【初心者向け】フラクショナルCO2レーザーとは?効果やダウンタイム・痛み、失敗例も紹介!

本コラムでは「フラクショナルCO2レーザーとは何か」を紹介。
フラクショナルCO2レーザーにはどんな効果があるのか、その効果の仕組みを解説します。
良い話だけではなくダウンタイムや痛み、失敗例もお話するので、ぜひご参考ください。
目次
フラクショナルCO2レーザーとは
まずフラクショナルレーザーとは、肌の表面へドット状に細かくレーザーを照射する機器です。
フラクショナルCO2レーザーは、炭酸ガスを利用して細胞の水分に反応する赤外線領域のレーザーを発します。
レーザー治療はシミ改善のイメージが濃くありますが、フラクショナルCO2レーザーはレーザー治療の中でも毛穴改善、凹凸改善で良く活用されている美容治療です。
当院ではフラクショナルCO2レーザーにおいて、厚生労働省より薬事承認されているシネロン・キャンデラ社の「CO2RE」を使用しています。
- いろんな呼ばれ方があります
- 炭酸ガスレーザー
炭酸ガスフラクショナル
炭酸ガスフラクショナルレーザー
CO2レーザー
CO2フラクショナル
CO2フラクショナルレーザー
フラクショナルCO2レーザーの効果
簡単に言うと「わざと治りやすい傷を付けて、肌細胞の生まれ変わりを促し、綺麗で新しい皮膚を再生させる」のがフラクショナルCO2レーザーの仕組みです。
フラクショナルCO2レーザーを照射した部位は、傷になります。すると皮膚はその傷を修復するために、細胞分裂を盛んにして治癒活動を開始。(創傷治癒)
治癒の過程では熱作用も相まってコラーゲンなどの美容成分が多く生成されるので、元よりも綺麗な肌に改善されます。
- 皮膚に傷を付けて大丈夫なの?
- フラクショナルレーザーの特徴は、ドット状に照射することです。これにより照射範囲の全てを傷つけるのではなく、健常な細胞を残しながらレーザーを当てられます。
傷はドット状なので、一つひとつの傷の周り残っている健常な組織が元気に動いて治癒効果を促進。修復力を残したまま、肌を生まれ変わらせるための傷を作れるのです。
フラクショナルCO2レーザーが改善する症状
- 肌の凹凸、小じわ、ニキビ跡、クレーター
- 毛穴の開き、いちご鼻
- ほくろ、イボ
- 毛穴の開き、いちご鼻
- 乾燥、カサつき
- シミ、くすみ
・肌の凹凸、小じわ、ニキビ跡、クレーター
フラクショナルCO2レーザーは凹凸のある皮膚を一度破壊します。そのダメージが回復する過程で、凹凸は復活しません。
ダウンタイム中の傷が完治した際には、凹凸のない滑らかな肌触りへと変わっています。シワによって生まれた溝も新しい細胞で埋まるので、小じわの改善にも効果的です。
・毛穴の開き、いちご鼻
フラクショナルCO2レーザーは毛穴の広がりを改善する力が強いです。照射した部位は、毛穴がキュっと小さくなります。
例えば当院の場合、鼻にだけレーザーを当てて”いちご鼻”と呼ばれる状態を改善するメニューもあります。
・ほくろ、イボ
フラクショナルCO2レーザーで照射した光は、肌に含まれている水分に吸収されて、熱エネルギーへ変わります。
この時に生じる熱が水分の蒸散を起こして皮膚を削り取るのですが、同時にホクロ・イボを形成する組織も取り除けるのです。
・乾燥、カサつき
フラクショナルCO2レーザーには、コラーゲンなどの美容成分を増やす働きもあります。
保湿成分がたっぷり増えた肌は潤いを保ちやすくなり、みずみずしい弾力のある肌へ変わります。
・シミ、くすみ
フラクショナルCO2レーザーは毛穴治療として活用されることの多いのですが、シミ・くすみといった黒ずみの改善効果もあります。
細胞の生まれ変わりを促す治療ですので、新しいくすみのない肌が生まれて、トーンアップが叶います。
フラクショナルCO2レーザーのダウンタイム
ダウンタイムの症状としては赤みや皮膚のザラつきが目立ちます。ダウンタイムの期間としては、赤みに関しては3日、皮膚のザラつきは1週間が目安です。
しかし、ダウンタイムは施術の強度や元々の肌の状態によって個人差が多いもの。
2週間もすればダウンタイムが治まる方が多いですが、肌が弱っている方や照射を強く当てた方の場合は、その限りではありません。
フラクショナルCO2レーザーの痛み
フラクショナルCO2レーザーは、照射中に痛みがあります。基本的には麻酔も行うので、痛みは最小限に抑えてあるものです。
しかし痛みの感じ方には個人差もあり、また下手な施術者だと肌に余計なダメージを与えてしまうことも。
よって痛みは、人や施術状況次第で強くなることがあります。耐えられないほどの痛みが生じたら施術した施設や病院にしっかり相談しましょう。
