アートメイクのデメリットを解説!失敗しない為に注意すること

目次
アートメイクのデメリット
- 1回で終わらない
- 徐々に薄くなる
- 最初はすごく濃い
- ダウンタイムがある
- 痛みがある
- 簡単に消えない
- MRIを受けられなくなる
・1回で終わらない
身体は本来、体内に存在しない物質を体外へ排出する働きを持っており、アートメイクのインクも入れた直後はその影響で傷口から多く体外へと排出されます。
特に初めてアートメイクを受ける方は、肌とインクがなかなか馴染みづらく、上手に定着しません。しかし、施術を重ねるごとに肌とインクの相性が良くなり、通常は2~3回の施術で完成することが多いです。
このため、いくつかのクリニックでは1回だけでなく、「2回セット」や「追加施術」といったメニューも用意されています。
必要回数は個人差がありますので、アートメイクを受ける際にはカウンセリングを通じて必要な施術回数や総額料金を把握し、自身の予算内で計画を立てることが重要です。
・徐々に薄くなる
一度入れたら永久に消えないタトゥーと違って、個人差はありますがアートメイクは施術から徐々に薄くなってしまう傾向があります。
アートメイクは皮膚の浅い部分にインクが注入されており、その浅い皮膚層が肌の新陳代謝が進むに連れてインクと一緒に出ていくからです。
積極的に運動をして汗をかく方やサウナを好む方、また脂性肌の方は、通常よりもターンオーバーが早くなるためアートメイクが消えるスピードが速くなります。
アートメイクの持続性を高めるためにはダウンタイム中に適切なケアを行ったり、肌の健康状態を保つために肌荒れなどに注意することが重要です。
入れたアートメイクのデザインが気に入っており、長く維持したい場合には数年に1回定期的なメンテナンス(修正)をして美しい状態を保ちましょう。
・最初はすごく濃い
アートメイクを施術後、一時的に眉の色が濃く見えることがあります。
これはアートメイクのダウンタイム中にインクが一部抜けることを予想して、多くインクを注入しているためです。
しかし、時間の経過とともにインクは少しずつ馴染み、傷口のかさぶたが自然に剥がれる頃には発色も落ち着きます。
ただし、ダウンタイムがあるため、特別な行事や重要な予定がある場合は、アートメイクの直後に施術を受けないようにスケジュールを調整しておきましょう。
・ダウンタイムがある
アートメイクの施術後には、肌が傷ついた箇所の治癒を待つために約3~7日程度のダウンタイムが必要です。ダウンタイムとは美容医療の施術を受けてから回復するまでの期間を指します。
一般的に外出困難になるほどの酷い腫れは起こりませんが、期間中は施術部位が乾燥しやすく、赤みや腫れ、ピリピリとした痛みを感じるかもしれません。
傷口から感染症が入るリスクを減らすため不衛生な物に触れないよう注意が必要です。また、この時期はインクが排出されやすい時期でもあるため、代謝を促す行為は控えましょう。
個人によってダウンタイムの期間は異なりますが、ダウンタイムをスムーズに終えてインクをしっかりと定着させるためには、傷が完全に癒えるまで施術箇所に触れないようにしましょう。また、低刺激の保湿剤(例:ワセリン)を使用して適切な保湿を行うことも重要です。
ダウンタイム中は安静にして洗顔やシャワー、メイクやクレンジングを行う際にも、傷口を保護するための処置をしましょう。赤みや腫れ、かゆみが気になる場合には、保冷剤などを用いて冷却し、しっかりと保湿を行うことで症状を和らげられます。
・痛みがある
アートメイクは皮膚に針を使いながらインクを注入する施術です。
針で皮膚をひっかくので少し痛みを感じますが、多くの方はチクっと感じる程度で我慢できないほどの強い痛みはありません。
一般的にアートメイクを行うクリニックでは表面麻酔を使用して痛みを軽減しています。
個人によって痛みの感じ方には差があるため、施術中に眠ってしまう方もいれば、麻酔を追加する方も。
