痩せ薬の選び方ガイド|ダイエット薬の種類と特徴

痩せ薬の選び方ガイド|ダイエット薬の種類と特徴
痩身治療
ダイエット薬

痩せ薬(ダイエット薬)と一口にいっても、その種類はさまざまです。
太る原因や体質によりアプローチする薬の種類が異なるので、適切な薬選びが効率良く痩せることにつながります。
このページでは、クリニックや内科(ダイエット外来・肥満外来)で処方されているダイエット薬を一覧にしてご紹介しています。
漢方薬や医療用サプリなどもご紹介しているので、悩みにあったダイエット薬を探すためにお役立てください。

なお、メディカルダイエットがどんなダイエットか知りたい人は、以下のページも合わせてご参考ください。

メディカルダイエットとは?一般的なダイエットとの違いやメリット・デメリットをご紹介

ダイエット薬とは

ダイエット薬とは、肥満治療を目的として医師から処方される抗肥満薬のことです。
処方される抗肥満薬は市販の肥満改善薬とは異なり、医学的根拠に基づく一定の減量効果が認められています
そのため治療開始から早ければ数週間、通常は1ヵ月ほど経過すると体型の変化を実感しはじめるのが一般的です。

また、ダイエット薬は肥満の原因に応じて薬の種類を選べます。
脂肪を溜め込みやすい体質や、食事に含まれる炭水化物や脂質が肥満の摂りすぎなど、さまざまな悩みにアプローチできるのが大きな特徴と言えるでしょう。

クリニックと病院(内科)のダイエット薬の違い

クリニックと病院(内科)の違いとしてあげられるのが、以下のようなことです。

クリニック 病院(内科)
保険適用 保険適用外 条件を満たせば適用
ダイエット薬の種類 国内外の薬を処方 限られた種類のみを処方
専門性 ダイエット治療に特化 広範な医療分野をカバー

 
ダイエット薬はクリニック処方が一般的ですが、病院(内科)でも処方が受けられます。
それぞれの医療施設の特徴を考慮すると、高度肥満症や肥満が原因の病気を抱えている人には、より広範囲な治療の提供ができる病院が適切な選択肢となります。
したがって、ご自身の健康状態やニーズに合わせて、クリニックまたは病院のどちらを利用するか検討することが大切です。

ダイエット薬の種類と特徴

ダイエット外来(肥満外来)では、年齢や体型、肥満タイプ、食生活などを考慮して、適切なダイエット薬の処方が行われます。
主に2型糖尿病の治療薬を用いるのが一般的ですが、ダイエット薬は大きく4つの種類に分けられます。
以下の表は、それぞれの薬の概要をまとめたものです。

薬のカテゴリ 特徴 効果が出るまでの期間(目安)
GLP-1受容体作動薬 体質を改善 1~3ヵ月
血糖降下薬 糖の排泄や血糖の安定化 1~3ヵ月
リパーゼ阻害薬 余分な脂質をカット 1~3ヵ月
食欲抑制剤 食事量のコントロール 1~3ヵ月

それぞれ特徴が異なるものの、国内外の臨床試験により体重減少効果が確認されており、どの薬でも早ければ効果が1ヵ月ほどで現れます。
どんな薬があるのか、もう少し詳しくそれぞれのダイエット薬について見ていきましょう。

GLP-1受容体作動薬

GLP-1受容体作動薬
GLP-1受容体作動薬とは、体内で自然に分泌される消化管ホルモン(GLP-1)と同じ作用を持つ有効成分を補充するダイエット薬です。
GLP-1は別名「痩せホルモン」とも呼ばれ、脳や胃、小腸などに作用することで体重減少や体質改善といった効果をもたらします。

メリットとしては、厳しい食事制限や運動を必要としない点です。
治療を続けることで、手軽にダイエット効果が得られるため、メディカルダイエットの中でも特に人気が高まっています。

GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の治療薬として開発されていますが、欧米や韓国などでは抗肥満薬として認められています。
また日本でも、2023年3月に肥満症治療薬として適応が承認された薬が登場しています。
種類がいくつかあるので、有効成分ごとに特徴を詳しく見ていきましょう。

GLP-1ダイエットとは

セマグルチド製剤

有効成分セマグルチドを含んだGLP-1受容体作動薬には、以下の薬があります。

内服薬

・リベルサス

注射薬

・オゼンピック
・ウゴービ

セマグルチド製剤は、効き目の長さを示す半減期が長いのが特徴です。
そのため注射薬であれば週1回のみの使用で済み、毎日の使用が負担や手間に感じてしまうことがありません。

一方、リベルサスは、世界初にして唯一の経口タイプのGLP-1受容体作動薬です。
注射が苦手な人にとって治療のハードルは下がりますが、1日1回の服用が必要になり、飲み方も一般的な飲み薬とは異なるので注意が必要です。

リラグルチド製剤

有効成分リラグルチドを含んだGLP-1受容体作動薬には、以下の薬があります。

注射薬

・ビクトーザ
サクセンダ

リラグルチド製剤は、用量を細かく調整できるのが特徴です。
ビクトーザは0.3mgずつ調整でき、最大1.8mgまで用量が増やせます。
一方、サクセンダは0.6mgずつ調整可能で、最大3.0mgまで用量を増やすことができます。投与量の調整幅や、投与量の上限で選ぶことが推奨されますが、用量の調整については必ず医師の指導の下で行うようにしてください。

なお、ビクトーザは日本での製品名、サクセンダはアメリカでの製品名となっています。

デュラグルチド製剤

有効成分デュラグルチドを含んだGLP-1受容体作動薬には、以下の薬があります。

注射薬

・トルリシティ

トルリシティはセマグルチド製剤と同様に長時間作用型に含まれるため、週1回の自己注射で済ませられるのが特徴です。

なお、トルリシティのメーカである日本イーライリリーは、2023年3月6日より限定出荷を実施しています。
国内外での需要が増加し続けているためで、特に国内での在庫は不足する見込みです。
そのため、継続してトルリシティを使用する際には、代替品としてリラグルチド製剤への切り替えが推奨されています。

チルゼパチド製剤

有効成分チルゼパチドを含んだGLP-1受容体作動薬には、以下の薬があります。

注射薬

・マンジャロ

マンジェロは2023年に登場したばかりの、GIPというホルモンも含む世界初の「持続性GIP/GLP-1受容体作動薬」です。
この新たな有効成分の追加により、食欲抑制や満腹感の持続だけでなく、脂肪の分解を促進する効果も期待されています。

これまで、GLP-1受容体作動薬の中で減量効果がもっとも高いとされていたのはオゼンピックでしたが、マンジェロはそれを上回る効果を示しています。
以下は、海外で行われた研究データの一例です。

投与開始から40週後の体重の変化
マンジェロ(15mg):-11.2kg
オゼンピック(1mg):-5.7kg

マンジェロはオゼンピックの約2倍の減量効果が認められたため、より高いダイエット効果を求める場合にはマンジェロは有力な選択肢となります。

血糖降下薬

血糖降下薬
血糖降下薬とは、血糖値を正常に保つための薬の総称です。
いくつかの種類があり、メディカルダイエットで使用される薬は以下のとおりです。

インスリンを効きやすくする薬

・ビグアナイド薬(BG)

糖の吸収や排泄をコントロールする薬

・SGLT2阻害薬
・αグルコシダーゼ阻害薬(α-GI)

どちらの血糖降下薬も作用は異なりますが、共通して血糖値の上昇や高い状態が続くのを抑えます。
この効果により、血中の糖分が脂肪として溜め込まれてしまうのを防ぐ効果を発揮します。
糖質制限に似たダイエット効果が得られるので、炭水化物中心の食生活が続いている人に適した薬です。

ビグアナイド薬(BG)

ビグアナイド薬(BG)は、「インスリン抵抗性改善薬」にカテゴリされる薬です。
インスリン抵抗性とは、肥満などが原因でインスリンの効き具合が鈍くなる状態で、血糖コントロールの問題につながります。

メディカルダイエットでは、メトグルコ・グリコラン(メトホルミン)という薬が用いられます。
この薬は膵外作用といって、すい臓に作用してインスリンの分泌を促すことなく血糖値の上昇を抑えられるのが特徴です。

膵外作用

糖新生抑制:肝臓で糖が生成されるのを抑制
糖利用促進:筋肉、脂肪組織などで糖分の利用を促す
糖吸収抑制:小腸で糖分の吸収を抑制

肝臓で糖が作られるのを抑えたり、すい臓以外(肝臓・筋肉・脂肪など)に作用して糖の消費を高めます。
さらにメトホルミ・グリコラン(メトグルコ)には、GLP-1の分泌を促進したり、血中のブドウ糖を便といっしょに排泄させる作用があることも報告されています。

SGLT2阻害薬

SGLT2阻害薬は、体内で過剰となった糖を尿といっしょに排泄させて血糖値を下げる薬です。
この作用により糖質制限と似たような効果が得られるため、食事量を変えなくても体重減少効果が期待できます。

メディカルダイエットに用いられるSGLT2阻害薬の種類には、以下の薬が含まれます。

・カナグル
・ジャディアンス
・ルセフィ
・フォシーガ
・スーグラ

それぞれ糖の排泄量に大きな違いはありませんが、用量の調整しやすさや服用タイミングなど、用法用量において異なる特徴があります。
そのため、ご自身のライフスタイルや治療計画に合わせて、最適な種類を選択することが推奨されます。

αグルコシダーゼ阻害薬(α-GI)

αグルコシダーゼ阻害薬(α-GI)は、食べ物に含まれる糖分の分解・消化を遅らせて、食後の血糖値上昇を抑える薬です。
食事により一時的に上昇する血糖値をおだやかにし、インスリンの過剰分泌を防ぎ、血中の糖分が脂肪として蓄積されるのを減少させます。