フラクショナルCO2レーザーの失敗例
- あまり効果がない
- 強い炎症が起こる
・あまり効果がない
フラクショナルCO2レーザーの効き目には個人差があります。
また、多くの美容治療は1回だけの施術で劇的な変化は起こりません。フラクショナルCO2レーザーも、何度か施術を重ねて徐々に肌が改善して、綺麗になるものです。
1回の施術のみ受けるつもりで大きな改善効果を求めていると期待外れになってしまうでしょう。
・強い炎症が起こる
フラクショナルCO2レーザーを照射した直後は、肌に傷がついて炎症が起こります。
炎症中の肌は、外部からの攻撃に対して防御力が低下します。そのためダウンタイム中は摩擦や紫外線などのダメージを受けると、余計に炎症が酷くなりやすいです。
その炎症加減は元々の肌の状態や照射出力にもよりますが、強い炎症は次のような副作用を起こすので注意しましょう。
- 色素沈着
- 肝斑の悪化
- 火傷、水ぶくれ
- ニキビの悪化
- 赤ら顔の悪化
色素沈着
フラクショナルCO2レーザーの施術後は、炎症によって一時的な色素沈着が起こります。
その色素沈着は、基本的には日にちが経つにつれて薄くなるものです。しかし強い炎症はダウンタイム後にも消えない、頑固な色素沈着を生んでしまう可能があります。
炎症、そして色素沈着を悪化させないためには、施術後の保湿ケアやUVケアなどをしっかりして肌を守りましょう。
肝斑の悪化
肝斑は色素沈着の一種で、ホルモンバランスの影響で起こる症状です。非常にデリケートな黒ずみなので、余計な刺激を与えるとより濃くなります。
フラクショナルCO2レーザーによって肝斑が濃くなるケースも考えられるので注意しましょう。
やけど、水ぶくれ
フラクショナルCO2レーザーは熱を与える施術です。そのため、施術後にやけどや水ぶくれを起こすことがあります。
基本的には時間の経過によって治まりますが、やけどの症状が酷かい、痛みが強い場合は施術者や病院に相談しましょう。
ニキビの悪化
フラクショナルCO2レーザーは、皮脂量、そしてニキビが増えることがあります。これは一時的なもので、時間の経過によって元に戻ることがいいです。
ただし、膨らんでいるニキビがある状態でレーザーを受けると、ニキビにダメージが重なって悪化する可能性があるので注意しましょう。
赤ら顔の悪化
フラクショナルCO2レーザーの照射後に炎症が起こるのは仕方のないことです。その炎症によって、元々顔の赤みが濃い人は赤みが強くなる場合があります。
レーザーを当てても問題ないか、施術前に顔の状態を見てもらってから開始しましょう。
フラクショナルCO2レーザーで失敗しない方法
- 技術力の高い施術者から受ける
- 万全なサポートをする施設で受ける
- ダウンタイム中のケアを知っておく
・技術力の高い施術者から受ける
フラクショナルCO2レーザーで失敗をしないためには、技術力のある施術者と万全なケアをする施設が必要です。
フラクショナルCO2レーザーはそもそも肌に傷を付ける施術であり、レーザーを操作するのはあなたではなく施術者です。
下手の人の任せると、肌を傷つけるだけで改善作用が上手く起こらない危険性があります。逆に上手な人なら、無駄な傷を作らず美容作用を高める施術をしてくれるでしょう。
・万全なサポートをする施設で受ける
フラクショナルCO2レーザーは施術日だけ気を付ければいいわけではありません。
まずは施術前。カウンセリングで施術しても問題ないかしっかりとクリニックでチェックしてもらいましょう。
そして施術後。何か肌トラブルが起きた際に対応してもらうアフターフォローも大事です。
施術中も施術の前後もしっかりサポートしてくれるクリニックを選びましょう。
・ダウンタイム中のケアを知っておく
フラクショナルCO2レーザーは肌が傷ついており、その状態をダウンタイムと言います。
ダウンタイム中に余計な刺激を与えないケアをすることで、ダウンタイム後の綺麗な肌が生まれます。ダウンタイム中のケア方法も、クリニックにちゃんと聞いておきましょう。
フラクショナルCO2レーザーで肌を綺麗にしよう!
フラクショナルCO2レーザーは、毛穴の開きや肌のぼこつきを改善する美容治療です。興味のある方はぜひ当院へ!美容に関して不安や悩みがあれば、いつもでお気軽にご連絡ください。
当院は多くの美容メニューを揃えています。あなたの肌の状態や悩み、予算を聞いて、フラクショナルCO2レーザー以外も考えながら、適した美容メニューのご提案が可能です。
来院のご予約はもちろん、電話やメールでのお問い合わせもお待ちしております。