防風通聖散とは?ダイエット効果と副作用、いつから痩せるのか、飲み方も解説

本コラムは「防風通聖散とは何か」を紹介するものです。
まずはダイエット薬として有名な防風通聖散の効果を4つ説明します。
いつから効くのか、適切な飲み方、副作用もお話しするのでぜひご参考下さい。
- その他のダイエット薬について
目次
防風通聖散とは
防風通聖散は、漢方の古典書にも古くから記されている漢方薬です。
18種類もの生薬が配合されており、主に肥満・便秘・肩こり・むくみなどの改善に活用。
美容クリニックでもダイエットをしたいという患者様へおすすめすることがあります。
・防風通聖散に調合されている生薬
生薬とは、薬として使用できる天然の植物、動物、鉱物のこと。防風通聖散には下記の生薬が調合されています。
防風、黄芩、大黄、芒硝、麻黄、
石膏、白朮、荊芥、連翹、桔梗、
山梔子、芍薬、当帰、川芎、薄荷、
滑石、生姜、甘草
防風通聖散の効果
- 脂肪を燃焼する
- 便秘を解消する
- 高血圧を改善する
- 肩こりを解消する
・脂肪を燃焼する
防風通聖散は体を温めて新陳代謝の促進、脂肪細胞の活性化が起こります。
新陳代謝が良くなれば脂肪の分解・燃焼もスムーズになり、脂肪が体内に蓄積しません。
お腹周りにため込んだ皮下脂肪を減らすダイエット効果が期待できます。
・便秘を解消する
防風通聖散には、便通を促進する効果があります。
小林製薬が実施したマウスを対象にした試験では、防風通聖散には余分な脂質を便と一緒に排出する効果があると明らかに。
体内にある水分の巡りが良くなり、便や尿として老廃物を排出するデトックス効果もアップ。
腸内環境が整うと余分な水分や脂質が溜まりにくい身体になります。
・高血圧を改善する
血圧は内臓脂肪が増えると上がりやすくなります。
高血圧はさまざまな病気の原因です。
防風通聖散は内臓脂肪を排出するので、高血圧の予防効果があります。
・肩こりを解消する
体重が重いと身体の筋肉や関節に負担がかかり、肩も凝ってしまいます。
防風通聖散で脂肪を減らせば負担が軽くなり、肩こりを抑えられます。
防風通聖散は1ヵ月で痩せるのか
防風通聖散は一般的に、服用を続けて2週間~1ヵ月ほどすると効果が出ると言われています。
飲んですぐに痩せたいと考えていると、期待するような即効性はないかもしれません。
ただ、薬の効き目というのは、普段の過ごし方や体質次第で個人差があるものです。
防風通聖散を服用しているからといって暴飲暴食や怠惰な生活をしていると当然太りやすくなります。
防風通聖散の飲み方
防風通聖散は1日3回、食前に水もしくはお湯と一緒に服用します。
漢方薬は一般的に、空腹時に服用すると効き目が良いです。
また、仮に飲み忘れた場合でも次の服用で2回分飲むのはいけません。
防風通聖散を飲むのに向いていない人
防風通聖散は水太りよりも脂肪太りの方へ特に効果的です。
体力のある人に向ていおり、虚弱体質の方は慎重に使用しましょう。
便を柔らかくする効果があるので、元から下痢体質の方は余計に下痢の症状が強まる可能性があります。
また、日々の生活習慣も気を付けた上で1か月以上、防風通聖散を使用しても何も効果が見られない方は体質に合っていないかもしれません。
防風通聖散の副作用
- 肝機能障害
- 間質性肺炎
- 腸間膜静脈硬化症
防風通聖散の副作用は、重い症状だと上記が稀にですが起こる場合があります。
吐き気や発熱、動機、発汗過多、下痢などなど、体の不調を感じた場合は使用を止めて医師に相談しましょう。
防風通聖散の購入場所、市販品の選び方
防風通性散はドラッグストアなどでも購入できる漢方薬です。
様々なメーカーから市販薬が販売されており、製品によって薬の成分量が異なります。
成分量は少ないものでは3,000mg、多いもので6,000mgほど。
成分量が多いほどダイエット効果も高いと考えられますが、その分、副作用も起こりやすくなります。
まずは成分量が少ないものから試して様子を見るのがおすすめです。
防風通聖散でダイエット効果を得よう!
防風通聖散は身体の余計な脂肪や水分を排出して、ダイエット効果を高める漢方薬です。
肥満症や高血圧を防ぐので、見た目だけでなく健康のためにもなります。
ダイエットにお悩みの方はぜひ一度、表参道メディカルクリニックにお越しください。
来院のご予約はもちろん、電話やメールでのお問い合わせもお待ちしています。