メディカルダイエットにおいて用いられるαグルコシダーゼ阻害薬(α-GI)には、以下の薬が含まれます。

・グルコバイ(アカルボース)

グルコバイ(アカルボース)は錠剤タイプのほかに、OD錠といって水なしでも服用できるタイプもあります

しかし、グルコバイは2022年11月にメーカーにより販売中止のアナウンスがありました。
そのため代替品としては、「アカルボース錠」というジェネリック医薬品が主な選択肢となっています。

リパーゼ阻害薬

リパーゼ阻害薬
リパーゼ阻害薬は、膵リパーゼという脂肪分解酵素の働きを阻害し、体内に吸収させずに体外へと排泄させる薬です。
カロリーコントロールを容易にしてくれ、ヨーロッパで行われた比較試験では、体重減少、コレステロール、中性脂肪のいずれも明らかな減少が認められています。

リパーゼ阻害薬には、有効成分オルリスタットを含む以下の製品があります。

・ゼニカル
・オブリーン
・アライ

メディカルダイエットでは、海外でも広く使用されるゼニカルを用いるのが一般的です。
日本ではオブリーン(武田製薬)が未発売に終わりましたが、アライは大正製薬が2023年2月17日に厚生労働省から承認を受け、2024年春からスイッチOTC(市販薬)として販売が予定されています。

ゼニカル(オルリスタット)で脂質コントロール|安全かつ効果的な使用のための基本情報

食欲抑制剤

食欲抑制剤
食欲抑制剤は、食欲に関わる中枢神経に作用して食事量をコントロールする薬です。
少量の食事で満腹感が得られ、食事制限をサポートします。

・サノレックス(マジンドール)
・メリディア・リダクティル・リデュース(ジプトラミン)

サノレックス(マジンドール)は、厚生労働省により認可された食欲抑制剤です。
ただ、向精神薬の一種になり、脳などに影響を及ぼすことで依存してしまうおそれがあるので慎重な服用が求められます。

また、メリディア・リダクティル・リデュース(ジプトラミン)は、心血管系へのリスクが高いことから欧米などでは販売が中止になっています。
2007年に日本でもエーザイが承認申請を行っていましたが2009年に却下され、現在では世界的にもほとんど流通していません。

表参道メディカルクリニックで処方しているダイエット薬

表参道メディカルクリニックでは、ダイエットの悩みやニーズに応えられるよう、幅広いダイエット薬を取り扱っています。

ダイエット薬 価格
サクセンダ 44,000円/本
リベルサス 3mg:440円/錠 7mg:880円/錠
カナグル 275円/錠
ゼニカル 308円/錠

さらに漢方薬やダイエットサプリの処方も行っており、部分痩せができる医療痩身マシンを用いた治療も提供しています。
ダイエットに関するさまざまな悩みやご相談は、当院までお気軽にお問い合わせください。

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ダイエット薬についてのまとめ

ダイエット薬にはいくつもの種類があり、太る原因に対してのアプローチも異なります。
基本的には何種類も併用することはできないので、ご自身の体質やダイエットの障害となっている原因を理解し、最適な薬を選択することが大切です。

ダイエットが三日坊主で終わってしまったり、リバウンドや挫折・失敗を繰り返している人は、メディカルダイエットの専門的なサポートを検討してみてください。
当院では医師の監督の下、健康状態やライフスタイルに合わせたダイエットプランの作成も可能です。

よくある質問

Q:ダイエット薬の主な副作用を教えてください。

ダイエット薬の一般的な副作用として、胃腸症状があげられます。
吐き気や嘔吐、下痢などが認められますが、薬の種類によっても副作用は異なります。
症状が現れた場合には、医師の指示に従ってください。

Q:ダイエット薬は安全ですか?

ダイエット薬は医師の管理下であれば、安全に使用することができます。
ただし、副作用が出てしまうこともあるので、デメリットも十分に理解してから治療を行うか検討してみてください。

Q:ダイエット薬は服用期間に制限はありますか?

一部のダイエット薬には服用期間に定めがあります。
また服用期間に定めがない薬であっても、定期的に医師に効果を確認してもらい、治療の継続の必要性について見極めてもらうようにしてください。

Q:ダイエット薬だけで痩せることはできますか?

ダイエット薬だけで痩せることはできますが、食事や運動もできる範囲で行うのが最も効果的です。
最終的にはご自身だけで体型管理できるようになるためにも、できることから生活習慣を見直してみてください。

Q:ダイエット薬をやめるとリバウンドしますか?

ダイエット薬をやめると効果は消えるので、暴飲暴食を繰り返しているとリバウンドします。
理想の体重をキープしたいのであれば、治療中に健康的なライフスタイルを心がけるようにしましょう。

記事の作成者表参道メディカルクリニック編集部
表参道メディカルクリニックの美容情報をお知らせ!メニューやお肌の知識のご参考にお読み下さい。まだ敷居が高いイメージのある美容クリニックをもっと身近に感じて貰うため、美容に馴染みのない方にも分かりやすく発信します。

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