皮下組織とは何?皮膚の構造や厚み、どんな役割をするか紹介

本コラムは「皮下組織とは何か」を紹介します。
皮下組織がどんな構造で、どんな役割を担うのか。
それを簡単に解説しますので、ぜひご参考ください。
皮下組織とは
皮下組織は、皮膚を構成する3つの層のうちの一つです。
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層が重なって出来ています。
皮下組織は3つの皮膚層の中で一番内側にあり、皮膚と筋肉・骨を繋ぎ合わせている部分です。
皮下組織は脂肪を多く含んでいることから皮下脂肪組織とも言われています。
皮下組織の構造・厚さ
皮下組織の構成は脂肪細胞が大部分を占めています。
皮下組織の厚みは部位ごとに違い、平均的な厚さは約2mm、厚い部位では10mm以上になるところも。
内部には大きな血管・神経・汗腺があり、栄養の運搬や老廃物の排出を手伝います。
皮下組織の役割
- 刺激を和らげる
- 体温を保つ
- エネルギーを蓄える
・刺激を和らげる
皮下組織にある脂肪は、外部からの衝撃を防ぐクッションになります。
皮膚よりも内側の筋肉や臓器へ伝わる振動を抑え、ダメージを防ぎます。
・体温を保つ
皮下組織は熱が伝わりにくい性質を持ち、過剰な熱が身体の内側に届かないよう守ります。
また、逆に身体の内側から必要な熱が逃げないように閉じ込める役割も。
体内の熱の生産と放出のバランスを調整して、体温を保持してくれます。
・エネルギーを蓄える
皮下組織は摂取したエネルギーが逃げないよう、脂肪という形にして蓄えています。
脂肪は贅肉という悪いイメージが先行しがちですが、身体に必要な成分であり、いざというときの活動エネルギーになります。
皮下組織にある脂肪が身体を守る
皮下組織は皮膚の中一番内側にあり、表皮と真皮を支えている層です。
皮下組織の大部分は脂肪。ダイエット中は悪者にされがちな脂肪も、実は身体にとって重要な役割を果たしています。
もしも肌や美容に関してお悩みがあれば、ぜひ当院に一度気軽にお越しください。
来院のご予約はもちろん、電話やメールでのお問い合わせもお待ちしています。
関連タグ: