リベルサスのダイエット効果|体重変化と実感のタイミングなどを解説

リベルサスのダイエット効果|体重変化と実感のタイミングなどを解説
痩身治療
ダイエット薬

リベルサスは2型糖尿病の治療薬として用いられますが、体重減少するダイエット効果が確認されているためメディカルダイエットにも応用されます。
このページでは、リベルサスのダイエット効果について詳しく解説しています。
体重の変化を実感しはじめるタイミングや、しばらく使用しても痩せないケースへの対処法にも触れていきます。

なお、リベルサスがどんな薬か基本情報が知りたい場合、以下のページも併せてご参考ください。

リベルサス|2型糖尿病とダイエット治療の新たな選択肢

リベルサスは糖尿病の薬

リベルサスはGLP-1受容体作動薬として知られ、2型糖尿病の治療に役立てられている薬です。
食後の血糖値の上昇を抑えることに加え、空腹時に血糖値が高い場合にも効果を発揮して血糖値をコントロールを助けます。

またGLP-1というホルモンは、血糖値のコントロールだけでなく、体重管理に役立つ効果がいくつもあることが科学的に認められています。
そのためリベルサスは、GLP-1ダイエットのアプローチの1つとして痩身治療にも応用されています。
次のセクションでは、リベルサスがどのようにしてダイエット効果を発揮するのかについて詳しく解説します。

GLP-1ダイエット完全ガイド|効果や副作用、薬の種類について

リベルサスのダイエット効果

リベルサスは糖尿病治療薬ではあるものの、3つのアプローチを通じて副次的に体重減少を促すことがわかっています。

食欲抑制
摂取カロリーを抑える

消化遅延
満腹時間を持続させて間食や食べ過ぎを防ぐ

血糖値のコントロール
太りにくい体質へと変化させ長期的な体重管理をサポートする

これらの効果は食事制限によるダイエットに近い効果が得られ、特にダイエットにおいて厄介な食欲を無理なくコントロールする助けになります。
それぞれのより詳しい効果については、以下で解説しています。

食欲抑制

リベルサスは食べることを調整する中枢神経に作用し、食欲を自然に抑える効果を発揮します。
食べることを我慢する必要がないのでストレスになることが少なく、無理なく摂取カロリーを減らすことが可能です。
また食事量をコントロールできることは、つい食べ過ぎてしまう過食や、つまみ食いなど間食の防止にも役立ちます。

消化遅延

リベルサスは、胃の運動をおだやかにすることで食べ物の消化を遅らせます。
この消化遅延の効果により標準的な食事でも腹持ちが良くなり、普段よりも満腹感が長く続きます。
その結果、食べ過ぎによるカロリーの摂りすぎを防ぐことが摂取カロリーの減少につながり、それに伴って体重減少が促されます。

血糖値をコントロールする

リベルサスは血糖値をコントロールすることで、太りにくい体質へと変化させる効果を持ちます。

血糖値が高い
インスリンが過剰分泌され脂肪を溜め込みやすくなる

血糖値が低い
身体がエネルギーを求めて食欲が増進する

インスリンの過剰分泌や身体のエネルギー不足は、身体を太りやすくします。
リベルサスによって血糖値が安定することで、日々の体重管理に加え、長期的な体型維持をサポートすることが可能です。

ダイエット効果が現れるまでの期間

リベルサスのダイエット効果が現れるまでの期間
リベルサスのダイエット効果を実感するまでには、一般的に2〜3ヵ月の継続的な服用が推奨されます。
効果は時間をかけて徐々に現れるため、服用してすぐにダイエット効果を実感することは難しいです。

体重の減りについても、元々の体型や体重などの個人差が影響します。
またリベルサスの用量によっても効果に差が出ることがあり、治療スタート時の用量である3mgは十分な体重減少はみられないことが一般的です。
そのため服用開始から4週間以上が経過し、そこから7mgや14mgに増量して1ヵ月ほどが経つと体重の変化を実感しやすくなります。

リベルサスを用いたGLP-1ダイエットは、短期間で結果を求めないことが大切です。
長期的に取り組み、医師とも定期的に相談しながら、ご自身にあった適切な用量調整がダイエット成功のカギとなります。

用量による体重減少の違い

2型糖尿病患者を対象にしたリベルサスを用いた26週にわたる比較試験では、用量依存的に体重減少が大きくなることがわかっています。

リベルサスによる体重変化(26週)
プラセボ(偽薬):マイナス1.4キロ
3mg:マイナス1.5キロ
7mg:マイナス2.3キロ
14mg:マイナス3.7キロ

プラセボ(偽薬)と3mgでは体重減少にほとんど違いはなく、7mgまたは14mgに増量することで体重が明らかに減っているのがわかります。

ただし、高用量のリベルサスをいきなり服用するのはおすすめできません。
吐き気や下痢といった胃腸障害が出やすくなるので、副作用を軽減させるためにも治療は3mgの低用量からスタートするのが基本になります。
身体が薬になれてきたら、適宜増量を検討することが大切です。

リベルサスの副作用|吐き気や下痢などの発現率や対処法、注意点などを解説

リベルサスで痩せない時に見直すこと

リベルサスを服用するにあたって体重減少を期待するのは自然ですが、すべての人に同じような効果が現れるわけではありません
もしリベルサスを服用しているにも関わらずダイエット効果が得られない場合、その原因は以下のようなケースが考えられます。
思い当たる節があれば、効果を最大限に引き出すためにも見直しを行ってみましょう。

服用期間

リベルサスを服用してから少なくとも2〜3ヵ月が経過していないうちは、十分な体重減少効果は期待できないことがほとんどです。
特に服用開始1ヵ月は身体が薬に慣れるまでの準備期間でもあるので、短期間で劇的な変化を求めるような過度な期待は禁物です。
服用から2~3ヵ月が経過してから、あらためて医師とダイエット効果を確認してみてください。

治療前と食事内容や量が変わっていない

リベルサスの服用を開始しても、治療前と何ら変わらに食事内容や量であれば、ダイエット効果を打ち消している可能性があります。
薬を飲んでいるからといって暴飲暴食できるわけではなく、摂取カロリーが消費カロリーを上回っていれば体重が減ることはありません。
一般的な食事量に戻すことで体重や体型の管理を行えるのがリベルサスなので、少しずつでも食事を見直していきましょう。

身体を動かせていない

リベルサスは食欲を抑える効果を持つものの、脂肪を燃やしたり、消費カロリーを増やす効果はありません
食欲が低下するまでには多少の時間を要するため、摂取と消費のカロリーバランスを調整するためにも適度に身体を動かすよう心がけましょう。
また適度な運動を習慣づけることは、治療後の体型維持にも役立つので一石二鳥です。

ただし、リベルサス服用中は、激しい運動や空腹状態での運動により低血糖を招くおそれがあります。
散歩やジョギング、階段の上り下りなど、軽めのメニューを意識してみてください。

用量の確認

リベルサスは用量に依存して体重減少がみられやすいため、4週間以上を目安に用量を適宜変更しながら治療を進めていきます。

リベルサスの治療用量
治療用量:3mg
維持用量:7mg
治療の強化:14mg

ダイエット効果をみつつ増量していくので、用量が身体に合っていなければ十分な効果が現れないこともあります。
薬を慢性的に服用するのを避けるためにも定期的に医師と相談し、効果が得られる用量を見極めて調整していくことが大切です。

正しく服用できていない

リベルサスの正しい服用方法を守ることは、効果を最大限引き出す上でとても重要です。
食事のタイミングなど特定の条件下で服用することが求められ、誤った服用は成分の吸収を妨げてしまい、ダイエット効果が得られない可能性を高めてしまいます。
リベルサスを正しく服用できているか、以下のページも参考にしつつ見直してみてください。

リベルサスの飲み方|痩せるための正しい服用方法をご紹介

リベルサスをやめたらリバウンドする?

リベルサスをやめるとリバウンドする?
リベルサスの食欲抑制などの効果は、服用を続けている間のみに限られます。
治療後は食欲もある程度は戻ってくるので、痩せたからといって好きなものばかりを食べてしまうとリバウンドする可能性は十分にあります。

しかし、リベルサス服用中に太ってしまったライフスタイルを見直せれば、リバウンドの心配はほとんどありません。
そのため薬に頼りきってしまうのではなく、ダイエットプログラムの一環として、自己管理の方法も身につければ長期的な体型維持も可能です。

リベルサスの効果についてのまとめ

リベルサスは血糖値のコントロールを助ける2型糖尿病の治療薬ですが、副次的な効果から体重減少が認められているためダイエット薬としても用いられます。
ダイエット薬としては即効性はありませんが、少なくとも2~3ヵ月の服用を続けることで体重の変化を実感しはじめます。

リベルサスは無理のないダイエットをサポートする効果がありますが、頼りきってしまうのは禁物です。
治療後に理想の体型をキープするためにも、自己管理の方法も平行して身に付けていきましょう。

よくある質問

リベルサスは糖尿病の薬ですか?

リベルサスは、もともと2型糖尿病の治療を目的に開発された薬です。
しかし有効成分セマグルチド(GLP-1)には、副次的に体重減少を促すダイエット効果が認められたためダイエット薬としても用いられます。
食事制限に近いダイエットを可能にするので、食事量などを見直して長期的な体型維持を希望する人におすすめです。

リベルサスの服用を何日続けると体重が減りますか?

リベルサスの服用から2〜3ヵ月が経過すると体重の変化を実感しはじめます。
もともとの体型や体重、さらに治療用量によっても体重の変化に個人差が生じるので、医師と相談しつつ適切な用量を見つけることが大切です。

リベルサスを服用していても食事は気を付けるべきですか?

リベルサスに頼りきってしまうのではなく、積極的に食事内容や量をコントロールすることをおすすめします。
これはダイエットのペースを加速させるだけでなく、自己管理できるようになることで治療後のリバウンド予防にも役立つためです。

リベルサスの服用をやめた後、体重は元に戻りますか?

リベルサスの服用をやめた後の過ごし方によっては、治療前の体重に近づいてしまいます。
それまで薬の効果で抑えられていた食欲も少しずつ戻り、食べるのが好きな人は食べ物に目移りしてしまうかもしれません。
ふたたび食べ過ぎや間食を繰り返さないためにも、治療中に食事量をコントロールする術を身に付けることが大切です。

リベルサスはいつまで飲めばいいですか?

リベルサスをいつまで飲むかは、目標体重に向けた治療計画によって人それぞれです。
ただし、BMIが1つの目安になることがあり、18.5未満に差し掛かると低体重(やせ)と判断されて治療は終了になります。
BMIが22になるときの体重がもっとも病気になりにくいとされているので、そこを目標に医師と治療計画を立てるのがおすすめです。

記事の作成者表参道メディカルクリニック編集部
表参道メディカルクリニックの美容情報をお知らせ!メニューやお肌の知識のご参考にお読み下さい。まだ敷居が高いイメージのある美容クリニックをもっと身近に感じて貰うため、美容に馴染みのない方にも分かりやすく発信します。

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