル」の存在が影響していると言われています。

こちらはアレルギー反応も起こしやすい他、色素細胞に対して作用が強く、白斑が元に戻らなくなる可能性もあり、今も化粧品への配合は禁止です。

ハイドロキノンも構造が似ていることから長年、市販化粧品への配合が禁止されていました。

しかし状況が変わったのは2001年。規制緩和によってメーカーの責任で、ハイドロキノンは一般化粧品にも配合されるようになったのです。

※ハイドロキノンモノペンジルエーテルはあのマイケルジャクソン氏も使用していたことで知られています

ハイドロキノンクリームの使い方

  1. まずは洗顔後、
    顔全体を化粧水で整えましょう。
  2. トレチノインを使用する際は、
    患部にのみトレチノインを塗ります。
  3. トレチノインが浸透した後に、
    ハイドロキノンを患部より広めに塗ります。
  4. その後、紫外線対策のために
    日焼け止めを塗っておしまいです。

1日2回、朝・夜で行うのが一般的ですが、副作用が強ければ1日1回、2日に1回と減らしながら経過を確かめます。

必要に応じて美容液で保湿をしたり、飲む日焼け止めを服用しましょう。ハイドロキノンはデリケートゾーンの黒ずみ対策にも用いられますが、粘膜には刺激が強いためクリニックの指導のもと、使用範囲に注意してください。

ハイドロキノンの治療内容・経過期間

ハイドロキノンを使用した治療期間は、治療の内容はもちろん、シミの種類や状態にもよります。

肝斑の場合は治療が長期化しやすく、休薬期間を挟む場合も多いです。

ハイドロキノンとトレチノインを併用した場合、一般的なシミ治療は下記のような経過内容がよく挙げられます。

1ヶ月〜1.5ヶ月の間
トレチノインとハイドロキノンを併用
2ヶ月〜3ヶ月
ハイドロキノンのみ使用
3ヶ月〜4.5ヶ月
休薬

治療が長期化した際は休薬期間を挟んだのちに、再び治療を開始します。

シミが改善した後も再発を防ぐためにハイドロキノンの塗布を継続することも多いです。

ハイドロキノンでシミ治療ができる!

ハイドロキノンはシミ治療において頻繁に活躍している成分です。

当然、当院でもハイドロキノンを用いた治療メニューをご用意しています。

処方できるかどうかは診察次第ではありますが、美容クリニックにはハイドロキノンの他にもさまざまな治療メニューがあります。

シミにお悩みであればぜひ一度、お気軽にご相談ください。ご来院の予約はもちろん、電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。

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