痛みに関する不安は、事前のカウンセリングできちんと伝え、施術中も医師や看護師に配慮してもらうことをおすすめします。
また、麻酔は時間とともに効果が薄れるため、次第で施術が終わったあとにダウンタイムの痛みをピリピリと感じ始めます。
・簡単に消えない
アートメイクは一度入れたら簡単には消せません。肌のターンオーバーによって徐々に薄れていくものの、しっかりと消えるまでには通常1~3年かかります。
持続期間は個人によって異なりますが、数年間は変更できないと考えておくべきです。また、時間が経ってもすべての人が完全に消えるわけではありません。もし早くアートメイクを除去したい場合は、レーザー治療や除去剤等を使用した施術を受ける必要があります。
除去施術は費用だけでなく、腫れや赤みなど肌にダメージを与えるリスクも伴います。アートメイクは着色するよりも除去施術の方が肌に負担をかけて肌トラブルのリスクも高まるため、失敗しても除去施術すればいいという考えはおすすめできません。
アートメイクを検討する際は除去方法をしっかり確認してリスクを理解しておきましょう。
・MRIを受けられなくなる
アートメイクで使用するインクによっては、今後、MRI検査が受けられなくなります。
その原因は、検査中に流れる電気がインクに含まれる金属を発熱させるからです。
それによってピリピリとした痛みや、火傷を負ったケースも実際に報告されています。
近年では金属物質が少ないインクを使用しているクリニックも増えており、検査に影響がないことが多いです。
しかし、将来的に検査装置の進化の仕方によっては微量の金属でも反応するようになるかもしれません。
MRI検査を受ける際には、必ず検査機関にアートメイクをしていることを伝えましょう。検査の可否は使用されたインクの種類によっても異なるため、アートメイククリニックにも確認しておきましょう。
アートメイクによる失敗
- イメージと違うデザインになった
- 入れたアートメイクデザインに飽きた
- 健康被害を受けた
・イメージと違うデザインになった
アートメイクを施された方々の中には、望んだ形や色に満足できなかった方もいます。
これは施術者の技術力の低さ、もしくは自身の要望を十分に伝えきれていなかった、といったケースが多いです。
一度アートメイクを入れると簡単に消せないため、下書きの段階でデザインに納得できない場合は何度でも修正をお願いしましょう。
理想的なアートメイクの施術を受けるには、技術と知識が備わっており、多くの実績を持つクリニックを選ぶことが肝心です。
また、施術者に理想のデザインが映った写真を提示できれば、イメージをより明確に伝えられます。
仕上がりに重点を置かれる方はアートメイクに特化したクリニックを選んだり、実績豊富なアーティストを指名することで安心感を得られるでしょう。
・入れたアートメイクデザインに飽きた
アートメイクにおいて後悔しないためには、長期的に愛せるデザイン作りが極めて重要です。
自身の希望に添いつつも、自信の骨格なども考慮したデザインをクリニックと詳細に話し合いましょう。
一時的な流行の眉などを取り入れると、その流行が変わる前に消えてしまい、後悔する可能性もあるため、注意が必要です。
一時的な感情で特徴的なデザインをアートメイクで施して、後に飽きて消したいと思っても手間や費用がかかります。
遊び心のある形はメイクで作るようにして、アートメイクは自然な眉の形を維持しながら、メイクでいくらでもアレンジできる機能的なデザインにすることをおすすめします。
・健康被害を受けた
アートメイクには、肌トラブルや外傷などの失敗リスクが潜んでいます。
症状の一例としては、痛みや腫れ、跡の化膿、アイライン施術による角膜の傷など、取り返しのつかない状態に至ることも。
これらの失敗は、施術者の技術不足も要因の一つです。実際、医師免許や看護師免許を有していない方が施術を行うサロンも存在しています。
アートメイクは医療行為と見なされるため、必ず免許を有する医師または看護師によって施術される必要があります。
