アートメイクはレーザーで除去できる!ダウンタイム・失敗しないために

◆このコラムで分かること
アートメイクは除去できる?
アートメイクは一度入れるとなかなか消えるものではありません。アートメイクは長く残るものなので「デザインが気に入らなかった」という方もいれば、「時間が経って今のデザインに飽きた」という方もいます。
アートメイクは時間が経つとともにお肌のターンオーバーによって薄くなっていきますが、早期の除去を希望するならクリニックで施術を受けましょう。
アートメイク除去には主に医療レーザーを使用します。レーザーは黒、茶、青色などのインクに反応する場合が多いですが、色の種類や施術部位によってはレーザー除去が難しい場合もあります。その場合は切除術や除去液、肌色のインクを利用したカモフラージュ方法も考慮されます。
・アイラインも除去できる?
アイラインのアートメイクも、きちんとしたクリニックであれば安全に除去できます。
アイラインの除去は目に近いため、視力に影響が出るのではと心配する方が多く、躊躇してしまうこともあるでしょう。
アイラインのアートメイク除去には、医療用のコンタクトレンズを入れたり、目を保護するアイシールドを使用して、レーザー照射を行います。
アイライン除去後は眉毛よりもダウンタイムが強く出ることがありますが、眼球が損傷する心配はありません。
アートメイクはいつから消せる?
アートメイクの施術後は少なからず肌にダメージが残っているため、すぐの除去施術は受けられません。
アートメイク除去のレーザーを照射するには、アートメイクによる傷口が治癒するまで待つ必要があります。
傷口が治癒するまでの期間(ダウンタイム)は、一般的に1〜2週間程度ですが、個人差があるためアートメイク施術が終わってから、少なくとも1ヶ月以上開けることを推奨します。
また、アートメイクを除去してから直ちに再度アートメイク施術を行うこともできません。同様にダメージが治癒するまで待つ必要があるからです。
アートメイクをレーザーで除去
クリニックで行われるアートメイク除去の代表的な方法はレーザー治療です。レーザーはインクを直接粉砕して体内から排出させます。
皮膚に与えるダメージが小さいためアートメイクを消す方法として最も一般的です。
ただし、レーザーを何度も照射すると、皮膚に凸凹した跡が残るリスクがある他、皮膚が硬くなって次のアートメイクを入れられなくなる可能性もあります。
レーザー治療が複数回必要な場合や除去が困難な場合には、他の除去方法も検討してみましょう。
除去レーザー機器『ピコレーザー』
アートメイクの除去には従来、「Qスイッチレーザー」が主流でしたが、最近では「ピコレーザー」が注目されています。当クリニックでも、シミ・刺青・アートメイクの除去にはピコレーザーを使用しています。
従来のQスイッチレーザーは、青や黒といった一部の色にしか反応せず、明るい色味の赤や黄色などの除去には向いていませんでした。それに対して、ピコレーザーは黒や青系の色だけでなく、赤や橙、黄色などの明るい色にも有効です。
さらに、ピコレーザーは肌へのダメージが少なく、痛みに敏感な人でも安心して施術を受けることができます。幅広い色に反応するピコレーザーは、アートメイクの除去において、効果的で安全な選択肢として注目されています。
・消えるまでどのくらいかかる?
アートメイクを完全に除去する期間は個人差があるので一概に言えません。
ピコレーザーなら一般的に2〜3回の施術、ダウンタイムを考慮すると約2〜3ヶ月かかる場合があります。
インクが薄ければ1回の施術で消去できることもありますが、アートメイクの状態によって消去までの期間は大きく異なります。
・レーザー除去の痛み
アートメイク除去はアートメイク施術と同様、個人差がありますが、多少の痛みを感じることがあります。
レーザー治療の場合は、輪ゴムで弾かれるようなパチンとした痛みが特徴的です。
また、眉毛よりも目元に近いアイラインなどは痛みを感じやすくなります。
麻酔クリームを使用することで痛みを軽減できますので、痛みに弱い方は施術前にご相談ください。
・レーザー除去後のダメージ
アートメイク除去は肌にダメージを与えて、多少の腫れや赤み、痒みなどが起こります。
クリニックの技術力によっては、傷跡が残ったり、ダメージが大きくなってしまうことも。
レーザー除去は1回で完了することは稀で、何度かに分けて行うことがほとんど。ただし、繰り返しレーザーが当たると肌は凸凹した跡が残ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
除去にはさまざまな手法がありますが、どの方法を選んでも肌へのダメージは避けられません。アートメイク除去のクリニックを選ぶ際は慎重に検討しましょう。
特に肌が弱い方や、以前に脱毛レーザーなどでトラブルが起きた方は、事前に医師に相談することをおすすめします。
・ダウンタイム中のケア
除去後の肌はダメージによって非常にデリケートな状態になっています。
刺激を受けやすいのでなるべく触らないようにしましょう。
肌をゆっくり休めながら、クリニックでもらった軟膏があれば、それを塗って保湿をしてあげましょう。
アートメイクの他の除去方法3つ
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- メスで切り取る
- 除去液で消す
- 肌色のインクで隠す
・メスで切り取る
アートメイク除去の方法としてメスによる切除があります。
クリニック通いが嫌な方や、素早く除去したい方、目元のリフトアップを望む方におすすめです。
レーザーによる除去が困難な場合や、多数の治療回数が必要な場合によく選ばれます。
一度切り取ればアートメイクがなくなるため、1回の施術で除去が終わるのもメリットの一つです。
眉やアイラインの除去の場合、まぶたを切り取る手術になるためまぶたのリフトアップ効果も期待できます。
・除去液で消す
除去液は専用の針でアートメイクと同じように皮膚へ注入してインクを消します。
除去液を用いた方法は多くのレーザー機器で除去が難しい赤色系のインクにも有効です。
しかしレーザーと比較すると除去液は皮膚にダメージが大きく、赤みが長く残ることがあります。
除去液を使用してアートメイクを除去する場合、きちんと技術力があり、アフターケアをしっかり行ってくれるクリニックを選びましょう。
・肌色のインクで隠す
これは厳密に言うと除去ではなく、カモフラージュと呼ばれる方法です。
元々の肌の色をしたインクをアートメイクの消したい部分に入れて目立たなくさせます。
しかし肌色のインクは注入後、レーザーで除去ができません。そのため、どうしても他の除去方法が通用しない場合に行う最終的な手段となります。
アートメイク除去で失敗したくないなら
アートメイクを消したい場合、クリニックは医療行為を用いて除去します。
確かな技術力と設備がなければ、怪我をする可能性のある施術です。
当院はアートメイクで有名なメディカルブローという名も持つ、最大手アートメイククリニックです。
除去に関してもしっかり設備と経験を持っていますので、アートメイクのお悩みがあればぜひご来院ください。