【美容皮膚科医が選ぶ】失敗したプチ整形ランキングTOP3【リスク・デメリット・効果ない】
本コラムは当院のドクターが選んだ、
やらなきゃよかった美容治療ランキングTOP3 を紹介します。
メスで皮膚を切らないプチ整形だからといって、100%安全なわけではありません。どんな施術でもリスクやデメリットを把握しておくのは大事なことです。
ここでは実際にドクターが受けた施術や、施術を受けて失敗している患者を見て思ったものを発表しています。ぜひご参考下さい。
目次
第3位:カルシウム・ハイドロキシ・アパタイト注射
カルシウム・ハイドロキシ・アパタイトとは、製剤の名前です。
これを皮膚内に注射して、形を作ります。
ヒアルロン酸と似ていますが、より溶けにくい製剤であるといった特徴があります。
失敗と感じるときの理由
溶けないという特徴が、良い面、悪い面、どちらにも繋がります。
良い面では、形がしっかり作れること。昔では顎や鼻を高くするのによく注射されていました。
しかし悪い面では、失敗されたときにリカバーしにくい点があります。
昔打ったカルシウム製剤が不自然なしこりや膨らみになって残ってしまった、なんて方も。
しこりなどは時間の経過だけでは簡単になくせないので、リスクが伴います。
代わりにおすすめの美容治療
失敗したときに修正できないのに不安を感じる方は「ヒアルロン酸注射」がおすすめです。
ヒアルロン酸は入れた後に気に入らない場合は、溶かせます。
今では同じような形を作れるヒアルロン酸も多く生まれてカルシウム製剤の使用頻度は減りました。
第2位:水光注射
水光注射は極細の張りを使って、美容成分を注入する美容治療です。
肌の内側から薬剤の効果をダイレクトに伝えられます。
失敗と感じるときの理由
水光注射は、効果を感じられる方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、痛いです…。水光注射は痛いです。
水光注射は1回で治すタイプではなく、効果を出すために5回くらいの施術が必要。
痛みに弱い人は、痛くて続けられないという方も。
ちょっとした美肌目的、軽く毛穴や色素沈着をケアしたいという方には、水光注射は辛いかもしれません。
しかし、すごく硬くボコボコなクレーターが残っている方にはすごくおすすめです。
皮膚の奥に製剤を届けて、皮膚を柔らかくしてくれます。
代わりにおすすめの美容治療
水光注射と似た美容施術には、止血効果があり、ダウンタイムが少ないポテンツァがあります。
水光注射ほどの効果までは求めてないと言う方は、ポテンツァがおすすめです。
ただ辛い思いをせず、気軽に快適に、美容治療を受けるなら
当院であれば例えば「メソガン」「メソナJ」のような痛みの少ない施術も良いかもしれません。
第1位:エステのハイフ
ハイフは、皮膚の深い位置にある筋肉層へ熱を加える施術です。
その仕組みは簡単に言うと、軽い火傷にさせてタンパク質変性というような効果を起こします。
失敗と感じるときの理由
ハイフは本来、医療行為であり医療機関でしか受けられないものです。
しかしエステ(医療機関ではない)でも、ハイフを施術しているところはあります。
そういうところでは、医療資格のない方でも扱える、パワーの弱いハイフ機器を使用しています。
エステのハイフは痛みが少なく、相場的に安いです。しかしパワーが弱いということは、効果が薄いということ。根本的なたるみ治療、アンチエイジングにはほとんどなりません。
効果は長く持ちませんので「大事な予定の前にコストをかけず、ちょっと小顔にしたい」と言う場合にのみ、利用する意味があるかもしれません。
代わりにおすすめの美容治療
エステのハイフでも、出力が弱いとはいえ熱を扱う施術ですので、火傷のリスクはあります。
しかし、仮にエステで火傷をしたとして、医療機関ではないので適切なケアができるかというと不安が残ります。
安全にも配慮し、高い効果が続くという点でも、医療機関のハイフを施術された方が良いでしょう。
美容治療は診察・カウンセリングを受けよう
当院で導入している美容治療は、どれもドクターやスタッフ達が体験したものです。
どの効果でも、1つの機械だけでなく複数の機械を試して、効果を実感したものを導入しています。
どんなに良い美容治療でも、患者ごとに適正がありますので、安全のためにも、より目的に合った効果を得るためにも、
カウンセリングと診断をしっかり受けて相談し、受ける美容治療を決めましょう。
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