したがって、金額が安いなどの理由でサロンなどでアートメイクを受けると、後遺症のリスクに直面する可能性があるのです。
クリニックであれば、万一トラブルが発生した場合でも迅速に対処できるため、安心して施術を受けられます。
技術力の低い施術者の場合は、デザインの失敗や肌トラブルのリスクが高まることに留意してください。
リスクを減らすためには、値段だけで選ぶのではなく、エステサロンではなくクリニックで契約し、十分なカウンセリングを受けることが重要です。
アートメイクで注意すること
- 施術前後の予定
- 個人差があること
- 受けられない人がいること
・今後の予定を確認しておく
アートメイクの施術を受ける前後には、他の美容医療を控える必要があります。
例えば、顔の形に変化をもたらす美容治療を受けると、アートメイクのデザインも乱れてしまうかもしれません。
もし他の治療を希望する場合は、クリニックでアートメイク施術日とどれくらい間隔をあけるか確認しましょう。
また、アートメイクは代謝によって徐々に薄れていきますので、代謝を促進する美容治療を受けるとインクがしっかりと定着しない可能性があります。
同様の理由からアートメイク施術後のダウンタイム中には、飲酒や激しい運動、サウナやプール、海水浴など、施術箇所への代謝や刺激をもたらす行為は避けるべきです。
なお、アートメイクとの組み合わせによってより美しさを追求できる施術も存在するため、余裕がある方はおすすめの組み合わせ治療なども聞いてみるといいでしょう。
・個人差がある
人の肌質は皆同じではありません。アートメイクはインクの定着力、痛みの感じ方、ダウンタイムの長さ、どれをとっても個人差があります。
そのためカウンセリングでしっかりと専門家に肌の状態を見てもらって、アートメイクを受けても問題ないか確認しましょう。
アートメイクを受ける前にWEBやSNSで調べる方も多いと思いますが、あくまで参考程度に考えておき、あらゆる結果パターンを想像して備えてください。
・受けられない人がいること
アートメイクは少なからず肌に負担をかける施術です。
施術箇所が傷を負っていたり、肌荒れしている場合はクリニックから施術をお断りさせることもあります。
妊娠中や何か病気や疾患をある人なども、クリニックによって施術の可否条件が異なるので、確認しておきましょう。
アートメイクのメリット
- メイクが簡単になる
- メイク崩れが心配なくなる
- すっぴんでも気にならなくなる
- 似合うメイクを学べる
・メイクが簡単になる
アートメイクの施術後は毎日綺麗なデザインが残ります。
そのままでも整っているので、少しアクセントを足すだけでメイクは終わります。
その日の予定に合わせてアレンジを考えていけば、メイクをもっと楽しみやすくなるでしょう。
・メイク崩れが心配なくなる
アートメイクは落ちません。ずっと綺麗なデザインのままを保てます。
運動して汗をかいても、海水浴で濡れても平気です。
メイク直しに席を立つ回数も減って、ストレスなく過ごせるでしょう。
・すっぴんでも気にならなくなる
すっぴんでもアートメイクは残ります。ノーメイクでも人前に出やすくなるでしょう。
ちょっとした用事であれば化粧時間をなくして、余裕をもって準備ができようになります。
・似合うメイクを学べる
アートメイククリニックのスタッフは顔のパーツを綺麗する方法を学んでいます。
アートメイクデザインについて話していく中で、自分の普段のメイク方法にもヒントが見えるかもしれません。
アートメイクは後悔しない受け方をしよう
アートメイクのデメリットについては、注意が必要ですが、適切な施術者の選択とアフターケアの実施により、これらのリスクを最小限に抑えることができます。
アートメイクのメリットとデメリットをよく理解し、自身のニーズや希望と照らし合わせながら検討することが重要です。
アートメイククリニックでアドバイスを受けながら、安全かつ満足のいくアートメイクを実現しましょう。